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夫ロドニー・ジャーキンスが全面バックアップ、ジョイ・エンリケスが10年ぶり新作を発売

Joy Enriquez - The Call

マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)、ビヨンセ(Beyonce)、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)など数々のスターを手がけ、近年はサム・スミス(Sam Smith)のグラミー授賞曲にも関わった大御所プロデューサーのロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)。彼の妻で、2000年の“Tell Me How You Feel”のヒットでも知られる女性シンガー、ジョイ・エンリケス(Joy Enriquez)が久々の新作『The Call』を1月に発売した。

TVオーディション番組への出演などをきっかけにLaFace Recordsとの契約を獲得したジョイ・エンリケスは、1998年に発表されたホイットニー・ヒューストンとマライア・キャリー(Mariah Carey)のデュエット“When You Believe”のバックコーラスを務め、翌年、映画『アンナと王様』の主題歌“How Can I Not Love You”を担当。2000年にデビュー・シングル“Tell Me How You Feel”をリリースすると、サンプリング定番となるロウエル(Lowrell)“Mellow Mellow Right On”を使ったキャッチーなトラックに、宇多田ヒカルを思わせるハスキーな歌声で、特に日本を始め米国外で話題に。その結果、デビュー・アルバム『Joy Enriquez』はまず国外で2001年1月に発売され、後にビヨンセが関わった新曲などを加えた新装版で全米デビューに至った。

2004年4月には、デビュー作で出会ったロドニー・ジャーキンスと結婚。その後、牧師の父を持ち、ゴスペル作品にも数々関わるロドニーの全面バックアップで、ゴスペル/クリスチャン・ミュージックへと転向したセカンド・アルバム『Atmosphere Of Heaven』を2006年に発売した。自主レーベルからのリリースだったためあまり知られていないが、当時ロドニーが手がけたビヨンセ“Deja Vu”などを思わせる生演奏も取り入れたサウンドなど、R&B色の強い内容でもあったことから熱心なR&Bファンやコンテンポラリー・ゴスペルのファンのあいだで高く評価されている。

2008年には第一子となる男の子ロドニー・ジャーキンス・ジュニア(Rodney Jerkins, Jr.)を、翌年には娘のヘヴンリー・ジョイ(Heavenly Joy Jerkins)を出産し、2012年に第三子、昨年は第四子と子宝にも恵まれた一方で、フォレスト・ウィテカーら主演の映画『マイファミリー・ウェディング』(原題『Our Family Wedding』)や、人気リアリティ番組『Dance Moms』などに楽曲を提供するなど、家庭を優先しながらも音楽活動を続けており、2013年には自身のリアリティ番組『House Of Joy』に合わせ、サウンドトラックのような形式で8曲の新曲を収録した同名のEPもリリース。そして、ついにスタジオ・アルバムとしては実におよそ10年ぶりとなるニュー・アルバム『The Call』が発売となった。

EP『House Of Joy』同様にロドニーと彼女によるゴスペル/クリスチャン・レーベル Lifestyle Music Groupからのリリースということもあって、夫ロドニー・ジャーキンスが全面的にプロデュース。今回は、リード・シングルの“Hallelujah”を始め、“Shine”や“O’ Happy Day”など、アヴィーチー(Avicii)とアロー・ブラック(Aloe Blacc)の大ヒット“Wake Me Up”を思わせるような、バンジョーやアコースティック・ギターの音色が響くアップ・ナンバーが印象的だが、アルバム全体としてポップ色を強めながらも、ロドニーがアレンジに関わったバージョンがグラミー賞のレコード・オブ・ザ・イヤーとソング・オブ・ザ・イヤーに輝いたサム・スミスの名曲“Stay With Me”を想起させる“Shelter”や、カナダのクリスチャン・アーティスト、マット・マー(Matt Maher)のヒット“Lord I Need You”など、ジョイのソウルフルな歌声が生きたゴスペルを強く感じさせる曲もある。

制作陣にはロドニーのほか、カニエ・ウェスト(Kanye West)、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)とコラボレーションしたリアーナ(Rihanna)のヒット“FourFiveSeconds”などに関わったカービー・ローレン(Kirby Lauryen)がロドニーと共にほとんど全曲のソングライティングに関与。テイマー・ブラクストン(Tamar Braxton)最新作で大半の曲を手がけたTC (Tiyon Christian)も“Imagine That”に関わっている。

また、リード曲“Hallelujah”には、カニエ・ウェスト新作への参加も噂されるゴスペル・スター、カーク・フランクリン(Kirk Franklin)、そしてYouTubeなどで話題になったバイオリニスト、リンジー・スターリング(Lindsey Stirling)がゲストに招かれているが、この新作は夫だけではなく子供たちも活躍。オリジナル曲となるオープニング・ナンバー“O’ Happy Day”の終盤では、ゴスペルの定番曲“Oh Happy Day”に変わり、ロドニーとジョイの子供たち4人も歌っている。このパートは『天使にラブ・ソングを 2』へのオマージュが込められているようで、6歳になる長女ヘヴンリー・ジョイと見られるリードの歌声は、劇中のライアン・トビー(Ryan Toby)のように最初こそ控えめだが、途中から力強くなり、周囲を驚かせるような超高音のフェイクまで飛び出すという演出。ヘヴンリーは、続く“Shine”の終盤でもフィーチャーされているが、オーディション番組『America’s Got Talent』を始めTV番組などにも出演、その歌声が話題を集めており、すでに歌手としてデビューもしている。“Hallelujah”のビデオでも子供たちの姿が映されており、今回の新作はジャーキンス家のファミリー・アルバムとも言えそうだ。

1. O’ Happy Day
2. Shine (feat. Heavenly Joy)
3. Conquer
4. Hallelujah (feat. Kirk Franklin & Lindsey Stirling)
5. Walking On Water
6. Shelter
7. The Call
8. 70,000
9. Lord I Need You
10. Nothing But The Blood
11. Imagine That
12. Wonderful
13. Hosana (The Greatest Hero)
14. Hallelujah (Spanish Version)