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メイヤー・ホーソーン+ジェイク・ワンのファンク・ユニット、ピットブルから契約の誘いがあった

Tuxedo (Mayer Hawthorne + Jake One)

ヴィンテージ感あふれるポップ~ソウル・サウンドで人気の白人シンガー/プロデューサー、メイヤー・ホーソーン(Mayer Hawthorne)によるモダン・ファンク・ユニット=タキシード(Tuxedo)が今月ついにアルバム・デビューを果たしたが、実は以前にピットブル(Pitbull)のレーベルとの契約の話もあったのだという。

2013年にはファレル(Pharrell)ら外部プロデューサー陣も積極的に取り入れた新作『Where Does This Door Go』でさらにファン層を広げたメイヤー・ホーソーンは、50セント(50 Cent)やデ・ラ・ソウル(De La Soul)などを手がけたことでも知られるヒップホップ・プロデューサー、ジェイク・ワン(Jake One)と、タキシードを結成。今月3日にデビュー・アルバム『Tuxedo』をリリースし、高い評価を得ている。

『Tuxedo』は、メイヤー・ホーソーンがメジャー移籍前にも所属していた西海岸の人気インディ・レーベル Stones Throw Recordsからの発売だが、実は結成当初、マイアミの「お祭り番長」こと人気ラッパーのピットブルから契約を持ちかけられていたという。これはカナダの音楽メディア Exclaim!のインタビューに対しメイヤーが明かしたもの。タキシードは、2013年3月に無料公開されたEP『Tuxedo Funk』と共に、当初は匿名のグループとして世に登場したが、同年11月に発売されたピットブル『Global Warming: Meltdown』に収録されたメイヤー参加の“Do It”で、タキシードがメイヤーとジェイクのデュオであることが明らかになっていた。この“Do It”は元々タキシードの曲で、『Tuxedo Funk』に収録されていたほか、今回のデビュー作『Tuxedo』にも収録されているが、これを耳にしたピットブルが、彼らと契約したいとオファーをしたのだとか。「ピットブルから、俺たちと契約したいってメッセージが来たんだよ。それがきっかけで彼のアルバムに“Do It”を使ってもらうになったんだ」とメイヤーは笑いながら振り返り、「彼は一切(“Do It”を)変えるようなことはしなくて、何も手を加えずそのままラップを乗せたんだ」と、ピットブルが彼らに敬意を払っていたことを明かしている。

また、メイヤーの『Where Does This Door Go』デラックス・エディションにはジェイク・ワンがプロデュースした、タキシード路線の“Designer Drug”が収録されていたが、これはやはり元々タキシード用の曲だったそうで、「確かにタキシードの曲で、自分のアルバム用に“盗んだ”んだ」とコメント。また、匿名のグループとしてタキシードをお披露目し、『Where Does This Door Go』を発売した2013年について、「タキシードの曲はすでに25曲あったんだけど、あの時は契約上Universalに縛られていたからリリースできなかったんだ」と振り返り、名前を伏せて登場させた理由について「抜け道だったんだ」と振り返っている。一方で、『Where Does This Door Go』によってボーカリストとして成長したことがタキシードのデビューにもつながったようで、「タキシードのレコーディングの当初は、影響を受けた歌手のスタイルを真似ていたんだ。でも最終的に大半は録り直して、自分のスタイルで歌い直したんだ。メイヤー・ホーソーンとしてね。うまくいったし、それでようやくオリジナルになったと思う」と語っている。

ディスコ~ダンス・ミュージックのミックス/リミックスのパイオニアとして知られる大御所ジョン・モラレス(John Morales)がアルバムのミックスを務めたことについては、「俺たちにとっちゃ大事なことだったんだ! ふたりとも彼の大ファンだったから。このアルバムが信頼できるものであることを示すためにも必要だったし、クラブでケイティ・ペリー(Katy Perry)の曲と交互にかけられても負けないものにしたかったから」とコメント。別のインタビューでは、「80年代のフィーリングを打ち出したかったし、同時にクラブにおいて今の流行の曲とも競えるような作品にしたかった」と『Tuxedo』について語っている。

シック(Chic)やシャラマー(Shalamar)などの80年代ファンク~ディスコを中心とする『Tuxedo』だが、アルバムの最後を飾るのは、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)の93年曲“Ain’t No Fun (If The Homies Can’t Have None)”における故ネイト・ドッグ(Nate Dogg)の歌パートをリメイクした“Number One”。メイヤーは、「このアルバムには、ネイト・ドッグからの影響がかなりあると思う。彼はこのアルバムを作る際でかなり影響を受けたんだ。たとえネイト・ドッグがもうこの世にいないとしても、たとえ誰も80年代初期のような曲を作ろうとしないにしても」と延べ、ネイト・ドッグへのトリビュートを込めた曲であることを明かしている。