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来年から「サンプリング」曲もグラミー賞ソング・オブ・ザ・イヤーの候補に

Grammy Awards

世界的に音楽的な栄誉として知られるグラミー賞を運営するレコーディング・アカデミー(NARAS: The National Academy of Recording Arts & Sciences, Inc.)が、グラミー賞の規定やカテゴリーを大幅に見直し。その中で、これまで「ソング・オブ・ザ・イヤー」などのソングライティング・カテゴリーではエントリーが認められなかったサンプリング楽曲も、来年のグラミー賞から候補として認められることが明らかになった。

元々はヒップホップにおいてよく見られ、今やポップスにおいても普通に見られるようになったサンプリング。主に楽曲における演奏、ビート、歌声の一部を使い、それを再構築することで新しい楽曲を作りだす手法だ。このサンプリングに加え、メロディ・歌詞を借用するインターポレイションという手法を使用した楽曲は、これまで「ソング・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、「最優秀R&Bソング」、「最優秀ゴスペル・ソング」など作詞作曲者を対象としているソングライティング・カテゴリーではノミネートが認められず、唯一、「最優秀ラップ・ソング」カテゴリーのみ認められていた。しかしこの度の改定で、「ジャンルを超え、クリエイティブでおもしろい楽曲を生み出す」こうした手法を用いても、すべてのソングライティング・カテゴリーでのノミネートが認められるようになったことが発表された。過去には2003年のジェイ・Z(Jay Z)の“99 Problems”や、2011年のジェイ・Zとアリシア・キーズ(Alicia Keys)“Empire State of Mind”などが「ソング・オブ・ザ・イヤー」の候補になる可能性があったものの、このサンプリング問題により候補から外されたとされているが、こうした除外が今後無くなることになる。

また来年からカテゴリーに一部変更があり、ダンス/エレクトロニカ部門がダンス/エレクトロニック・ミュージック部門に名称変更。これにより最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞が、来年からダンス/エレクトロニック・アルバム賞という名称になる。他にも、ゴスペル/コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック部門に新しい賞が創設されるなどのカテゴリー変更があったのに加え、具体的にどういう音楽を指すのか近年ますます曖昧になっていたオルタナティブ・ミュージック部門について、「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞は、現行の音楽ジャンルや、ジャンルの複合における起点、またジャンルの境界の拡張や再定義における起点となっているとみなされる作品のためのもの」との説明が示された。

来年の第57回グラミー賞は、2015年2月8日に授賞式が行われる。