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アンドレ3000、「ジミ・ヘンドリックスに救われた」 プリンスからの助言も明かす

Andre 3000 - FRF 2014

今年デビュー20周年を迎え、これを記念して久々に再始動、現在は世界各地でライブ・パフォーマンスを行っているグラミー授賞ヒップホップ・デュオのアウトキャスト(Outkast)だが、メンバーのアンドレ3000(Andre 3000)が珍しくロング・インタビューに応じ、アウトキャスト再始動や、伝記映画の主演としてジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)を演じたこと、ソロ新作についてなど語っている。

最優秀アルバム賞などグラミーの栄冠に6度輝き、ジャンルの枠を超えて人気を博すヒップホップ・デュオ、アウトキャストは、デビュー作『Southernplayalisticadillacmuzik』のリリースから今年が20周年となることを記念して、7年以上ぶりに再始動。4月の野外大型音楽フェス〈Coachella Valley Music and Arts Festival〉へのヘッドライナー出演をはじめとして、この春から夏にかけて世界各国の音楽フェスを中心に40公演以上でパフォーマンスを行っており、7月には〈FUJI ROCK FEST〉での来日ステージで大いにファンを湧かせたばかり。9月末には地元アトランタで主催フェス〈ATLast〉を行うなど多くの話題を呼んでいる。

そのアウトキャストのアンドレ3000が、New York Times紙のインタビューに応じた。珍しくロングインタビューとなったこの独占取材の中で、まずアンドレの長年の夢が叶ったジミ・ヘンドリックス伝記映画『Jimi: All Is By My Side』でのジミ役について言及。「(監督・脚本の)ジョン(・リドリー)に俺はこう言ったんだよ、『俺は年を取ったし、白髪も混じってる。まだ知られてない若いヤツに演じさせなよ』って」と当初ジミ役を断っていたことを明かし、しかしジミ役を演じられたことについて、「正直に言うと、俺の人生では必要なことだったんだ。ヘンドリックスが俺を救ってくれたんだ、ある意味で。当時の俺はあまりによくない状態で、日々ダークだった。この憂鬱でマンネリな状態から抜け出すために、何かに集中する必要があったんだよ。独りならどうでもよくなるけど、いろんな人と仕事をすることになったらその人たちを落胆させないようにしなきゃいけない」と振り返っている。

また、「25歳の頃には『40歳のラッパーにはなりたくない』って言ってたよ」と振り返った現在39歳のアンドレは、ここ最近のラップでのゲスト参加について、「ヴァースを作るのに苦しんだよ。もうラップを書いたりしてなかったから」と明かし、「フューチャー(Future)から『なあ、この曲をやって欲しいんだ』と声をかけられたときは、フューチャーをがっかりさせたくないと思ったよ。リル・ウェイン(Lil Wayne)も、ドレイク(Drake)もね。あいつらのことが好きだから」とコメント。エリカ・バドゥ(Erykah Badu)とのあいだにもうけた16歳の息子セヴン(Seven)や彼の友達に、自分のヴァースを聞かせ感想を求めているとも明かした。

アウトキャストの再始動については、「正直言えば、こういう形でステージに戻る計画は本来なかったんだ」と複雑な心境を述べつつも、「でも、(観客にいる)キッズたちがハッピーな様子なのを見るのは気分がいい」とコメント。最初の再始動ステージとなったCoachellaでは、「プリンス(Prince)とポール・マッカートニー(Paul McCartney)が来るってメッセージがきたんだ。俺のアイドルがステージの横で立ってるなんて正気じゃいられなくて、ショウが始まるのは気が滅入ったよ」と強いプレッシャーを感じたとか。そのプリンスからは数日後に連絡があり、「初めてプリンスとちゃんと話したよ。彼はこう言ったんだ、『君がカムバックするなら、みんな、オオ!って唸らされたいと思ってる。じゃあどうすれば一番唸らせられるか? ヒット曲を出すんだよ』って。でも俺はそんなことしなくないって言おうとしたら、『俺はずっとこの世界でやってきた。違うことだって挑戦してきた。ヒットを出せば、後はお前の好きにできるんだよ』って言われたよ」とプリンス流のアドバイスがあったと話している。

待望されるアウトキャストの新作については、以前から「予定はない」と否定されているが、相方のビッグ・ボーイ(Big Boi)はソロ新作を制作中。アンドレも、自身のソロ・アルバムについて「出したい」と言及しているが、特にいつまでに完成させるかなどは決めていないようだ。なおアンドレは、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の新作で1曲プロデュースしていることも明らかになっている。