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リアーナ新作、無料DLが14時間で100万件突破 3曲追加のデラックス版も発売に 

Rihanna - ANTI deluxe

これまでにグラミーを8度受賞したポップの女王リアーナ(Rihanna)が、2012年11月発表の『Unapologetic』以来となる3年以上ぶりとなるニュー・アルバム『ANTI』を無料ダウンロードできる形でリリースしたことが大きな話題となっているが、わずか14時間のうちに100万回以上ダウンロードされたという。

リアーナは、米時間で今週27日水曜に人気ラッパーのドレイク(Drake)をゲストに迎えた新曲“Work”を発表すると、その深夜に、ジェイ・Z(Jay Z)ら主導による体制で昨春から新スタートを切った定額制ストリーミング・サービスで、リアーナも共同オーナーのひとりに名を連ねているTIDALにて新作『ANTI』の先行公開をスタート。その後リアーナが、Twitterで「ファンへの贈り物」と述べ、TIDAL上で無料ダウンロードできるコード「ANTI」を明かした。この無料ダウンロードは、256kbpsのmp3版に加え、CD品質とほぼ同等のFLACで配布されており、TIDAL自体は日本でサービスインしていないものの、日本からでもダウンロード可能だったこともあって大きな話題に。29日金曜にはiTunesでの発売がスタートしたことでダウンロードは終了しているが、プレスリリースによれば、無料で公開されたおよそ14時間のあいだで、100万件以上ダウンロードされたという。

リアーナ陣営は、昨年10月末にSamsungとのパートナー契約を結んでおり、新作『ANTI』から来月26日から始まるワールド・ツアーのスポンサー料として2500万ドル(およそ30億円)もの巨額の契約金を手にしたとされている。Roc NationやTIDALのボスであるジェイ・Zもまた、2013年に発表した最新作『Magna Carta…Holy Grail』のリリースの際にSamsungと提携、100万枚をSamsungに購入させ、Samsungのスマートフォン・ユーザー限定で100万枚ぶんを無料配布するという施策を行ったことがある。

もっとも、『ANTI』を27日夜にTIDALで先行発表したのは、想定外だったようだ。米Billboard誌の報道によると、27日に予定どおり先行シングル“Work”をリリースしたほんの数時間前まで、まだ『ANTI』はマスタリングの最中だったとか。そして、昨年7月から世界的に発売日が金曜日に統一されていることもあって、本来は29日金曜にアルバムを解禁するはずだったのだが、誤って27日に一度TIDALで出てしまっており、一旦は削除したものの、一部ユーザーが試聴音源をSNSを通じて広めてしまったため、急きょ2日で前倒しで正式に27日夜にTIDALでリリースされることになったという。こうしたことから、14時間限定とはいえ無料で配布したのも、当初から予定していたことではなかったものと見られる。

『ANTI』は29日金曜にiTunesで有料配信がスタートしたが、無料公開版と同じ、全13曲のスタンダード版に加え、3曲が追加されたデラックス・エディションも同時発売となっている。追加曲のひとつ“Goodnight Gotham”は、当初“Only If For A Night”という曲名で知られ、昨年広告塔に抜擢されたリアーナがディオールのプロモーション映像に提供していたもので、フローレンス・アンド・ザ・マシーン(Florence + The Machine)の“Only If For A Night”をサンプリングした曲。しかし、カニエ・ウェスト(Kanye West)、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)とのコラボレーションとなる“FourFiveSecondsや、“Bitch Better Have My Money”、“American Oxygen”といった昨年発売の先行シングルはデラックス版でも収録されていない。なお、『ANTI』のCD盤は2月5日金曜に発売される予定で、日本国内盤が2月10日水曜に発売になることも発表された。

『ANTI』には、“Work”に参加したドレイクに加え、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)らを擁するTop Dawg Entertainment所属の女性R&Bシンガー、SZAがゲスト・アーティストとして参加。プロデュースには、ボーイ・ワンダ(Boi-1da)、ジェフ・バスカー(Jeff Bhasker)、シェイ・テイラー(Shea Taylor)、ミック・シュルツ(Mick Schultz)、ヒット・ボーイ(Hit-Boy)、DJマスタード(DJ Mustard)、ティンバランド(Timbaland)、ノーI.D.(No I.D.)、ブライアン・ケネディ(Brian Kennedy)らが招かれており、ソングライティングで、恋人と噂されるトラヴィス・スコット(Travi$ Scott)や、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)、ザ・ドリーム(The-Dream)、ジェイムス・フォントルロイ(James Fauntleroy)、ビビ・ブレリー(Bibi Bourelly)らが関わっている。

2014年に、デビュー以来ずっと所属していたDef Jam Recordingsを離れ、ジェイ・Z率いるRoc Nationとの提携という形で自主レーベル Westbury Road Entertainmentを設立したリアーナは、昨年1月にカニエ・ウェスト、ポール・マッカートニーとの“FourFiveSeconds”をサプライズ・リリースし、全米チャート最高4位のヒットを記録。さらに“Bitch Better Have My Money”、“American Oxygen”とシングルを連続リリースし、昨年10月には新作のタイトルが、「反対する」、「反○○」、「アンチ○○」といった意味の『Anti』(読みはアンタイ)になると発表。イスラエル出身の画家/彫刻家のロイ・ナカムとのコラボレーションによるアートワークもお披露目され、「カミングスーン」と告知するなど、新作への期待を高めていたものの、完成が遅れていた。

Billboardによると、“American Oxygen”をリリースした昨年4月頃にはすでにSamsungと契約済みで、当初は昨年6月に発売し、夏にツアーを行う予定だったという。しかしアルバムが完成していなかったことや、ツアーのブッキングがうまいくいかなかったことで、発売は一旦9月に延期。リアーナがさらにレコーディングを続けたことでさらに延期し、米国内でのセールスが過熱するブラック・フライデーの11月27日などが考えられていたが、アデル(Adele)の復活作『25』が11月リリースになったため、さらに延期されることになったとか。結果的にSamsungとのキャンペーンもなかなか始めることができず、11月になってようやく「ANTIdiaRy」と題した連続プロモーション・キャンペーンを開始し、今年2月に世界ツアーを行う予定であることが発表された。リアーナは『ANTI』制作にあたって、複数のエンジニアを交代制で常駐させ、24時間体制でレコーディングを続けたとされ、18ヶ月間に及んだアルバム制作期間にかかったコストは、エンジニアの人件費だけで30万ドル(およそ3600万)以上と見られているという。

Work (feat. Drake)
リアーナ
ポップ, ミュージック
¥250

1. Consideration (feat. SZA)
2. James Joint
3. Kiss It Better
4. Work (feat. Drake)
5. Desperado
6. Woo
7. Needed Me
8. Yeah, I Said It
9. Same Ol’ Mistakes
10. Never Ending
11. Love On The Brain
12. Higher
13. Close To You

[deluxe]
14. Goodnight Gotham
15. Pose
16. Sex With Me