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ガガ、アリアナ、ジャネル・モネイら女性アーティストが続々とケシャに応援の声 テイラー・スウィフトは2800万円を提供

Ke$ha

Tik Tok”、“We R Who We R”、“Die Young”などのヒットで知られる人気ポップ歌手のケシャ(Kesha)が、これらのヒットを手がけたプロデューサーのドクター・ルーク(Dr. Luke)に性的虐待を受けたと訴え、契約解除を要求している件で、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)ら人気女性歌手がケシャをサポートする動きを見せている。

ドクター・ルークは、ケイティ・ペリー(Katy Perry)“I Kissed A Girl”、“California Gurls”、“Teenage Dream”、“Part Of Me”、“Roar”、“Dark Horse”などを始め、アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavine)“Girlfriend”、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)“Wrecking Ball”など数々の全米ナンバーワン・ヒットをプロデュースしてきたポップ界の売れっ子。2005年、18歳のときにドクター・ルークの目に留まり、彼のレーベル Kemosabe Recordsと契約したケシャは、フロー・ライダー(Flo Rida)が2009年に発表した大ヒット・シングル“Right Round”にフィーチャーされて鮮烈なデビューを飾り、同年発表した自身の正式なデビュー・シングル“Tik Tok”が9週連続で全米チャート1位、デビュー・アルバム『Animal』も全米チャート初登場1位となるなど、一躍ポップ・スターの仲間入りを果たした。

しかし2013年、ドクター・ルークがケシャのキャリアを完全にコントロールし、アルバム8枚の契約で彼女のクリエイティヴィティを縛っているとして、ケシャのファンが「ケシャを解放せよ」(Free Ke$ha)とする署名運動を行い、またケシャの母親もドクター・ルークを非難し始めるなど両者の関係が悪化。制作が進められていたフレーミング・リップス(The Flaming Lips)とのコラボレーション・アルバム『Lip$ha』も、具体的な理由の説明なく中止された。フレーミング・リップスのウェイン・コイン(Wayne Coyne)は、「ドクター・ルークのせいだろ!?」というファンのツイートをリツイートするなどしていたため、これもドクター・ルークによる干渉や契約による制限が原因だったと見られている。

そして翌2014年10月、ケシャは、10年以上前から複数回にわたって性的暴力、セクシャル・ハラスメント、心理的虐待などを受けたとしてドクター・ルークを提訴。薬物により意識を失わせ、レイプされたなどと訴え、契約の解除を要求した。これに対しドクター・ルーク側は、ケシャ側の訴えを全面否認し、契約期間を短縮したがっているケシャ側による名誉棄損だとして反訴。真っ向からぶつかり合う形となった。同年12月、ドクター・ルーク側は、ケシャが性的虐待を受けたと主張している時期の数年後にあたる2009年にケシャからドクター・ルーク宛てに贈ったバースデー・カードなどを証拠として提出。性的虐待についてケシャ側の主張に曖昧な点が多く、また時間が経ち過ぎているのが不自然だと反論した。一方でケシャ側は、今回の問題について、ケシャおよびドクター・ルークのKemosabeと契約しているRCAの親会社にあたるSony Music Entertainmentに対して訴訟を拡大。ドクター・ルークの行為を知っていたにも拘わらず目をつぶり、調査も怠ったなどとしてSonyの責任も問う姿勢を見せた。

しかし先週19日、ニューヨーク州高位裁判所は、このままでは音楽活動ができないとしてケシャ側が求めていた、契約解除命令の請求を却下。6000万ドルをケシャのキャリア形成に投資し、またドクター・ルーク無しでのレコーディングも許されていたとするドクター・ルーク側の主張が認められ、裁判官は、この契約について、しっかりと交渉された上で締結されたものであり、契約保持は商業的に理に適っているとした。

この判決を受けて、レディー・ガガ、アリアナ・グランデ、ジャネル・モネイ(Janelle Monae)、ロード(Lorde)、リリー・アレン(Lily Allen)、ホールジー(Halsey)、アレッシア・カーラ(Alessia Cara)、イギー・アゼリア(Iggy Azalea)といった女性アーティストが一様にケシャを応援するコメントを発表。ガガは、「ケシャ、あなたを愛する人たちは世界中にいるわ。そして、私はあなたの勇気に畏敬の念を抱いている」と述べ、アレッシア・カーラは「ケシャの件を聞いて本当にがっかり。どんな人でも、虐待者から逃れる自由や、クリエイティヴの自由を否定されてはいけない」などとコメントした。ジャネル・モネイも、「他のアーティストの問題にコメントしないようにしているけど」と前置きしながら、判決について疑問を呈している。

さらにテイラー・スウィフトは、ケシャに25万ドル、およそ2800万円を提供すると発表。テイラーの広報は、「テイラー・スウィフトは、この試練の時の間の経済的な助けになればと25万ドルをケシャに寄付しました」と声明を発表しており、大々的にケシャへのサポートの姿勢を見せている。