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ジェイ・Z&ティンバランド、99年のヒット「ビッグ・ピンピン」の著作権問題を巡る裁判で勝訴

Jay-Z & Timbaland

大御所ラッパーとなったジェイ・Z(Jay Z)が1999年に発表し、ヒットを記録した“Big Pimpin’”が著作権を侵害しているとして訴えられていた問題で、裁判所は原告の訴えを棄却した。この訴訟は2007年に端を発しており、8年越しでの決着となる。

問題となっていた曲は、ジェイ・Zが1999年に発売したヒット・アルバム『Vol. 3… Life and Times of S. Carter』に収録され、翌2000年に全米チャート最高18位、R&B/ヒップホップ・チャートで最高6位のヒットを記録した“Big Pimpin’”。今や世界的ヒットメイカーとなったティンバランド(Timbaland)が手がけたもので、米Rolling Stone誌が2010年に発表した「史上最高の500曲」にも選出された代表曲だ。同曲は1957年にエジプト人音楽家バリー・ハムディ(Baligh Hamdi)が作曲した“Khosara Khosara”をサンプリングしているのだが、この曲の著作権を巡って以前からトラブルになっていた。

元々ティンバランドは中東音楽のコンピレーションを聴いて“Khosara Khosara”を知り、パブリックドメインの楽曲だと思って“Big Pimpin’”でサンプリングしたという。その後、同曲の著作権を保有しているというEMI Arabiaの訴えにより、パブリックドメインでなかったことが明らかに。ティンバランドは2002年までに、使用料として当時10万ドルをEMI Arabiaに支払った。

これで解決したかと思われていたが、2007年にバリー・ハムディの親族が提訴に動きだした。ハムディの相続人たちは、2002年にアメリカにおける“Khosara Khosara”の権利関係についてEMIとサイン済みだったが、サンプリングやTV番組での使用などのライセンス供与については認めていないと否定し、ジェイ・Zの“Big Pimpin’”は無断で“Khosara Khosara”を使用していると主張。正当に許諾を得、使用料も支払っているとするジェイ・Z&ティンバランド側と真っ向から対立した。

訴訟社会のアメリカにおいても珍しい長期の法的トラブルとなったこの問題だが、今年10月になって裁判が開廷。そして今週21日、裁判官は陪審裁判まで待たずに原告の訴えを棄却するとした。AP通信などの報道によれば、原告について、ジェイ・Z&ティンバランド側を訴えるだけの権利が認められないと判断されたという。8年越しでの決着にジェイ・Zの弁護士は、「私の依頼人は、この決定に喜び、満足しております」とコメントを発表。しかし一方で原告側の弁護士は、「これは明らかにおかしい。控訴する」と息巻いているという。