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[EP stream] Tiffany Villarreal ‘Wildflower’

Tiffany Villarreal - Wildflower

不遇の歌姫ティファニー・ヴィラリールを覚えてますでしょうか? 2003年にベイビー・バッシュの“Shorty DooWop”やレイクウォンの“The Hood”に客演した女性シンガーで、レイクウォンのRae Records/Virginと契約したものの、デビュー・アルバム『Tiffany Villarreal』は日本先行で発売されたものの、最終的にそのまま日本だけの発売で終わってしまった、あの女性です。

2008年にはフロー・ライダーの全米トップ10ヒット“In The Ayer”で声を聞かせ(ビデオには登場せず)、ファンテイジアの2010年作『Back To Me』の“Trust Him”でソングライター&バックコーラスとして名前が確認でき、2013年にはパンク・バンド=イエローカードの『Ocean Avenue Acoustic』で“View From Heaven”でアディショナル・ボーカルとして参加、2015年にはマイク・シティが彼女をボーカルに据えた未発表曲?“Feeling Some Kinda Way”の音源を公開(現在は削除)と、活動を続けている様子は窺えていたのですが、ついにカムバック。彼女にとって正式な1st EPとなる『Wildflower』が、国際女性デーとなる8日に発表されました。

イントロ+アウトロ+インタールード4曲を含むため実質5曲で構成されるこのEP、メキシコ系×プエルトリコ系という彼女のルーツに則った、アコースティック&ジャジーなラテン・ポップ~ボッサ・ソウル集といった仕上がり。

詳細なクレジットは不明ながら、数々の楽曲を手がけてきたベテラン女性ソングライター/プロデューサーで、メアリー・J.ブライジによる『マッドバウンド 哀しき友情』主題歌“Mighty River”をラファエル・サディークと共に手がけてオスカー候補になったトーラ・スティンソンが、インタールード等除いた楽曲でソングライティングを担当。またプロデュースは、キース・スウェット『Dress To Impress』で“Back and Forth”を手がけたビッグ・マイク・ハートらによる、LAのリズム・セクション・エンターテインメントが全曲手がけているようです。ラウンジーな響きの心地よいEP集ですね。

ティファニー・ヴィラリールは元々、ラスベガスのパフォーミング・アート・スクールで702のミーラと出会い、実は702のデビュー(1996年)前に一時期メンバーだったことがあったという過去も持つ女性。ミーラ~702繋がりでミッシー・エリオットと知り合い、ミッシーの後ろ盾を得たためにソロ活動を求めて702を脱退したわけですが、ミッシーがエグゼクティヴ・プロデューサーを務める形でRCAからリリース予定だったデビュー・アルバムは、RCAの閉鎖のために頓挫。その後、ネプチューンズのStar Trakに移籍し、ファレル指揮の下、ヴァネッサ・マーキス(こちらも懐かしいですな)らとのガールズ・グループ=アフェアを結成するもこれもうまくいかず、ドクター・ドレーのAftermath、Motownと渡り歩いて、ようやくレイクウォンのRae Records/Virginと契約。しかし、デビュー・アルバム『Tiffany Villarreal』は日本だけの発売で終わるという……不遇の歌姫なのです。702の時代から数えれば20年以上、『Tiffany Villarreal』の不発から数えても14年以上の時を経てのデビューEPリリースというわけです。

1. The Opening

2. Sol y Luna

3. Efflorescence

4. Wildflower

5. Friendship

6. No One Like You

7. Song Of Songs 2

8. Woman

9. Pearl

10. Love Me More

11. Lull

prod. by Buddy Bangs & Big Mike Hart for Rhythm Section Entertainment
“Sol y Luna,” “Wildflower,” “No One Like You,” “Woman,” & “Love Me More” written by Buddy Bangs, Big Mike Hart, Taura Stinson & Tiffany Villarreal