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ビョーク新作をアルカが単独プロデュース

Arca

カニエ・ウェスト(Kanye West)『Yeezus』への参加や、FKA・ツイッグス(FKA twigs)『EP2』のプロデュースなどで知られる鬼才プロデューサー、アルカ(Arca)が、ビョーク(Bjork)の新作を単独プロデュースする予定であることが明らかになった。

アルカは、ベネズエラ出身で現在はロンドンを活動拠点としている24歳、アレハンドロ・ゲルシ(Alejandro Ghersi)によるプロジェクト。2006年にヌーロ(Nuuro)名義でアルバム『All Clear』を発表し16歳でデビュー、以降しばらくヌーロの名で活動を続けていたが、2012年にアルカ名義で『Barón Libre』、『Stretch 1』、『Stretch 2』とEPをニューヨークのレーベルから3作リリース。ヒップホップ色を強めたより実験的なサウンドを展開するようになった。2013年には、“Blood On The Leaves”を含めカニエ・ウェスト『Yeezus』に5曲で参加、その翌月には自身のミックステープ『&&&&&』をリリースしてその鬼才ぶりを改めて露わにし、さらにFKA・ツイッグス『EP2』を全面プロデュースして一躍話題の的に。『EP2』収録の“Water Me”のビデオなども手がけた日系ビジュアル・アーティスト、ジェシー・カンダ(Jesse Kanda)による『&&&&&』の映像はMoMA現代美術館でも上映された。

その注目の気鋭プロデューサー、アルカが、なんとビョークのニュー・アルバムをプロデュースするという。これは、表紙になったThe FADER誌のカバーストーリーで明らかになったもの。同誌によれば、1年ほど前にニューヨークから活動拠点をロンドンに移したアルカは、参加する唯一のプロデューサーとしてビョークの新作をすでに完成させたとか。これ以上の言及はないため、このビョークのアルバムがいつ頃リリースされるかなどは不明だが、アルカのサウンドとビョークの歌声の融合がどれほどのケミストリーを起こすのか、注目されるところだ。

またこの記事では、カニエ・ウェスト『Yeezus』への参加についてアルカが振り返っており、「何曲か(カニエに)送ってくれって言われて、多分いちばんヘンな曲を送ったよ。そしたらカニエが喜んでくれて」とコメント。自宅でトラックを作るアルカにとっては、様々な場所でレコーディング・セッションが行われ、何十人といるチームと一緒にやっていくのは大変だったようだが、「でも、僕の人生を完全に変えた経験だったよ。すごいプレッシャーの中に身を置くっていうのはね」と語っている。また、カニエがビジョンを持って制作していたことが特に印象的だったようで、「謎解きみたいな感じなんだ。たとえば何かアグレッシブな曲をとなったら、3~4人が、頭に描いたその時の最善の方法だと思うものをデザインする。みんなそれぞれ全く違う方法でアプローチして、最終的にカニエ自身がそれをエディットする。変わったやり方で、彼はプロデュースをしているんだよ。彼はビートを選んでるだけじゃない。そこにスタイルを与えているんだ」と、カニエのプロデュース法を語っている。

アルカは、11月3日に自身のデビュー・アルバム『Xen』を英インディ・レーベルのMute Recordsからリリース予定で、ロンドンで一緒に暮らしているジェシー・カンダがこれまでどおりビジュアルを手がけているとか。ジェシーは『Xen』について、「アレハンドロ(アルカ)は、いろんな面を持った人で、たまに彼自身、私たちがXenと呼んでいるキャラクターになるの。すごく生意気で、大胆で、彼の女性的な面ね。『彼女が出てきた』って感じ。彼の中にあるのがXen。霊のようなもの、アレハンドロのスピリットね」と表現している。『Xen』は10月29日に日本先行リリース予定で、すでにリード曲“Thievery”が公開されているほか、ジェシー・カンダによる同曲のミュージックビデオも公開されている。