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セウ・ジョルジら参加、ジャイルス指揮によるブラジリアン・スーパー・グループがデビュー

Sonzeira - Brasil Bam Bam Bam

数々の気鋭アーティストを送りだし、世界的に大きな影響力を持つ人物として知られるDJ/レーベルオーナーのジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)。ブラジル音楽の愛好家としても知られる彼が、セウ・ジョルジ(Seu Jorge)らブラジルのスターたちを集めたスーパー・グループ、ソンゼイラ(Sonzeira)をまもなくデビューさせる。

FIFAワールドカップの開催で様々な面から注目されるブラジル。中でも、今年はヒットしたアニメ映画『Rio』(邦題『ブルー 初めての空へ』)の続編が公開され、前作同様にセルジオ・メンデス(Sergio Mendez)関与のもとブラジル音楽とアメリカのR&Bやヒップホップが組み合わさったサウンドトラックが制作されたほか、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ピットブル(Pitbull)、アロー・ブラック(Aloe Blacc)、ワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)からセルジオ・メンデスら参加のワールドカップ公式アンセム集『One Love, One Rhythm』でもブラジルのアーティストとのコラボーレーションが数々実現。ブラジルの音楽シーンへの注目度も高まっている。

そんな中、かのジャイルス・ピーターソン主導によるブラジル音楽のスーパー・プロジェクトが始動。ジャイルス自らブラジルのリオデジャネイロに赴き、イギリスの気鋭の若手プロデューサー、フローティング・ポインツ(Floating Points)らによるプロデューサー・チームと現地のミュージシャンたちを融合させた新プロジェクト、ソンゼイラを立ち上げた。ポルトガル語で「killer sound」を意味するというこのプロジェクトは、クラブ・サウンド/ダンス・ミュージックを軸に、アフロ・ブラジリアン・サウンドからバイレファンキ、ボサノバまで多彩で芳醇なブラジル音楽を飲み込んだサウンドを展開。映画『シティ・オブ・ゴッド』の出演で世界的にその名を知られ、タリブ・クウェリ(Talib Kweli)作品にも参加するなど、伝統的なブラジリアン・ミュージックと、ソウルやファンク、ヒップホップを融合させたサウンドを聴かせる鬼才セウ・ジョルジを筆頭に、ブラジルが世界に誇る「グルーヴ・マスター」マルコス・ヴァーリ(Marcos Valle)、伝説的なサンバの女王エルザ・ソアレス(Elza Soares)、ブラジル音楽史上最高の打楽器奏者とも言われるウィルソン・ダス・ネヴィス(Wilson das Neves)、カリスマ・サンビスタのアルリンド・クルス(Arlindo Cruz)、セウ・ジョルジが所属していたファンク系サンバ・バンド=ファロファ・カリオカ(Farofa Carioca)を率いたことでも知られるガブリエル・モウラ(Gabriel Moura)から、リオの若手音楽家シーンを牽引しているビッグ・バンド、オルケストラ・インペリアル(Orquestra Imperial)まで、ブラジルを代表する新旧ミュージシャンが参加する。

さらに、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)全面参加の最新作『A Long Way To The Begging』も話題のシェウン・クティ(Seun Kuti)や、日本でも人気のオランダの女性歌手/モデルのジョヴァンカ(Giovanca)らも参加。ジャイルスはこの新プロジェクトについて、「ブラジル音楽のカルチャーは広い。北部のバイーアやレシフェにはアフロ・ブラリアン・サウンドがあるし、(サンバのスタイルのひとつ)バトゥカーダもある。そしてボサノバ、バイレファンキ。トロピカリア(1960年代後半に起きた音楽を中心とした芸術運動)もあるし、バンダ・ブラック・リオ(Banda Black Rio)、トリオ・モコトー(Trio Mocoto)、ジルベルト・ジル(Gilberto Gil)のように、よりソウルフルでファンキーな音楽シーンもある。これだけ広大な音楽が親しまれているんだ。私はなんとかこの全てをカバーしたいと思ったんだ。よりモダンな形でね」と意気込んでいる。すでに先行シングルとして、女優としても活躍するエマニュエル・アラウージョ(Emanuelle Araujo)をボーカルに据え、イギリスで1981年にヒットしたフリーズ(Freeeze)の“Southern Freeez”のカバーなどを発表済みで、UKジャズ・ファンクの名曲がエレクトリックな気だるいボッサ・サウンドに生まれ変わっている。

ソンゼイラによるアルバム『Brasil Bam Bam Bam』は5月26日発売予定。日本盤は6月11日に発売される。なおこのアルバムは、ジャイルスが1990年にスタートさせたTalkin’ Loudからリリースされる予定で、およそ10年ぶりのTalkin’ Loudのリリース作品ともなる。

1. Where Naná Hides (feat. Naná Vasconcelos & Seun Kuti)
2. Naná (feat. Elza Soares & Wilson Das Neves)
3. Sambãio (feat. Seu Jorge & Nina Miranda)
4. Brasil Pandeiro (feat. Emanuelle Araújo, Arlindo Cruz & Chico Chagas)
5. Xibaba (She-bá-ba) [feat. Emanuelle Araújo & Chico Chagas]
6. America Latina (feat. Marcos Valle & Patricia Alvi)
7. Southern Freeez (feat. Emanuelle Araújo)
8. The Mystery of Man (feat. Mart’nália & Nina Miranda)
9. Aquarela do Brasil (feat. Elza Soares)
10. Estrelar (feat. Marcos Valle & Patricia Alvi)
11. Um Toque (feat. Gabriel Moura)
12. Bam Bam Bam (feat. Seu Jorge & Giovanca)
13. City of Saints (feat. Lucas Santtana, Nina Miranda & Earl Zinger)

[deluxe]
14. Ele e Ela (feat. Marcos Valle)
15. The Plum Blossom (feat. Naná Vasconcelos & Finn Peters)
16. Southern Freeez (feat. Emanuelle Araújo) [Dub]
17. Um Toque (feat. Gabriel Moura) [Alternative Version]
18. Brasil Bam Bam Bam (The Story of Sonzeira) [video]