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『Empire 成功の代償』のジャマルがTV番組でカミングアウト

Jussie Smollett

本国アメリカで回を追うごとに視聴者数を増やすという快挙を達成するなど人気を博しているTVドラマ『Empire 成功の代償』で、主要人物のひとりであるジャマルを演じている俳優で、また歌手としてビヨンセ(Beyonce)やファレル(Pharrell Williams)、アデル(Adele)らを抱えるColumbia Recordsからのメジャー・デビューも決まっているジャシー・スモレット(Jussie Smollett)が、自身が同性愛者であることを初めて公の場で明かした。

『Empire 成功の代償』は音楽業界の表と裏を描き人気となっているTVドラマで、アメリカでは今年1月からスタート。9話連続視聴率アップという史上初の快挙を成し遂げ、早々に第2シーズンの製作も決定している。『ハッスル&フロウ』でアカデミー主演男優賞候補になったテレンス・ハワード演じる米音楽業界の実力者ルシウス・ライオンが、突然の余命宣告を受け、自身がCEOを務める大手レコード会社 エンパイア社の後任を3人の息子のうちのひとりに譲ることを決意。しかし息子たちの母親であり、麻薬売買で服役していた元妻クッキーが出所してルシウスの前に現れ、後継者争いが複雑になっていく……というストーリー。ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)、ビヨンセ、マドンナ(Madonna)らを手がけてきた世界的ヒットメイカーのティンバランド(Timbaland)が劇中の音楽を手がけ、、ジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)、メアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)ら豪華アーティストがゲスト出演することでも話題になっている。

日本では3月11日(水)21時からFOXチャンネルで放送がスタートする『Empire 成功の代償』で、後継者候補のひとりである次男ジャマルを演じているのがジャシー・スモレット。音楽的才能はあるものの控えめな性格で、さらに同性愛者であるということから父ルシウスから非難を受けるという役柄で、ブラック・コミュニティやヒップホップ界における根強いホモフォビア(同性愛嫌悪)の実情を描いていることも、このドラマは注目を集めている。そのジャシー・スモーレットが、自身も同性愛者であることを明かした。

米タイム誌で「Yep, I’m Gay」(そう、私はゲイ)という見出しで表紙に出るなど同性愛者であることを公言していることでも有名な人気司会者エレン・デジェネレスの番組『エレンの部屋』に出演したジャシー・スモレットは、番組の通常収録の後に、まだ話したいことがあるとしてエレンに自ら願い出て、楽屋にてエレンによるインタビューが再開。「初めてのトークショー出演があなたの番組というのは、僕にとってすごく重要なこと」と話し始めたジャシーは、「あなたはとても多くの人の背中を押してきた存在。もちろん僕にとっても。あなたがLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)コミュニティにもたらした貢献は、マイケル・ジャクソンがブラック・コミュニティにもたらしたものと同じくらい、大きなもの」とコメント。そして、性的指向を隠している状態を表す比喩表現“クローゼット”にかけて、「クローゼットじゃないことを理解してもらうのは僕にとって大事なこと。僕が隠れるようなクローゼットはこれまでもなかったんだ。僕はクローゼットは持たない人間でね。ドレッサーならあるけど」と、自身が同性愛者であることを告白した。

また、「僕にはホームがあって、僕はそれを守る責任がある。だから自分のパーソナルな人生についてこれまで語らないようにしてきたんだ。でも、間違いなく僕はクローゼットじゃなかったし、そこははっきりさせたいと思って。今回あなたの番組であなたの前ではっきりさせることが、なにより大事だった」と、公の場で言うに至った経緯を明かし、「神様が僕をどんな人間にしたか、それを隠したり否定することはできない。母も知っているよ」と話している。ジャシーは2012年公開の主演映画『The Skinny』でも同性愛者の役を演じていた。

2012年にはデビューEP『Poisoned Hearts Club』をインディからリリースするなど元々歌手でもあるジャシー・スモレットは、『Empire 成功の代償』でも才能ある歌手を演じているが、この出演をきっかけにColumbia Recordsと契約。メジャー・デビューを控えている。また、アメリカではすでに配信リリースしているサウンドトラック『Original Soundtrack from Season 1 of Empire』でも、ティンバランド制作の“Good Enough”、“No Apologies”、“Keep Your Money”を始め、エステル(Estelle)とのデュエット版となる“Conqueror”など、全18曲のうち8曲で歌っている。