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日本の音楽界を支える松尾潔による初の音楽書が発売、序文は山下達郎

松尾潔のメロウな日々

EXILE、CHEMISTRY、JUJUから久保田利伸、鈴木雅之、平井堅、DOUBLEらを手がけ、累計セールス枚数は3000万枚を超す、日本音楽界を支える重要人物である松尾潔による自身初となる音楽書『松尾潔のメロウな日々』が5月30日に発売された。

いまや日本音楽界の凄腕プロデューサーとして知られるKCこと松尾潔だが、もともとは90年代に音楽専門誌『bmr(ブラック・ミュージック・リヴュー)』等に寄稿し、R&Bへの深い造詣で鳴らしたライター/音楽評論家。ジェイムス・ブラウン(James Brown)への単独インタビューをはじめ、米英での豊富な現地取材を行ってきた人物であり、その貴重な現場証言集ともなるのが本作『松尾潔のメロウな日々』だ。同書を貫くテーマは1990年代のR&B。今でも熱心なリスナーが多く「R&Bの黄金期」と謳われるこの時代、リアルタイムで米英産のR&Bを日本で紹介・評論する第一人者として、R&B愛に任せて疾走した当時を振り返り、今だからこそ書ける90年代の現場証言をまじえ、アメリカ産ブラック・ミュージックの真髄について説く音楽エッセイ。「ジェイムズ・ブラウンに褒められ、クインシー・ジョーンズに罵倒され」というキャッチコピーからわかるとおり、有名アーティストと実際に対面しての体験談も多く、彼らの素顔もうかがえる。

本書は3部構成となっており、第1部は、月刊誌時代の『bmr』に2010年から連載されたコラム「松尾潔のメロウな日々」をもとに加筆したもの。現在の松尾潔が、90年代を振り返った内容だ。続く第2部は、90年代にリリースされたR&Bの名作・傑作アルバムの日本盤用に書いたライナーノーツを、松尾潔自身が選び抜いたもの。メアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)のデビュー作『What’s The 411?』やジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)の『janet.』など、「90年代R&Bの全貌をとらえるに相応しい作品」という視点から選ばれたものだ。そして第3部は、90年代に松尾潔が夢中になって追いかけたベイビーフェイス(Babyface)についての文章を集めたもの。つまり、第2部と第3部は、リアルタイムで90年代を伝えた文章の再録となっている。

90年代当時のリアルタイムと、現在の視点からのルックバック。真摯な愛に満ちたブラック・ミュージック論を軸に、この2つの視点からR&Bという音楽を多面的に捉える。そして本書を推薦し、序文を手がけたのは、大のブラック・ミュージック・ファンとしても知られる山下達郎。「信頼に足る音楽家に」という松尾潔からのリクエストに快く応じ、日本における黒人音楽リスナー体験史として興味深い読み物となる序文を綴っている。

【もくじ】

■第1部「メロウな日々 Timeless Journey」
月刊誌~ウェブサイト『bmr』の連載「松尾潔のメロウな日々」を
大幅加筆した完全改稿決定版コラム

・ルーサー・ヴァンドロス「ルーサー!ルーサー!ルーサー!」
・メアリー・J・ブライジ「痛みという武器」
・マックスウェル「止まった時計~新しきクラシック」
・ディアンジェロ「特別な日~たかが10 年、されど10 年」
・キース・スウェット「はじめから見えていた景色」「これだからやめらんないぜ」
・ベイビーフェイス「愛とよぶもの」
・R・ケリー「R・ケリーの時代に生きて」「空も飛べるはず」
・メイズ feat. フランキー・ビヴァリー「喜びも悲しみも幾年月」
・「変わりゆく、変わらないもの」
・ジェイムズ・ブラウン「至上のもの」
・クインシー・ジョーンズ「趣味を仕事にするということ」
・パフ・ダディ「華麗なるギャツビー」

■第2部「忘れじの日々 Back in the Days」
90年代、日本でのR&B 人気を決定づけた名作・傑作アルバムたち。
そのブックレットには、いつだって松尾潔の入魂解説が載っていた。
そこから選りすぐった、ベスト・オブ・ベストなライナーノーツ集

・ガイ『The Future』
・サウンドトラック『New Jack City』
・ジェラルド・リヴァート『Private Line』
・メアリー・J・ブライジ『What’s The 411?』
・ジャネット・ジャクソン『janet.』
・ディアンジェロ『Brown Sugar』
・R. ケリー『R. Kelly』
・エリック・ベネイ『True To Myself』
・キース・スウェット『Keith Sweat』
・ジョニー・ギル『Let’s Get The Mood Right』
・エリカ・バドゥ『Baduizm』
・ジョー『All That I Am』
・LSG『Levert, Sweat, Gill』
・エクスケイプ『Traces Of My Lipstick』

■第3部「ベイビーフェイスを追いかけて Searching for Babyface」