bmr

bmr>NEWS>米ビルボード、アルバム総合チャートをリニューアル ストリーミング再生数なども反映へ

NEWS

米ビルボード、アルバム総合チャートをリニューアル ストリーミング再生数なども反映へ

Billboard

音楽業界の構造変化や音楽との関わり方の変化などを受けて、チャート・ポリシーを変更したり新たなチャートを作ったりと時代の変化への対応策を都度とっている米Billboard誌によるBillboardチャートが、12月からアルバム総合チャートを大幅にリニューアル。今後ストリーミング再生数なども反映させていく方針を発表した。

Twitter社との提携による「リアルタイム・チャート」や、セールスやソーシャルメディアでの話題性、ラジオエアプレイ数やストリーミング再生数などを統合した新チャート「Artist 100」などの新チャートの創設や、シングル総合チャートのHot 100でYouTubeの再生回数などを反映させるようにするなど、時代に合わせたチャート作りを行っているBillboard。アルバム総合チャートとなる「Billboard 200」は、これまではニールセン・サウンドスキャンが集計したアルバムの売り上げ数のみでランキングされていたが、12月4日に発表される12月13日付チャート(集計対象は11月最終週)から、ポリシーが一新。Spotify、Google Playといったストリーミング・サービスでの再生回数に加えて、アルバム収録曲単体のデジタル・セールスも反映されることになる。具体的には、アルバム収録曲のストリーミング再生数1500回がアルバム1枚のセールスに換算され、アルバム収録曲のデジタル・セールス10曲ぶんが、アルバム1枚のセールスに換算されるとのこと。

これにより、アルバム・セールスそのものは落ち込んでいても、ストリーミング再生数や楽曲単体のデジタル・セールスが好調なアリアナ・グランデ(Ariana Grande)やマルーン5(Maroon 5)らの最新作が大きく恩恵を受け、ランクアップするものと見られている。また、新ポリシーでの集計は、11月30日締めとなる11月最終週からとなるが、これはアメリカでもっともセールスが動くサンクスギビングの週にあたり、大型リリースも予定されているため、混戦をきわめそうだ。

今回のポリシー改定は、ニールセン・サウンドスキャンの集計したセールスを反映させることになった1991年以来の大きなリニューアルになるという。Billboard側は、「ストリーミングの数字を反映させることは、音楽の消費活動をよりよく表すことになります」、「アルバムを一度しか聴かない人もいれば、1曲を100回聴く人もいる。今回の変更によって、そうした聴き方の違いも反映させられます」などと説明している。

なお、今週のBillboard 200は、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の最新作『1989』が3週連続で1位を制覇。ポップ・プリンセスの新作は、初週およそ128万7000枚、先週およそ40万2000枚に続き、今週もおよそ31万2000枚を売り上げるなど2位以下に圧倒的な差を付けるなど大ヒット中だが、一方でテイラー・スウィフトは『1989』発売直後の今月頭にSpotifyからの撤退を表明し全作品を削除しており、この動きが新生チャート上でどういう変化をもたらしていくかも注目されるところ。もっともテイラーは、シングル総合チャートのHot 100でも、セカンド・シングル“Blank Page”が先週13位から今週1位にランクアップし、4週間1位を獲得したリード・シングル“Shake It Off”も3位に。2曲のナンバーワン・ヒットを獲得した今年初のアーティストとなるなど、止まるところを知らない勢いだ。