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ジェイ・ショーンの著作権料未払い問題でCash Moneyが敗訴 110万ドル支払いへ

Jay Sean

全米チャート1位を獲得するなどの大ヒットとなった“Down”など、インド系英国人シンガーのジェイ・ショーン(Jay Sean)がCash Money Records所属期に発表した楽曲の著作権使用料が未払いのままとなっているとCash Moneyが訴えられていた問題で、Cash Money側が敗訴し、およそ110万ドル(およそ1億2000万円)の支払いを命じられたことが明らかになった。

これは、ジェイ・ショーンが2008年に発表した『My Own Way』から彼を支えてきたプロデューサー・デュオ=J・レミー&ボビー・ベース(Jeremy “J-Remy” Skaller & Robert “BobbyBass” Larow)によるプロダクション、Orange Factory Musicが、Cash Moneyに対し訴訟を起こしていたもの。

ジェイ・ショーンは、母国イギリスでの成功を経て2008年末にCash Moneyと契約し、翌年、Cash Money所属の人気ラッパー、リル・ウェイン(Lil Wayne)をゲストに迎えた全米デビュー・シングル“Down”が大ヒット。同年、“Down”を含む全米デビュー作『All Or Nothing』をリリースし、セカンド・シングル“Do You Remember”も全米チャート最高10位のヒットを記録している。その後、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)との“2012 (It Ain’t The End)”、リル・ウェインとの“Hit The Lights”と発表するも、Cash Moneyからの新作リリースは幾度も延期され、最終的に2013年になって『Neon』というタイトルでリリース。商業的にも不振に終わり、2014年にCash Moneyとの契約を終了している。

ジェイ・ショーンは、Cash Moneyとの契約終了を円満なものだと発表したが、しかし2014年11月、“Down”や“Do You Remember”、“2012 (It Ain’t The End)”、“Hit The Lights”など数々のジェイ・ショーンのヒットを手がけてきたOrange Factory Musicが、Cash Moneyを提訴。2年前から著作権使用料の支払いが滞っているという。先日には、“2012 (It Ain’t The End)”、“Hit The Lights”など、日本限定盤『So High (Japanese Edition)』に収録された彼ら制作の楽曲について、Orange Factory Musicと契約が結ばれないままCash Moneyが無断で認可し、発売されていたことも明らかになった。

そして先日、全面的にOrange Factory Music側の訴えが認められ、21日以内におよそ110万ドル(およそ1億2000万円)を支払うようCash Money側に言い渡されたことが分かった。これは、“Down”、“Do You Remember”など『All Or Nothing』収録の8曲の使用料未払いに加え、Orange Factory Musicと契約が結ばれないままリリースされた“2012 (It Ain’t The End)”、“Hit The Lights”などの楽曲にJ・レミー&ボビー・ベースの権利を認め、その印税の50%をOrange Factory Music側に支払うものとなる。

リル・ウェイン、ドレイク(Drake)、ニッキー・ミナージュといったスター・ラッパーたちを抱えるCash Moneyだが、一方で数々の法的トラブルを起こしており、過去にもマニー・フレッシュ(Mannie Fresh)、バングラデシュ(Bangladesh)などのプロデューサーが未払いの著作権料を求めて訴訟を起こしている。また2014年にタイガ(Tyga)、バスタ・ライムス(Busta Rhymes)、ミスティカル(Mystikal)、リンプ・ビズキット(Limp Bizkit)らが相次いで離脱したのに続き、昨年初頭にはついにリル・ウェインも、契約解除と巨額の未払い金を求めてCash Moneyを提訴し、大きな話題に。リル・ウェインとは今年に入って和解した様子が伝えられているが、訴訟はまだ取り下げられていないと見られている。

なお、Cash Moneyを離れ、2014年11月に無料ミックステープ『The Mistress II』を発表したジェイ・ショーンは、Sony Music Entertainmentとのメジャー契約を結んだことを先日アナウンスしており、ショーン・ポール(Sean Paul)をゲストに迎え、マキシ・プリースト(Max Priest)の1990年の世界的ヒット“Close To You”を借用したニュー・シングル“Make My Love Go”を今月リリースしたばかりと、新たなスタートを切っている。