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ウータン・クランがワーナーと契約、7年ぶり新作を12月に

Wu-Tang Clan - Keep Watch

「アート作品」として世界で1枚かぎりのみプレスしたという超プレミア・アルバムも話題を呼んでいるニューヨークのベテラン・ラップ集団、ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)が、Warner Bros. Recordsと契約。ついに、待たれたニュー・アルバム『A Better Tomorrow』を12月にリリースする予定であることが発表された。

ウータン・クランは、米時間で10月2日にWarner Bros.で記者会見を開催。ここで、Warner Bros.との契約および、およそ7年ぶりとなる新作『A Better Tomorrow』が12月2日に発売予定であると発表された。詳細は明かされなかったが、ポータブルスピーカーで知られるBoombotixと組んだ限定バージョンのリリースも予定しているとのこと。すでに、wutang.boombotix.comというサイトがローンチされ、『A Better Tomorrow』スペシャル・エディション仕様というBoombotixの予約が始まっている。以前に米Billboard誌が報じたところによると、この限定Boombotixには、独占収録曲“Big Horn B”や、アルバム未収録のインストゥルメンタル・トラック2曲が特典になっているとか。

ウータン・クランの新作は、デビュー作『Enter The Wu-Tang (36 Chambers)』発売から20周年にあたる2013年にアナウンスされ、セカンド・アルバム『Wu-Tang Forever』収録曲にちなんで『A Better Tomorrow』と名づけられ、当初はLoud/RCA Recordsから7月発売を予定しているとされた。しかし、一部のメンバーがレコーディングになかなか参加せず、特にリーダー格のRZAと確執のあるレイクウォン(Raekwon)が対立姿勢を見せたため、完成が大幅に遅れた。だが、今年3月に入って新曲“Keep Watch”のリリースと共に『A Better Tomorrow』の公式サイトでの予約受付がスタート。5月には、RZAと和解したレイクウォンがスタジオ入りすると公式サイトで発表され、8月になって新曲“Ron O’Neal”の発表と共に、RZA、レイクウォン、ゴーストフェイス(Ghostface)、メソッド・マン(Method Man)、U・ガッド(U-God)、インスペクター・デック(Inspectah Deck)、GZA、カパドンナ(Cappadonna)、マスター・キラー(Masta Killa)の9人でTV番組に出演し、ライブ・パフォーマンスを披露。新作発売への期待が高まっていたところだった。

なお、米Billboard誌のインタビューにRZAが明かしたところによると、新作ではエイドリアン・ヤング(Adrian Younge)と組み、メンフィスのウィル・ミッチェル(Will Mitchell)のスタジオなどに行き、アル・グリーン(Al Green)の“Love and Happiness”などのレコーディングと同じ機材を使ったり、またアイザック・ヘイズ(Isaac Hayes)の作品で弾いていたミュージシャンに演奏を頼むなどしており、「だから(昔の曲を)サンプリングしているように聞こえるだろうけど、違う」と、サンプリングに頼らないレコーディングにこだわったことを明かしている。そういう経緯もあって、完成まで18ヶ月かかったとか。