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ウィル・アイ・アム、Beatsのアドバイザーを務めていたことが明らかに

will.i.am

先日、Beats ElectronicsがApple社によって総額30億ドル(およそ3050億円)以上で買収されたことが明らかになったが、ウィル・アイ・アム(will.i.am)もその恩恵に与ったひとりだったようだ。ウィルはBeatsの創設から株を保有しており、またアドバイザーを務めていたという。

ブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)の頭脳としても知られるウィル・アイ・アムは、音楽プロデューサー/アーティストとしてだけでなく、インテル社のクリエイティヴ・ディレクターを務めるなどさまざまなベンチャー事業/ビジネスでの活躍でも知られている。だが、ウィルが、カリスマ・プロデューサーのドクター・ドレー(Dr. Dre)らによる大ヒット・ヘッドフォン/オーディオ・ブランド「Beats by Dre」に実は深く関わっていたことはこれまで公にされてこなかった。最近になってBeatsの創設時から株を保有していることを明かしたウィル・アイ・アムは、Beatsの共同創業者であり、ブラック・アイド・ピーズらも所属するInterscope Recordsの会長ジミー・アイオヴィン(Jimmy Iovine)との関係から、Beatsに関わることになったようだ。

米Billboard誌の取材に応じたウィル・アイ・アムは具体的な保有率こそ明かさなかったものの、Beatsの株を保有していることを認めている。1%の保有でも3000万ドル(およそ30億円)の価値があるが、ウィルは、主に科学、数学系の教育支援を子供に与える、自身の非営利団体 i.am.angel Foundationにその利益を当てるつもりのようだ。「俺の団体が大きく変わることになる。これまでは60人の子供の面倒を見てきたけど、今はもう300人。リストにはさらに待っている子たちがいる。これまでは300人の子供のために資金を募ってきたけど、これからは自分で払えるんだ」とコメントしている。

2011年に開催されたスーパーボウルでは、ブラック・アイド・ピーズが務めたハーフタイムショウにおいてBeats by Dreのロゴマーク「b」の形をステージにし、「rocking them Beats」とラップしていたウィルだったが、その意図について訊ねられると「ジミーへのプレゼント」と話している。ジミー・アイオヴィンとウィルは、ブラック・アイド・ピーズがまだInterscopeと契約する前の1997年からの付き合いなのだとか。ウィルは、当時ブラック・アイド・ピーズとの契約についてV2やSonyが100万ドルのオファーをしていたのに対し、ジミー・アイオヴィンは半額以下の45万ドルを提示していたことを明かし、ジミーから「ウィル、この争奪戦は暴走しているよ。君たちのようなグループにとって45万ドルでもじゅうぶん大金だろう。君は100万ドル以上を出すSonyと契約することもできる。私はそんな額出せないからね。でも約束しよう、君がもし45万ドルで契約してくれるなら、アルバムのセールスに関係なく、いつだって私とアルバムを作ることができる」と説得されたのだとか。「ジミーは約束を守った」とウィルは振り返っている。

ドクター・ドレーとジミー・アイオヴィンは、具体的な役職こそ明らかにされていないがAppleの重役に就任することが決定しており、先日のWWDCのAppleの発表会では、Macから電話をかけるデモンストレーションでドクター・ドレーが登場し、「ようこそAppleへ」と言われるひと幕もあった。またジミー・アイオヴィンは、これに関連してInterscope会長の座を辞めることを明らかにしている。これにより、ウィルとジミー・アイオヴィンの“約束”がどうなるか、と問われると、ウィルは、今年1月にアメリカ国内で始まった新しい音楽ストリーミング・サービス「Beats Music」に言及し、Beats Music独占でブラック・アイド・ピーズのアルバムを出す考えを明かしている。

ウィルはまた、Beats by Dreのコンサルティング的な役割を務めていたことも明かしている。実際に彼は、まだ発売される前にBeats by Dreのヘッドフォンの試作品をTVですでにかけていたことがある。過去にジミー・アイオヴィンは、Beats by Dreを始めたきっかけについて、「ある日ウィル・アイ・アムといたときに彼が、『レコード・ビジネスはもうおしまいだ。ジミー、次はハードウェアだよ』と言ったんだ」、「その一年後にドクター・ドレーのとこに行ったときに……」と話しており、ウィル・アイ・アムのアドバイスは大きかったようだ。