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『THIS IS IT』の日系女性シンガー、ジュディス・ヒルのデビュー作をプリンスがプロデュース ハイレゾ音源で無料配信

Judith Hill - Back In Time

故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が予定していたツアー〈This Is It〉のコーラス・メンバーで、そのドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』への出演やトリビュート・コンサートで脚光を集めた日系米国人女性シンガー、ジュディス・ヒル(Judith Hill)が、プリンス(Prince)のプロデュースによるデビュー・アルバム『Back In Time』を発表した。

ジュディス・ヒルは、共にルーファス(Rufus)やスライ・ストーン(Sly Stone)のバックで演奏するなどジャズ~ファンク系の活動をしてきたベーシスト/プロデューサーのロバート・ヒル(Robert Hill)と東京出身の日本人ピアニスト、ミチコ・ヒル(Michiko Hill)を両親に持つ女性シンガー。2009年7月に行われたマイケル・ジャクソンの追悼式典で“Heal The World”のリード・ボーカルという大役を務めて脚光を浴び、後に“I Just Can’t Stop Loving You”でマイケルの相手役を務めた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が公開されてさらに注目を集めた。

2012年には、『ドゥ・ザ・ライト・シング』や『25時』などの監督で知られるスパイク・リーから「とんでもない才能の持ち主だ」と絶賛され、彼の映画『Red Hook Summer』の音楽で大々的にフィーチャーされ、サウンドトラックは彼女が歌うオリジナル曲10曲を収録したものに。その後、オーディション番組『The Voice』の第4シーズンに出演などを経て2013年には、バックコーラスに注目したドキュメンタリー映画『バックコーラスの歌姫〈ディーバ〉たち』(原題『20 Feet from Stardom』)に出演。昨年の第84回アカデミー賞で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど高く評価された同映画で、ダーリーン・ラヴ(Darlene Love)、メリー・クレイトン(Merry Clayton)、リサ・フィッシャー(Lisa Fischer)らと共に再び脚光を浴びた。またSony Music系列のColumbia Recordsと契約、ジョン・レジェンド(John Legend)が昨年行った英国ツアーで前座を務めるなど着実にキャリアを積んでいた彼女が、なんとプリンスのプロデュースでデビューを果たした。

プリンスは今月22日、自身のスタジオに一部のメディア関係者を招き、ジュディス・ヒルのデビュー・アルバム『Back In Time』の試聴会を開催。実は、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』や『バックコーラスの歌姫〈ディーバ〉たち』でジュディスの存在を知ったわけではなく、たまたまヨーロッパで彼女が出演していたTV番組を見かけ、プリンスと仕事ができたら、という彼女の発言を聞き、彼女の歌声を耳にして声をかけたのだという。アルバムは、プリンスの[Paisley Park Studios]にて2~3週間前にレコーディングされたばかりとのことで、「私がこれまで作ったものの中で、もっとも速く仕上げたアルバム」とプリンスは語ったとか。アルバム・プロデューサーを務めたプリンスは、ジュディスにどんなアルバムを作りたいか事前に訊ね、スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & The Family Stone)と答えたそうで、実際にスライ風のファンク・ロックな“As Trains Go By”からアルバムは幕を開ける。よりプリンス色の強いファンク・ナンバー“Turn Up”では、ジュディスが途中で「ミナサン、モリアガリマショウ、ジュンビシテクダサイ」と日本語で呼びかける場面も。また、アルバムには世界的な人気歌手ジョシュ・グローバン(Josh Groban)の北米ツアーの前座を務めた際にすでに披露されていたバラード“Beautiful Life”といった以前からのレパートリーもアレンジを変えて収録されている。

この『Back In Time』は、Live Nationのバックアップを受けて、米時間で24日から無料配信がスタート。アートワークには、ピアノの前に座る幼少期のジュディスの写真が使われている。24bit/96kHzのハイレゾ音源での無料公開となっており、米時間で25日までの期間限定配布となる。一般的な形での発売が今後予定されているかは不明だが、プリンスは試聴会の中で「この音楽を世に出すのにもっとも効果的な方法は?」と参加者に意見を募ったのだとか。スタートリビューン紙のレポートによると、試聴会の時点ではリリース日は決まっておらず、レーベルとの契約締結が近いと話していたとのことで、Columbiaは関与していないようだ。また、Spotifyはどうかと提案されたプリンスは、Spotifyについて知らなかったものの、説明を受けてその提案を気に入った様子だったそうで、今回のLive Nationによる無料配信もこうした提案の影響が大きそうだ。なお、以前から否定的な発言をしていたiTunesについて訊かれると、2005年にAppleの重役とディナー・ミーティングをした際のことを振り返り、iTunesでもっとも売れたアルバムは何かと訊ね、20万枚という回答を聞いて「それでミーティングは終わり」になったと明かしている。

>> Judith Hill ‘Back In Time’ download link

1. As Trains Go By
2. Turn Up
3. Angel In The Dark
4. Beautiful Life
5. Cure
6. Love Trip
7. My People
8. Wild Tonight
9. Cry, Cry, Cry
10. Jammin’ In The Basement
11. Back In Time