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「ブラック・ミュージック版ジョニ・ミッチェル」と評される新星、エスカが日本デビュー [全曲フル試聴可]

Eska - Eska

昨年、その年最高のアルバムを選出する〈Mercury Music Prize〉にノミネートを受け、一躍脚光を浴びたロンドンの新進女性シンガー・ソングライター、エスカ(ESKA)が、話題のデビュー・アルバム『ESKA』を日本で17日に発売した。

ジンバブエ生まれ、サウスロンドン育ちのエスカは、9歳のときに学校でバイオリンに触れ、無料レッスンを受けるうちに楽器演奏の魅力を知り、後に奨学生としてロンドンのコンセルバトワール音楽学校で学ぶように。また、幼少期からレコーダーを使って遊んでいたという彼女は、学校のコーラス・グループにも参加し、15歳でゴスペルに出会うなど歌も学んでいく。さらには経済学校で数学も学び、学位を手にしている。クラシックだけでなく、父親の影響でジャズも聴いていたエスカは、ジョイ・デナラーニ(Joy Denalane)やザップ・ママ(Zap Mama)のプロデュースでも知られる英音楽プロデューサーのアンソニー・ティッド(Anthony Tidd)が率いるジャズ・バンドにも参加した。

その後、小学校の教師になった彼女は、一時はプロデューサー、ソングライターとして音楽活動もしていたものの、また教育の現場に戻るなどしていたが、2007年から本格的に音楽活動を再開。マネージャーも広報担当もいない中で彼女のライブ・パフォーマンスは評判を呼び、メディアで取り上げられるように。鬼才マシュー・ハーバート(Matthew Herbert)率いるビッグ・バンドでも歌うようになり、2010年には教師を辞めて音楽活動に専念するようになった。その前年には、マシュー・ハーバートのレーベルからデビューした英バンド=ジ・インヴィジブル(The Invisible)のデビュー作で、後に〈Mercury Music Prize〉候補にもなった『The Invisible』にバックコーラスとして参加。ジ・インヴィジブルのメンバーで、ジェシー・ウェア(Jessie Ware)のプロデュースでも知られるデイヴ・オクム(Dave Okumu)とは長年の友人で、デイヴ・オクムとマシュー・ハーバートをプロデューサーに据え、2013年に初のEP『Gatekeeper』をリリースした。

すると、R&Bのブラックネスを秘めながらもフォーキーで、ジャズやエレクトロニカ、ロック、クラシックなどの影響も混ざり合った豊穣な音楽性が高く評価され、ジェイミー・カラム(Jamie Cullum)が自身のラジオ番組で、「信じられないほど素晴らしい」と絶賛して彼女の曲をオンエアし、ローラ・マヴーラ(Laura Mvula)が「イギリス最高の女性シンガー」と讃え、世界的な選曲家ジャイルス・ピーターソン(Giles Peterson)も「今、イギリスでもっとも重要なシンガーのひとりだ」と述べるなど賛辞が続き、グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)からコラボレーションのオファーも届いたという。

そして2015年、44歳にして待望のデビュー・アルバム『ESKA』をリリース。マシュー・ハーバート、デイヴ・オクムに、さらにケニアと英国の混成バンド=オウニー・シゴマ・バンド(Owiny Sigoma Band)のルイス・ハケット(Louis Hackett)がプロデューサーとして参加したこのアルバムも、ジョニ・ミッチェルやケイト・ブッシュ、ローラ・マヴーラなどと比較されるオルタナティヴ・ソウル・ミュージックとして絶賛され、英国最高の音楽賞である〈Mercury Music Prize〉の候補にも選ばれている。この話題のデビュー作が、ついに日本盤として登場。『Gatekeeper』に収録された“Red”を含む2曲をボーナストラックとして加えた形で、今週17日に発売された。ひとつのジャンルでは説明しがたい、長い年月をかけて溶け混ざり合い、独自の深い味わいと香りをもった「エスカ・サウンド」、日本でも話題になる日は近そうだ。


1. This Is How A Garden Grows
2. Gatekeeper
3. Rock Of Ages
4. Boundaries
5. She’s In The Flowers
6. Shades Of Blue
7. Heroes & Villains
8. To Be Remembered
9. Dear Evelyn
10. So Long Eddy
11. Red [*日本盤ボーナストラック]
12. Dear Evelyn (Song Version) [*日本盤ボーナストラック]