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DJプレミア、ドクター・ドレー新作での初のコラボについて語る

Dr. Dre, DJ Premier and Anderson Paak via Instagram

ヒップホップ界のカリスマ・プロデューサー、ドクター・ドレー(Dr. Dre)が、ついに自身のアルバムとしてはおよそ15年9ヶ月ぶりとなる新作『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』をリリースし話題を呼ぶ中、同じくカリスマ的人気を誇るDJプレミア(DJ Premier)が参加し初めてコラボレーションしたことも注目を集めているが、プレミアが、このアルバムへの参加の経緯についてなどドレーとの関係を語っている。

ドクター・ドレーやアイス・キューブ(Ice Cube)らが在籍した、ギャングスタ・ラップの草分け的存在として知られる米西海岸の伝説的ヒップホップ・グループ N.W.A.(Niggaz Wit Attitudes)の伝記映画『Straight Outta Compton』がアメリカでまもなく14日に公開となる中、この映画にインスパイアされた“サウンドトラック”という形で今月7日に発売となった、ドクター・ドレー久々の新作『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』。先月下旬頃には、DJプレミアがドレーとの写真を公開しながら、何かしらのコラボレーションを行っていることを示唆してヒップホップ・ファンを興奮させたが、実際に“Animals”という曲でドレーとプレミアの初コラボが実現している。

この歴史的コラボについて、DJプレミアが最新のインタビューで口を開いた。ギャング・スター(Gang Starr)の1989年のデビュー・アルバム『No More Mr. Nice Guy』のマンハッタンで行われたリリース・パーティの時に当時N.W.A.のメンバーだったドクター・ドレーと初めて顔を合わせたというDJプレミアは、『Compton』参加の経緯を説明。プレミアは去年の時点ですでに、「電話で、『トラックをいくつか送ってくれないか? 何か新しいことを始めようと思うんだ。何をするか決まっているわけじゃないが、プレミアのトラックは間違いなく欲しいんだ』と言われて」とドレーに頼まれて5曲のビートを送り、そのうち数曲で制作を始めたものの、ドレーは映画の製作に専念してしまい、結局そのビートは使われることはなかったという。その後、Boiler Roomの企画「Stay True Journeys」の一環でモスクワのイベントに参加したプレミアは、Boiler Roomの提案でロシアのビートメイカー=BMB・スペースキッド(BMB Spacekid)とコラボ。2曲を制作したという。6月頃には、“Animals”にも参加しているLAの新進シンガー/ラッパー/プロデューサー、アンダーソン・パーク(Anderson .Paak)を加えた形で“Til It’s Done”という曲が発表されているが、もう1曲が“Animals”になったそうで、元々はドレーのために作った曲ではなかったという。

「俺とBMBはモスクワで2曲のビートを作った。1曲が“Til It’s Done”で、バウンス~トラップ的なやつ。もう1曲がブーンバップなスタイルのスタイルだった。ちょうどフレディ・グレイが殺されてボルティモアで暴動が起きたとき、アンダーソンが『なぁ、使わなかったほうのビート、あれでボルティモアで起こっていることについて曲を書きたい』って電話してきて。“F.S.U.”という曲になった。Fuck Shit Upの略だ。アンダーソンが出来上がりを送ったとき、『これはヤバい』と思ったね。それでちょうどその頃、ドレーとセッションをしていたから、ドレーが耳にして、『これはもう、Comptonにぴったりじゃないか』って言って、彼が使いたいと申し出たんだ。『これにラップを加えたい、ドレーのヴァースをね』って言われて、『もちろん! それにノーとは言えないだろ』って答えて。それからドレーは、『お前のビートなんだから一緒に作ろうぜ。音を加えて、ミックスダウンも一緒にできるだろ。後、“Fuck Shit Up”じゃなくて、“Animals”にタイトルを変えていいか?』って言ってきてね。『いいよ、クールだ』って答えたよ」とプレミアは経緯を語っている。実際に“Animals”には、DJプレミア、アンダーソン・パークだけでなく、BMB・スペースキッドの名前もクレジットされている。

この“Animals”になった曲は当初、MF・ドゥーム(MF Doom)が気に入っており、MF・ドゥームがレコーディングする予定だったものの、「あいつはちょっとした手術があってモスクワまで来れなくなって、それは実現しなかった」という。そこでBoiler Room側が提案したのが、アンダーソン・パークだったとか。「聞いたことない名前だった。彼らから“Suede”って曲のリンクを送られたよ。Stones Throwのノレッジ(Knxwledge)と一緒にやっている(※ノレッジとNxWorriesというユニットを始めている)やつだ。俺はStones Throwのファンで、ピーナッツ・バター・ウルフ(Peanut Butter Wolf)のファンでもあるんだが、そういう関係で彼を起用することにした。ビデオも気に入ったし、バイブも良かったしね」と振り返っている。また、“Animals”のレコーディングにはタリブ・クウェリ(Talib Kweli)も参加し、実際にラップを吹き込んだものの、アルバム・バージョンからはカットされたとか。

他にもDJプレミアは、ドクター・ドレーが2002年から断続的に制作を続けていたものの、「十分な出来と思えなかった」とお蔵入りにした『Detox』について参加のオファーはあったのかと訊かれ、「それはなかった」と否定しながら、新作『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』の16曲は全て新曲であり、『Detox』でお蔵入りになった音源を流用したものはひとつも無いと語っている。

なおドクター・ドレー久々の新作『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』は、8月7日にiTunes Storeでデジタル先行で発売されたが、現時点で初週セールスおよそ26万枚以上と見られているとか。また、CD盤は21日に発売予定となっている。

PUTTIN' IN WORK…#premierwuzhere

@djpremierが投稿した写真 –