bmr

bmr>NEWS>DJジャジー・ジェフ、ウィル・スミスとの新作について語る 「復活は完璧なタイミング」

NEWS

DJジャジー・ジェフ、ウィル・スミスとの新作について語る 「復活は完璧なタイミング」

Jazzy Jeff

ハリウッド俳優として活躍しているウィル・スミス(Will Smith)が、先日ラッパーとしての本格的な活動再開に向けて動き出していることを明かし、盟友DJジャジー・ジェフ(DJ Jazzy Jeff)との世界ツアーも計画中と語っていたが、ジャジー・ジェフがこのツアー計画について認め、ウィル・スミスとの新作制作について口を開いた。

『メン・イン・ブラック』、『バッドボーイズ』シリーズや、アカデミー主演男優賞候補となった『ALI アリ』、『幸せのちから』など、今やハリウッドのドル箱俳優として知られるウィル・スミスだが、元々はフレッシュ・プリンス(Fresh Prince)というMC名を名乗り、ジャジー・ジェフとのタッグで活躍、史上初のラップ作品でのグラミー受賞を成し遂げ、90年代半ばにはソロ名義で数多くのポップ・ヒットを放った人気ラッパーだ。

2005年作『Lost And Found』以降は音楽活動からほぼ離れていたが、先日、コロンビアのグループ=ボンバ・エステーレオ(Bomba Estéreo)の“Fiesta”のリミックスにゲスト参加し、およそ10年ぶりとなる公式なスタジオ音源のリリースとして話題を呼んだ。そしてAppleによるインターネット・ラジオ局「Beats 1」の番組に出演したウィル・スミスは、「日々スタジオに入って制作しているし、コラボレーションできるアーティストも探しているところ。たぶん、もう30曲はレコーディングしたね。すごく気に入ってるのはそのうち6曲か7曲」と語り、「多くの若いアーティストや哲学者たち」とスタジオ入りしたと認めたほか、来年の夏に盟友ジャジー・ジェフとのワールド・ツアーを行いたいと、本格的なラッパー活動再開に向けて意欲を燃やした。

このウィル・スミスの発言を受けて、米Rolling Stone誌の取材を受けたDJジャジー・ジェフは、「ウィルはすでにレコーディングを始めているよ。打ち合わせもうまくいっている。なにせ彼がレコーディングに戻りたいと思っているんだから。俺たちが話している話題のひとつは、やたら金のかかった、馬鹿馬鹿しくデカいスタジオじゃなくても、今や俺たちはホテルの一室でレコーディングできるということ。当時そういう機材環境が持てたなら、もっと曲を出せたのにってよく笑ってるよ」と、ウィル・スミスとすでに新作制作に向けて動き出していることを明かした。

だが、まだ2人はスタジオ入りまではしていないという。ウィルの「30曲はレコーディングした」発言について訊かれると、「ウィルと、“飛び乗る”ことについて話したことがある。ジャンプしなくちゃいけない。(ウィルの息子)ジェイデンなら、スタジオに入って、ホットな曲でも耳にしたらすぐにそのトラックに自分のラップを乗せて、24時間以内に発表してしまうだろう。でも、『分かるだろ? ただ“ドロップ”してしまえばいいんだ』って言っても、ウィルはずっと、『“ドロップする”ってどういうことだ?』って感じ。たとえばウィルは、(カニエ・ウェストの)“Clique”が出たときに、あのトラックに自分のラップを乗せたことがある。俺に聞かせてくれたけど、ヤバい出来だった。だからあいつに、『なんでこれを発表しないんだ?』、『めちゃくちゃ有名な曲にすごいラップを書いたじゃないか。それがあいつらのやってることだ! ただ“ドロップ”しろよ!』って言っても、ウィルが腰を上げることはなかった」とジャジー・ジェフは話しており、インターネット時代のスピード感をウィルはまだ呑み込めていないようだ。ジャジー・ジェフは、先日のインタビューでウィルが、復帰や新曲発表について「怖い」と形容していたことについても、「きっと怖いとか、そういうことじゃないと思う。ウィルは今、“ただ発表する”という概念を理解しようとしているところなんだ。あいつには、とりあえずSoundCloudに出してみろよ、そうしたら『こんなことできるんだ』って理解できるから、って話してるんだけどね」とも語っている。

ジャジー・ジェフは同様に、レーベル契約に頼らず、無料のミックステープ作品などをネット上に発表して知名度や話題性を上げていく方法についても、自身がバックアップしている新人デイン・ジョーダン(Dayne Jordan)のプロジェクトを通して、ウィルに説明したようだ。「前に俺たちがしっかり話したのは、春頃かな。ウィルが(主演映画)『スーサイド・スクワッド』の撮影に入った頃。4時間くらい話したんだ。ちょうどそのとき、デイン・ジョーダンのプロジェクト(『Memoirs Of Dayne Jordan』)が完成したところだった。頭から最後まで聞かせてみたら、『ワオ』って言ってくれたから、それでウィルに、『なぁ、俺はこれを自主で作ったんだ。レコード会社から出してるわけじゃないんだよ』って伝えてね。才能、スタジオ、機材があればレーベルは必要ない。俺たちはやらなかった、今の世代がやってることがそれなんだ」とジャジー・ジェフは説明し、「俺はスタジオを持っていて、音楽を作ることができる。俺とデインのツアーにはビデオグラファーもいて、ドバイでもビデオを撮影したんだ。ジェイ・Zやカニエ(・ウェスト)以外にドバイで撮影した奴がいるか? 昔だったらSonyと契約していないと出来なかったことだが、今は自分たちでやれる。俺はそういった情報をウィルに教えて、『俺たちは、何の制約もなくこういうことが出来るんだ』って言ったんだよ」と、レーベル契約に囚われず作りたいものを作ろうと説いたのだとか。

また、「これまでフル・ツアーをやったことがない」こともあって、来年の夏にジャジー・ジェフとのワールド・ツアーを開催したいというウィルの発言について、まだ確定しているというわけではないが、「俺のパートナーだから、あいつが俺を必要だって言うなら俺はいつでも駆けつけるさ」と実現に向けて前向きにコメント。そして、DJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスの最後のアルバム『Code Red』の発売から実に22年以上を経ての復活について、「タイミングは完璧。うまくカチっと合った感じだ」とも語った。

>> ウィル・スミスとジミー・ファロンがiOSアプリを使ったビートボックスで“It Takes Two”をラップする映像 (2015.2.8)
>> ウィル・スミスがTV番組で“Summertime”と『ベルエアのフレッシュプリンス』のテーマを披露する映像 (2015.2.27)
>> ウィル・スミスと息子ジェイデン、そしてDJジャジー・ジェフの初共演映像 (2013.5.29)