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ドクター・ドレー、新作のロイヤリティを地元コンプトンに全額寄付すると発表

Compton A Soundtrack By Dr. Dre

ヒップホップ界のカリスマ・プロデューサー、ドクター・ドレー(Dr. Dre)が、ついに自身のアルバムとしてはおよそ15年9ヶ月ぶりとなる新作『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』をリリースしたが、タイトルに表されている地元コンプトンに自身の著作権収入を寄付する予定だと発表した。

ドクター・ドレーやアイス・キューブ(Ice Cube)らが在籍した、ギャングスタ・ラップの草分け的存在として知られる米西海岸の伝説的ヒップホップ・グループ N.W.A.(Niggaz Wit Attitudes)の伝記映画『Straight Outta Compton』がいよいよアメリカで8月14日に公開となる中、この映画にインスパイアされた“サウンドトラック”という形で、ドクター・ドレー久々の新作が今週7日にリリースされた。ヘッドフォンなどのオーディオ・ブランド「beats by Dre」の創設を経て現在はアップル社の重役にもなったこともあって、米時間で発売前日にはApple Musicにて全曲フル音源が先行試聴できるストリーミングも用意され、豪華ゲストの参加も含め大いに盛り上がっている。

「グランド・フィナーレ」と称するなど、自身のアルバムとしては最後のアルバムになるとも予告しているドクター・ドレーだが、先行試聴が始まる前には、アップルが先日スタートさせたインターネット・ラジオ・サービス「Beats 1」の番組に出演。番組中のインタビューで、新作における自身のロイヤリティ収入を、出身地でもあるカリフォルニア州コンプトンに寄付する意向を明かした。「コンプトン市長のオフィスに連絡して、(2013年に30歳の若さで史上最年少市長になった)エイジャ・ブラウン市長と話し、このアルバムの売り上げのうち俺のアーティスト・ロイヤリティをすべて寄付することに決めた。コンプトンの子供たちがパフォーミング・アートやエンターテイメントを学ぶことのできる新しい施設のための資金としてね。俺はずっとコンプトンのために特別なことがしたいと考えていた。それが何かずっと分からなかったけど、ブラウン市長にこのアイディアがあってね。彼女はすでに実現に動いていたんだ。だから俺は、『これこそ俺たちがするべきことだ』って言ったよ」とドレーは話している。

ドクター・ドレーは、自身が創設に携わったBeats Electronics社がアップル社によって買収されたこともあって、昨年12月にフォーブス誌が発表したミュージシャンの収入番付では年収6億2000万ドル(およそ736億円=当時)で2位のビヨンセ(Beyonce)に5倍以上の差をつけて1位になっており、過去にはビジネス・パートナーのジミー・アイヴィーン(Jimmy Iovine)と共同で南カリフォルニア大学に7000万ドル(およそ71.5億円=当時)を寄付するなどしている。

またドクター・ドレーは、今月1日に『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』をアナウンスした際に、この10年ほど制作が伝えられたアルバム『Detox』について「『Detox』が発売されなかったのは俺が気に入らなかったからだ。ただ、いい作品ではなかったんだ。真剣に制作を頑張ってたが、十分な出来と思えなかった」とお蔵入りになったことを明かしていたが、今回のインタビューではこの新作発売を持って『Detox』についての質問が無くなることを期待していると語っている。

7日に発売になった『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』は、エミネム(Eminem)、アイス・キューブ、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、ザ・ゲーム(The Game)、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、ジョン・コナー(Jon Connor)といったドレーと関連の深いラッパーや、過去にドレーのAftermath Entertainmentと契約していたマーシャ・アンブロージアス(Marsha Ambrosius)を始め、BJ・ザ・シカゴ・キッド(BJ The Chicago Kid)、キャンディス・ピレイ(Candice Pillay)、アンダーソン・パーク(Anderson.Paak)といったロサンジェルスの新鋭たちなども積極的に起用されている。特に、ノースカロライナ発のラッパー、キング・メズ(King Mez)と、テキサス州ガーランド出身の白人ラッパー、ジャスタス(Justus)という2人の若手の力を大きく借りたようで、「キング・メズとジャスタスといった新人がいるが、ほとんどのリリックはあいつら2人と俺の3人で書いたんだ」と話している。

1. Intro
2. Talk About It (feat. King Mez & Justus)
3. Genocide (feat. Kendrick Lamar, Marsha Ambrosius & Candice Pillay)
4. It’s All On Me (feat. Justus & BJ The Chicago Kid)
5. All In A Day’s Work (feat. Anderson Paak & Marsha Ambrosius)
6. Darkside/Gone (feat. King Mez, Marsha Ambrosius & Kendrick Lamar)
7. Loose Cannons (feat. Xzibit & COLD 187um)
8. Issues (feat. Ice Cube & Anderson Paak)
9. Deep Water (feat. Kendrick Lamar & Justus)
10. One Shot One Kill – Jon Connor feat. Snoop Dogg
11. Just Another Day – The Game feat. Asia Bryant
12. For The Love of Money (feat. Jill Scott & Jon Connor)
13. Satisfiction (feat. Snoop Dogg, Marsha Ambrosius & King Mez)
14. Animals (feat. Anderson Paak)
15. Medicine Man (feat. Eminem, Candice Pillay & Anderson Paak)
16. Talking To My Diary