bmr

bmr>NEWS>リル・ウェインに加え、ナズ、ビッグ・ボーイ、ジョーイ・バッドアスらもズールー・ネイション入り

NEWS

リル・ウェインに加え、ナズ、ビッグ・ボーイ、ジョーイ・バッドアスらもズールー・ネイション入り

Universal Zulu Nation

先月末に、人気ラッパーのリル・ウェイン(Lil Wayne)がユニバーサル・ズールー・ネイション(Universal Zulu Nation)の新メンバーになったとQティップ(Q-Tip)が言及し話題を呼んだが、これに続いて、ナズ(Nas)、アウトキャストのビッグ・ボーイ(Big Boi of Outkast)、フレディ・ギブス(Freddie Gibbs)、ジョーイ・バッドアス(Joey Bada$$)らも新メンバーになったと発表された。

Qティップは11月末、Twitter上で唐突に、「リル・ウェインが、ズールー・ネイションのメンバーになった」と発表。訝しむ声も一部であがったが、その後ナインス・ワンダー(9th Wonder)が改めて、「リル・ウェインは、1973年にアフリカ・バンバータによって創設されたユニバーサル・ズールー・ネイションのメンバーであり、Ahki(※兄弟の意味)である。この決定はズールーのキング(※トップの人間のこと)であるア・トライブ・コールド・クエストのQティップおよび、ズールーのキングであるナインス・ワンダーによって決定された」と発表した。

そしてこれに続いて先週、Qティップが米ヒップホップ・メディアのAll Hip-Hopに対し、ズールー・ネイションのさらなるメンバーを発表。「新たに集まった人たちを何人か紹介しよう。ナズ、彼が参加した。ジョーイ・バッドアスも参加した。フレディ・ギブスも参加した。先週リル・ウェインも参加した……そして本日、アウトキャストからビッグ・ボーイも参加した」とコメント。また前後してAll Hip-Hopは、ザ・ルーツ(The Roots)がハウス・バンドを務めていることでも知られる人気TV番組『Tonight Show starring Jimmy Fallon』の司会者ジミー・ファロンも、ズールー・ネイションのメンバーになったと報じている。

Qティップは今回の発表において、今年8月にファーガソンで起きた白人警官による黒人青年マイケル・ブラウン射殺事件や、7月にニューヨークで起きた白人警官による黒人男性エリック・ガーナー絞殺事件について言及。それぞれ問題の白人警官が相次いで不起訴となったことで全米だけでなく世界で抗議デモが拡大しており、QティップもTwitterなどを使って積極的にこうした抗議デモなどの情報をシェアしていることから、こうした社会的情勢がズールー・ネイションの新たな動きとも関連しているようだ。

ユニバーサル・ズールー・ネイションは、“Planet Rock”などのヒットで知られるアフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)が1970年代にスタートさせた団体。音楽やグラフィティ、ダンスなどをヒップホップのカルチャーとして一体に捉え、ムーヴメントを起こしていったことで知られ、80年代にはヒップホップの人気拡大と共に日本を含め世界各国で支部が誕生した。また、KRS-ワン(KRS-One)、パブリック・エナミー(Public Enemy)や、ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)といったアーティストたちの音楽集団としても機能している。元々はギャング団のリーダーだったアフリカ・バンバータが、アフリカ系アメリカ人の困窮を憂い、アイデンティティをアフリカ起源に求めるアフロセントリズムと共に、アフリカ系アメリカ人の独自のカルチャーを築き意識改革を促していくために誕生したこともあり、ヒップホップを通じて社会問題や政治について目を向けるよう啓もうする役割も果たしている。