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インコグニートのブルーイが送りだす、シンガポール発ネオ・ソウル~ジャズ・バンドがデビュー

The Steve McQueens - Seamonster

昨年、結成35周年を迎えたイギリスの大ベテラン・バンド、インコグニート(Incognito)の司令塔として知られるブルーイ(Jean-Paul “Bluey” Maunick)が見出したシンガポール発の気鋭ネオ・ソウル~ジャズ・バンド=ザ・スティーヴ・マクィーンズ(The Steve McQueens)が、ブルーノの全面プロデュースによる世界デビュー・アルバム『Seamonster』をリリースする。

映画スターの名前を由来とするザ・スティーヴ・マクィーンズは、声楽の講師も務める女性シンガーのジニー・ブループ(Ginny Bloop)ら5人から成る、シンガポールのバンド。同地では、今年もインコグニートからチャカ・カーンやロイ・エアーズ、ボビー・マクファーリンといったベテランも出演したジャズ音楽祭〈Singapore International Jazz Festival〉が毎年開催されているのだが、ブルーイは昨年インコグニートとして出演した際に、現地の美術学校ラサール・カレッジ・オブ・アーツに講師として呼ばれ、同校出身のジニーらザ・スティーヴ・マクィーンズの演奏に衝撃を受けたという。ブルーイは後に、「思いもよらないジャズの探索の旅へと誘われたとき、私は音楽の悦びをグッと掴んだ確信を得た」と振り返り、彼らの音楽に「夢中になった」と述べている。

この出会いがきっかけとなってブルーイは彼らをロンドンに呼び、ザ・スティーヴ・マクィーンズの世界デビュー作をプロデュースすることに。ロンドンでのレコーディングでは、世界的な音楽セレクターとしても知られるかのジャイルス・ピーターソン(Giles Peterson)もスタジオを訪れ、即座に気に入ったことからラフ音源を自身のラジオ番組でかけたいと申し出たとか。

こうしてザ・スティーヴ・マクィーンズの世界デビュー・アルバム『Seamonster』は誕生し、ブルーイが新たに立ち上げたレーベル Splash Blueより6月15日に発売が決定。日本では先行して6月3日に発売されることになった。自分たちを“ネオ・ソウルに影響を受けたジャズ・バンド”と形容しており、ブルーイが彼らと初めて出会った際に衝撃を受けた“Walls”を始め、エリカ・バドゥ(Erykah Badu)やJ・ディラ(J Dilla)らの影響を感じさせながら、ロバート・グラスパー・エクスペリメント(Robert Glasper Experiment)やハイエイタス・ケイヨーティ(Hiatus Kaiyote)などを思わせる、ジャズ色の強い巧みな演奏とメロウネスを湛えた独自の音楽性が光る。エレクトロとアコースティックのサウンドを融合させたその世界観は、LAのビート・ミュージックとスピリチュアル・ジャズを融合させた最新作が話題のフライング・ロータス(Flying Lotus)などに代表される新たなジャズの潮流とも共振。先日のインコグニートのロンドン公演でお披露目されるなどブルーイの完全バックアップを受けており、この世界デビュー作によってザ・スティーヴ・マクィーンズは、今年大きく飛躍することになりそうだ。

1. Seamonster
2. More Than We Know
3. Rain
4. Feel
5. Barbwire Tree
6. Snowman’s Demise
7. You Bring Me Up
8. Summer Star
9. Safe
10. Walls