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グラスパーによるマイルス生誕90周年トリビュートにエリカ・バドゥ、スティーヴィー、ハイエイタスら集結

Miles Davis & Robert Glasper - Everything's Beautiful

ジャズ・ジャイアンツ、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の生誕90周年にあたる今年、グラミー授賞ジャズ・ピアニスト/プロデューサーのロバート・グラスパー(Robert Glasper)が、トリビュートとしてマイルスの音世界を再構築するリミックス・アルバム『Everything’s Beautiful』を5月にリリースする。

ロバート・グラスパー・エクスペリメント(Robert Glasper Experiment)として発表した2012年発表の『Black Radio』がグラミー賞の最優秀R&Bアルバム部門を獲得、続く『Black Radio 2』収録曲もグラミーの栄誉に輝いたロバート・グラスパー。昨年は、ジャズ/ソウルの伝説的なシンガー、ニーナ・シモン(Nina Simone)のドキュメンタリー『ニーナ・シモン〜魂の歌』(原題『What Happened, Miss Simone?』)に連動したトリビュート・カバー集『Nina Revisited: A Tribute To Nina Simone』のプロデュースを務めたことも話題になったが、今度は偉大なるトランペッター、マイルス・デイヴィスに挑戦する。

マイルス・デイヴィス&ロバート・グラスパー名義となる『Everything’s Beautiful』は、Columbia Recordsの保管庫に遺されたマイルスのオリジナルのマスター音源にアウトテイク音源を使って、豪華なゲスト陣と共にマイルスの音楽を再構築する意欲作。マイルス・デイヴィス・グループにいたジョン・スコフィールド(John Scofield)から、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)、ビラル(Bilal)、エリカ・バドゥ(Erykah Badu)、ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)、ローラ・マヴーラ(Laura Mvula)、レデシー(Ledisi)らに、フォンテ(Phonte Coleman)、故J・ディラ(J Dilla)の弟として知られるイラ・J(Illa J)、ジョージア・アン・マルドロウ(Georgia Ann Muldrow)といったインディで活動している才能、さらに新鋭キング(KING)と幅広いゲストを迎えている。

グラスパーは今作について、「単なるリミックス・アルバムにはしたくなかった。俺が描いていたのは、いかにマイルスの存在が人々に新たなアートを生むインスピレーションを与えてきたか、これを表現することだった」と説明している。マイルス・デイヴィス&ロバート・グラスパー『Everything’s Beautiful』は5月27日発売で、国内盤は日本先行で5月25日発売。ビラルとの“Ghetto Walkin’”がリード・シングルとなる。

またこの『Everything’s Beautiful』は、ドン・チードルが主演・脚本・監督を務めたマイルス伝記映画『Miles Ahead』との連動作でもある。マイルスが一時的に音楽界から引退していた1979年を軸に描かれる同映画は、米で4月1日から公開となるが、この映画の音楽を担当しているのもロバート・グラスパー。公開日となる4月1日に、サウンドトラック『Miles Ahead – Original Motion Picture Soundtrack』も発売される。こちらは、1956年から1981年に発売されたマイルスの代表的ナンバー11曲に加え、映画の劇中セリフ、そしてロバート・グラスパーが映画のために書き下ろした新録5曲を収録。

グラスパーによる新曲の中でも、“What’s Wrong With That?”は、ドン・チードル演じるマイルスが今もし生きていて、グラスパーにハービー・ハンコック(Herbie Hancock)、ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)、ゲイリー・クラーク・ジュニア(Gary Clark, Jr.)、エスペランサ(Esperanza Spalding)、アントニオ・サンチェス(Antonio Sanchez)らと共演したらどうなるか?をイメージして作られたものだとか。劇中でドン・チードルの代わりにマイルスのトランペットを実際に吹いているのは、ディアンジェロ(D’Angelo)との共演でも知られるキーヨン・ハロルド(Keyon Harold)で、グラスパーとキーヨン・ハロルドらによる曲も収録され、エンド・タイトルで流れる“Gone 2015”ではラッパーのファロア・モンチ(Pharoahe Monch)がゲストに迎えられている。

映画『Miles Ahead』は日本では12月公開予定。サウンドトラック『Miles Ahead – Original Motion Picture Soundtrack』の日本盤は4月27日発売となっている。


『Everything’s Beautiful』
1. Talking Shit
2. Ghetto Walkin’ (feat. Bilal)
3. They Can’t Hold Me Down (feat. Illa J)
4. Maiysha (So Long) [feat. Erykah Badu]
5. Violets (feat. Phonte)
6. Little Church (feat. Hiatus Kaiyote)
7. Silence Is the Way (feat. Laura Mvula)
8. Song for Selim (feat. KING)
9. Milestones (feat. Georgia Ann Muldrow)
10. I’m Leaving You (feat. Ledisi & John Scofield)
11. Right On Brotha (feat. Stevie Wonder)


『Miles Ahead – Original Motion Picture Soundtrack』
1. Miles Ahead
2. Dialogue: “It takes a long time…” (*)
3. So What
4. Taylor Made – Taylor Eigisti
5. Dialogue: “Listen, you talk too goddam much…” (*)
5. Solea (excerpt)
6. Seven Steps To Heaven (edit)
7. Dialogue: “If you gonna tell a story…”(*)
8. Nefertiti (edit)
9. Frelon Brun
10. Dialogue: “Sometimes you have these thoughts…”(*)
11. Duran (take 6) (edit)
12. Dialogue: “You own my music…”(*)
13. Go Ahead John (part two C)
14. Black Satin (edit)
15. Dialogue: “Be musical about this shit…”(*)
16. Prelude #II
17. Dialogue: “Y’all listening to them…?(*)
18. Junior’s Jam – Robert Glasper, Keyon Harrold, Marcus Strickland
19. Francessence – Robert Glasper, Keyon Harrold, Elena Pinderhughes
20. Back Seat Betty (excerpt)
21. Dialogue: “I don’t like the word jazz…” (*)
22. What’s Wrong With That? – Don Cheadle, Robert Glasper, Gary Clark, Jr., Herbie Hancock, Keyon Harrold, Antonio Sanchez, Esperanza Spalding, Wayne Shorter
23. Gone 2015 – Robert Glasper, Keyon Harrold, Pharoahe Monch