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コモン&ジョン・レジェンドの「グローリー」、アカデミー賞主題歌賞も獲得 「闘争は今まさに起こっている」

Common & John Legend - Glory

すでにゴールデングローブ賞などで主題歌賞を獲得し、先日の第57回グラミー賞授賞式ではエンディングで披露されたコモン(Common)とジョン・レジェンド(John Legend)によるコラボレーション曲“Glory”が、アカデミー賞でも授賞の栄誉を手にした。

人気ラッパーのコモンと、昨年“All Of Me”が世界的大ヒットとなった人気シンガー・ソングライターのジョン・レジェンドによる“Glory”は、マーティン・ルーサー・キング牧師と公民権運動、そして1965年にアラバマ州セルマで起きた血の日曜日事件を描いた映画『Selma』のサウンドトラックに提供された楽曲。先月11日に発表されたゴールデングローブ賞では最優秀オリジナル・ソング部門を授賞しているほか、放送映画批評家協会賞などでも最優秀楽曲を授賞するなど高く評価されており、米時間で2月22日に開催された第87回アカデミー賞でも最優秀オリジナル・ソング部門の最有力候補と見られていた。

そして昨年夏にファーガソンで起こった白人警官による黒人青年射殺事件にも言及されたプロテスト・ソングとして話題を呼んだ、シリアスなメッセージ・ソングでもある“Glory”が、見事にオスカーの栄冠を獲得。授賞前のライブ・パフォーマンスでは盛大なスタンディングオーベーションが巻き起こり、この映画のプロデューサーであり女優としても出演しているオプラ・ウィンフリーが快哉を叫び、キング牧師を演じたデヴィッド・オイェロウォが涙を流している姿も話題を呼んでいる。

また、ふたりの授賞スピーチも大きな話題となっており、コモンは、「まず、私たちと共に生きてくださる神様に感謝を。先日ジョンと私はセルマに行き、キング牧師たちが50年前に行進したのと同じ橋に向かいました。この橋は、かつてはこの国を南北に分かつ目印だったが、今は変化の象徴です。この橋のスピリットは、人種、ジェンダー、宗教、性的指向、社会的地位を一変させました。この橋のスピリットは、よりよい人生を夢見ているシカゴのサウスサイド出身のこの私を、表現の自由のために立ち上がっているフランスの人たち、そして民主主義を求めて闘っている香港の人たちとつなげてくれた。この橋は希望によって作られ、同情によって溶接され、全人類への愛によって高く架けられるのです」と語った。続けてジョン・レジェンドは、「ニーナ・シモーンはかつてこう言っていた。いま我々が生きている時代を反映させることは、アーティストの責務であると。私たちがこの曲を書いた映画は、50年前に起こったことを基にした作品です。しかし、『Selma』に描かれていることは今も起こっている。公正を求める闘争は今まさに起こっているからです」、「自由と公正を求める闘争は現実のものです。私たちは世界でもっとも投獄される国に住んでいます。1850年に奴隷にされていた人たちよりも、さらに多くの黒人が矯正施設に入れられているのです」、「私たちが伝えたいのは、私たちの曲と共に行進するとき、私たちはあなたたちと共にあるということです。あなたたちを愛しています。そして行進を続けましょう。神のご加護を」などとメッセージを伝えた。

追記: 『Selma』の日本公開が6月に決定