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マイケル・ジャクソンのホログラム「復活」、去年から準備されていた

Michael Jackson hologram

様々な人気アーティストがライブ・パフォーマンスを披露した〈Billboard Music Awards〉のステージの中で、特に話題となったのがホログラム技術によるマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の“復活”パフォーマンス。同アワードのプロデューサーによれば、このマイケルのホログラム・パフォーマンスは昨年から準備に取りかかり、半年近く時間をかけて実現したものだという。

5月18日にラスベガスで開催された〈Billboard Music Awards〉で、ホログラム技術によって“登場”したマイケル・ジャクソンは、先日リリースされた新作『Xscape』から“Slave To The Rhythm”のパフォーマンスを披露。MGMグランドガーデンアリーナのステージ後方にこのホログラム演出専用のスペースが設立されており、ゴールドのジャケット、白のTシャツなどを身にまとったマイケルは、黄金の玉座に座った状態から歌い始め、途中からは玉座を離れ、ダンサーたちとのダンス・パフォーマンスも見せた。

同アワードのディレクターであるラリー・クラインによれば、「我々はこの5ヶ月間、ずっとこのことについて話し続け、その間もずっと映像の向上を続けてきました。存在しないものについて話すというのは実に妙なものでしたが」と完成には相当苦労した様子。マイケルと仕事をしたことのあるリッチ&トーン・タローガ兄弟とジェイミー・キングを迎え、あのパフォーマンス部分を制作してもらうために昨年の段階からオファーをしていたとか。タローガ兄弟は今年の始めに振り付けを考案し、他のダンサーたちと撮影をしたという。リッチ・タローガは振り付けについて、「彼の世界の中にあるものをキープすればよかった。彼のステップを、新しく見えるように作り直すといった感じかな。同じ言葉を話しているけれど、方言が違うだけ、という感じ」と説明した。

“Slave To The Rhythm”が選ばれた理由については、マイケルの弁護士で遺言執行人であるジョン・ブランカが「みんなが踊れる曲、クラブ・ソングだったからです。我々は、マイケルのシルク・ドゥ・ソレイユ公演のディレクションもしているジェイミー・キングと話し合い、この曲がとても好ましいと全員思ったのです」と振り返った。今回ディレクターを務めたジェイミー・キングは、シルク・ドゥ・ソレイユによる〈Michael Jackson: One〉のディレクターでもあり、過去にもラスベガス公演などでマイケル・ジャクソンのホログラム演出をしていたことがある。ホログラムによる故人の“復活”は賛否の分かれる演出でもあるが、ジョン・ブランカは、「ライブ・セットでマイケル・ジャクソンを体験させる、ということがとても重要だったのです。観客の目の前でライブ・パフォーマンスが披露されるということを我々が希望したことです」と、ライブで披露することが必要だったと語っている。

なおホログラム技術を使ったこうした“復活”は、特にここ数年、技術の発達によって映像として残っていない動きもプログラミングで“再現”できるなど自由に動かせるようになってから増えており、2012年には故トゥパック(2 Pac)がコーチェラ・フェスに登場し、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、ドクター・ドレー(Dr. Dre)らと“共演”。昨年にも同じくコーチェラ・フェスで、ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)のステージに故オール・ダーティ・バスタード(Ol’ Dirty Bastard)、ボーン・サグスン・ハーモニー(Bone Thugs-n-Harmony)のステージに故イージー・E(Eazy E)が登場した。また、故人以外の例もあり、今年4月に行われたM.I.A.のニューヨーク公演でジャネル・モネイ(Janelle Monae)がホログラムでサプライズ“共演”したこともあった。