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マックスウェル、待望の新作『サマーズ』がほぼ完成 今夏リリースか

Maxwell

2009年に8年ぶりの新作『BLACKsummers’night』を発表し、自身初のグラミーの栄冠を手にした人気ソウル・シンガーのマックスウェル(Maxwell)だが、長らく待たれていた続編『blackSUMMERS’night』が間もなく発表される予定であることが明らかになった。

これは、今年4月にデビュー・アルバム『Maxwell’s Urban Hang Suite』が発売20周年を迎えるのを記念して行われたEssence誌によるインタビューで明らかになったもの。「BLACKSUMER’SNIGHT」3部作として3作を連続リリースするという構想が発表されていたものの、グラミー賞の最優秀R&Bアルバムに輝いた『BLACKsummers’night』を発表して6年半、待たれる『blackSUMMERS’night』はいまだ姿を見せない。だが、Essence誌によれば、すでにこの新作はほぼ完成しており、Essence誌編集部はすでに先行試聴をしたのだという。

記事によれば、ファースト・シングルは“Lake By The Ocean”という曲になることがすでに決まっているようだが、マックスウェルは新作に収録予定の他の楽曲についても語っており、「アルバムには“Hostage”という曲もある。それから“Orphan”って曲も。これはアルバムのオープニングを飾るのに相応しい曲で、自分がどんな人間か、どんな人生を送ってきたかを語っている曲だ。とてもアップテンポでね。“Three”って曲もあって、これは超ファンキー」などとコメント。また、2014年の米Rolling Stone誌のインタビューでは、デビュー作にも関わったシャーデーのステュアート・マシューマン(Stuart Matthewman of Sade)や盟友ホッド・デイヴィッド(Hod David)など「今も同じ人たちと仕事している」と話していたが、やはりステュアート・マシューマンが新作でも関わっているようで、「ステュアート・マシューマンとは、“Lost”や“Listen Here”という曲を作った」と語った。マックスウェルは、2013年に“Gods”という曲のデモ音源を公開しているほか、7曲のトラックリストを明かしているが、その中には“Lake By The Ocean”や“Hostage”の名もあった。

『blackSUMMERS’night』の具体的な発売時期は明かされていないが、「ニュー・アルバムが間もなく出るってことで興奮しているよ」と、“カミングスーン”であることを認めている。タイトルに合わせるとすれば、今夏のリリースの可能性が高そうだ。また、過去には新作について、「前作よりもっと“ハイファイ”になっている。エレクトロニックとは言いたくない。じゅうぶんソウルフルだと思うし、ストリングスや生楽器の音もあるから。でも1枚目(『BLACKsummers’night』)よりもうちょっとトリッピー。最初のBLACKはソウルだったから、本当に王道な感じにしたかった。今回のアルバムは、要素は同じだけれど、もうちょっと……なんていうか、サイボーグ風な感じなんだ」と話していたが、今回のインタビューでも、「フレッシュで、これまでとは違う作品」と述べ、この取材が1996年に発売されたデビュー作の発売20周年企画ということもあって、「1996年に出そうな感じではないと思うよ。そんな印象はしないと思う。少なくとも、そう思わないことを願っている(笑)」と付け加えている。

制作が長引いたことについては、17歳のときに読んだというマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の伝記『マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル』で印象的だったという「急ぐことで失敗する道もある。時間をかけることで成功する道もある」というマーヴィンの言葉を引用して説明。また、「いとこが亡くなり、祖母が亡くなり……自分も40歳になって。今は42だけど、人生の新たな岐路に立っていて、精神的にも成長したし。それにこれからの10年のことも考えていて、何に挑戦しようとか……」などと心境を明かし、世界中を旅することで様々な経験を積み、それが音楽に反映されるという考えを示した。

なおマックスウェルは最後に、俳優ネイト・パーカーが監督・主演・脚本・プロデュースを務める映画『The Birth Of A Nation』について触れ、「サウンドトラックをやる予定なんだ。映画にインスパイアされたサウンドトラックになる。めちゃくちゃ楽しみだよ」とも語った。この映画は、19世紀に奴隷反乱を蜂起した黒人奴隷のナット・ターナーを描く伝記映画で、先月開催されたサンダンス国際映画祭でグランプリと観客賞のW受賞を成し遂げ、同映画祭史上最高額となる1750万ドル(およそ20億円)でFox Searchlight Picturesが世界配給権を落札したことで大きな話題となっている作品だけに、マックスウェルとしても大きな仕事となりそうだ。