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ケンドリック・ラマー新作、アメリカ含む各国で初登場1位に

Kendrick Lamar - To Pimp A Butterfly

大手ストリーミング・サービスのSpotifyで世界記録を打ち立てるなど大反響を呼んでいるケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の最新作『To Pimp A Butterfly』が、大方の予想通り全米チャートで初登場1位に輝いた。彼にとっては初のアルバム・チャート1位獲得となる。

昨年9月にリリースした先行シングル“i”ですでに今年のグラミー賞で最優秀ラップ・ソング、最優秀ラップ・パフォーマンスの2部門に輝いた人気若手ラッパーのケンドリック・ラマーは、注目されるニュー・アルバムの発売日を3月上旬に入ってアナウンス。3月23日の発売を予定していたが、今年の3月14日が故トゥパック(2 Pac)の『Me Against The World』の発売20周年に当たることについて「20年経った」、「3月14日はスペシャルな日だ」とTwitterで触れ、米時間で3月15日に新作をサプライズ配信。カニエ・ウェスト(Kanye West)、ティンバランド(Timbaland)、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)からテイラー・スウィフト(Taylor Swift)までもがこの新作に興奮した様子をTwitterで綴り、Spotifyでは発売初日に960万回再生を記録。スター・ラッパーのドレイク(Drake)がサプライズ発売した新作/ミックステープ『If You’re Reading This It’s Too Late』が今年2月に打ち立てたばかりの1日の再生数の記録を大きく上回り、新たな世界記録を打ち立てるなど、大きな反響を呼んでいる。

CDなどのフィジカル・リリースも欧米では前倒しで発売されたこの新作『To Pimp A Butterfly』は、大方の予想どおり米Billboardの最新チャートで初登場1位にランクイン。およそ32万4000枚が5日間で売れ、ストリーミング再生やトラック単体セールスなどのポイントを足した総合でおよそ36万3000枚相当と換算された。この初週の実売数およそ32万4000枚という数字は、ドレイク『If You’re Reading This It’s Too Late』(3日間でおよそ49万5000枚)に次ぐ、今年2番目のビッグ・セールスとなる。また、初週セールスおよそ24万1000枚で初登場2位だった前作『good kid, m.A.A.d city』を、セールス数でも順位でも上回る結果となった。

ケンドリック・ラマーはこれにより、楽曲やアルバムのセールス、ラジオエアプレイ数、ストリーミング再生数、さらにソーシャルメディアでの話題性などをすべてポイントとし、その総合得点でランキングされる「アーティスト総合ランキング」とも言えるArtist 100で、前週の82位から一気にジャンプアップし、1位に。昨年7月からスタートした新設チャートではあるが、これまで最高30位だったケンドリックは初の1位に輝いたほか、同チャートではドレイクに続く2人目のナンバーワン・ラッパーとなった。

『To Pimp A Butterfly』はアメリカだけでなく、イギリスやオーストラリアのチャートでも初登場1位を獲得。さらに全米チャートでも、来週も1位をキープするのではとの予測がすでに立っている。加えて『To Pimp A Butterfly』は、米Billboard史上初めて、「pimp」というタイトルがついた作品で1位を獲得したアルバムとなっている。これまではピンプ・C(Pimp C)が2006年に発表した『Pimpalation』の3位が最高位だったという。

なお今週の全米チャート2位は、先週初登場1位となった人気TVドラマ『Empire 成功の代償』サウンドトラックがランクイン。アメリカでは今月18日に第1シーズンの最終回を迎えた同ドラマは、初回からずっと右肩上がりに連続で視聴率アップを続け、最終回で初回の倍近くまで上昇するなど大ヒットを記録しており、サウンドトラックも発売2週目ながらおよそ11万枚(実売およそ8万9000枚)を記録している。

“The Blacker The Berry” (LP version)