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[live videos] ジャネル・モネイ、H.E.R.、トラヴィス・スコット、アリシア・キーズ……グラミー賞ライブ映像まとめ

Grammy 2019

第61回グラミー賞の授賞式が現地時間で10日夜に開催されました。アリシア・キーズが司会を務めたこの授賞式でのライブ・パフォーマンス映像をまとめましたのでご紹介いたします。例によって非公式のものなので削除される可能性があるため、チェックはお早めに。また全パフォーマンスではありませんので、念のため。

[2/13 update: 一部、公式映像が公開されたものについてはそちらに差し替えています]

なお、チャイルディッシュ・ガンビーノの“This Is America”がラップをベースにした楽曲で史上初のソング・オブ・ザ・イヤーに輝いたこと(ヤング・サグもソングライターとして受賞)、カーディ・Bが女性ソロ・アーティストとして史上初めて最優秀ラップ・アルバム賞を手にしたことなど受賞結果についてはこちらの記事をご覧ください。

オープニングを飾ったのは、カミラ・カベロリッキー・マーティンアルトゥーロ・サンドヴァルJ・バルヴィンのラテン勢。カミラ・カベロの“Havana”が中心となったステージで、ヤング・サグも参加したこの“Havana”は途中から、サンタナの大ヒット“Smooth”とマッシュアップしてるのも憎いですね。その後リッキー・マーティン“Pégate”を経て、J・バルヴィンが“Mi Gente”を披露。リミックス・バージョンのビヨンセの代わり?をカミラ・カベロが務めましたが、わりとあっさり終わって“Havana”に戻って大団円。どうせならカーディ・Bの“I Like It”もやって欲しかったところですが、盛り上がった開幕となりました。

Camila Cabello with Arturo Sandoval & Young Thug – Havana
Ricky Martin & Camila Cabello with Arturo Sandoval – Pégate
J Balvin, Camila Cabello & Ricky Martin – Mi Gente
Camila Cabello & Ricky Martin with Arturo Sandoval – Havana

 

無冠に終わってしまったジャネル・モネイは、アルバム・オブ・ザ・イヤー候補になった『Dirty Computer』より、“Make Me Feel”主体のパフォーマンス。“Django Jane”と“PYNK”も挿まれました。“PYNK”のミュージック・ビデオに登場する「プッシーパンツ」もしっかりフィーチャーされましたね。

なおジャネル・モネイについては、式での個性的なゴルティエのドレス&超個性的なお帽子のほうが印象に残ったという人も多いかも知れません。しかしフジロックでの初来日パフォーマンスも楽しみですね。

Janelle Monáe – Make Me Feel / Django Jane / PYNK

 

ポスト・マローンはレッド・ホット・チリペッパーズとの共演……ということでしたが、昨年の〈MTV Video Music Awards〉でのエアロスミスとの共演ステージの二番煎じの印象が強かったですね。また、21サヴィジ不在になってしまいましたが、21サヴィジに言及するような演出も特に無いのも肩透かし感を強めたかもしれません。今回のグラミー賞で21サヴィジの名を出したのは、レコード・オブ・ザ・イヤーの受賞スピーチにおけるルドウィグ・ゴランソンだけだった、と言われています。

21サヴィジは2月3日、移民・関税執行局に拘束され、そのまま拘留される状態が続いています。アトランタのラッパーである彼ですが、実はイーストロンドン生まれの英国籍であることが明らかになり(7歳の時にアトランタに移住)、2006年にビザが失効、不法滞在の状態のまま800万ドル(およそ8.8億円)を稼いだと移民・関税執行局側は主張。サヴィジの弁護士側は、10代前半の時にビザが失効しており、これは幼少期に家族に連れられて不法入国した形となった「ドリーマー」と同じような状態で、サヴィジに責を問うのはいかがなものかとし、またサヴィジに前科は無く、不法移民状態を解決することに協力してほしいと訴えています。こうした状況から、ジェイ・Z率いるRoc Nationは、サヴィジの拘留を「法の曲解」と断じ、#Free21Savage という運動のもとに彼を助ける弁護士を雇うなど、サポートをしています。

Post Malone – Stay / rockstar
Red Hot Chili Peppers with Post Malone – Dark Necessities

 

主要部門こそ受賞はならなかったものの、最優秀R&Bアルバム、そして最優秀R&Bパフォーマンス賞に輝いたH.E.R.。彼女が所属するMBKは、デビュー前から2010年まで15年に渡ってアリシア・キーズを支えてきたジェフ・ロビンソンのマネジメント会社であり、いずれもジェフ・ロビンソンが見出した才能。H.E.R.ことギャビー・ウィルソンは以前からアリシア・キーズをメンターとして仰いでいましたが、司会のアリシア・キーズの紹介でH.E.R.がパフォーマンスをする……という構図は新しい世代にバトンを渡すようで、美しい構図でしたね。

なお、彼女が披露したのは最優秀R&Bアルバム賞に輝いた『H.E.R.』収録曲ではなく、最新EP『I Used To Know Her: Part 2』に収録されたロドニー・ジャーキンス制作の“Hard Place”。「Tiny Desk Concert」でも披露された、フォーキーなR&Bからゴスペリックに展開していく楽曲です。H.E.R.が気になったという方は、こちらの林 剛さんによる記事もしくはこのインタビュー記事をどうぞ。

H.E.R. – Hard Place

 

カーディ・Bもまた、最優秀ラップ・アルバム賞に輝いた(そしてアルバム・オブ・ザ・イヤー候補でもあった)『Invasion Of Privacy』未収録となる最新シングル“Money”を披露。2月22日には待望のCD盤が発売される予定ですが、デラックス版の存在を仄めかしていただけに、これも追加収録されるでしょうか? 27日発売の国内盤の情報を見るかぎりは、追加トラックは無さそうですが……

カーディ・Bもまた、式でのドレスが話題。ティエリー・ミュグレーのヴィンテージ・ドレス(1995年)を着ており、その独特な形状から「オイスター・ドレス」とも呼ばれています。個性的ですが、彼女のキャラクターに合ってますね。ちなみに、最優秀ラップ・アルバム賞のスピーチの時も傍にいたオフセットとは改めてラブラブのようで……

Cardi B – Money

 

司会のアリシア・キーズもパフォーマンスを披露(※フル映像は見つからず)。ピアノ2台を使ったパフォーマンスもインパクト大でしたが、「私が書いた曲だったら」コーナーとして、ジュース・ワールドの“Lucid Dreams”、ドレイクの“In My Feelings”、エラ・メイの“Boo’d Up”、ローリン・ヒルの“Doo Wop (That Thing)”などをメドレー形式でカバー、最後に自分が書いた曲として“Empire State Of Mind”を披露しました。“In My Feelings”とのマッシュアップで“Boo’d Up”が歌われた時のエラ・メイの興奮っぷりは語り草になりそうですね。

なおアリシアは、このグラミー終了後に久々の新曲“Raise A Man”をサプライズ・リリースしていますよ。

Alicia Keys – Killing Me Softly With His Song / Lucid Dreams / Unforgettable / Clocks / Use Somebody / In My Feelings / Boo’d Up / Doo Wop (That Thing) / Empire State Of Mind

 

3月に75歳の誕生日を迎えるダイアナ・ロスを(自ら)祝福するステージもありました。9歳の孫に紹介されて登場したダイアナ・ロスは、93年のベスト『Forever Diana: Musical Memoirs』に新曲として収録された“The Best Years Of My Life”、そしてアシュフォード&シンプソンが手がけた70年のソロ・デビュー曲“Reach Out and Touch (Somebody’s Hand)”をメドレーで披露。70代とは思えぬ歌唱で大いに盛り上げました。

ちなみにダイアナ・ロスは一度もグラミーの受賞経験がなく、2012年になって生涯功労賞を贈られたのみとなります。なお今年の特別功労賞は、ダニー・ハサウェイ、ディオンヌ・ワーウィック、ジョージ・クリントン&パーラメント/ファンカデリック、サム&デイヴなどに贈られました。

Diana Ross – The Best Years Of My Life / Reach Out and Touch (Somebody’s Hand)

 

またしても主要部門は逃したものの、3冠となったレディー・ガガは、『アリー/スター誕生』より2冠となった“Shallow”をロックに披露。マーク・ロンソンアンドゥルー・ワイアットら、共作者たちとの共演ステージとなりました。ガガはこれまで通算24ノミネートを受けているものの、一度も主要部門での受賞はなく、今年は可能性があるのではと見られていましたが……残念でしたね。

Lady Gaga with Mark Ronson, Andrew Wyatt & Anthony Rossomando – Shallow

 

無冠に終わったトラヴィス・スコットは、ジェイムス・ブレイクマイク・ディーンに、EW&Fからフィリップ・ベイリーヴァーディーン・ホワイトを迎えて“Stop Trying To Be God”を、そして『ASTROWORLD』ではその次の曲順になる“No Bystanders”を披露しました。授賞式にこそ出席したものの、ライブ・パフォーマンスを断ったドレイクがいれば“Sicko Mode”でさらに盛り上がったんでしょうが……。

ちなみに授賞式には、ケンドリック・ラマー、チャイルディッシュ・ガンビーノ、ビヨンセ&ジェイ・Z、アリアナ・グランデはいずれも出席していません(チャイルディッシュ・ガンビーノは前夜祭のプレ・グラミーには姿を見せたそう)。

Travis Scott with James Blake, Mike Dean, Philip Bailey & Verdine White – Stop Trying To Be God
Trvis Scott – No Bystanders

 

Motown Recordsの60周年を記念したトリビュート・ステージは、なぜかジェニファー・ロペスが主役……ということで開催前から批判の多かった演目。スモーキー・ロビンソンアリシア・キーズニーヨが助力しましたが、最後まで疑問符が消えなかった人は多いようです。

Jennifer Lopez – Dancing In The Street / Please Mr. Postman / Money (That’s What I Want) / Do You Love Me / ABC
Smokey Robinson – My Girl
Jennifer Lopez with Alicia Keys – Papa Was A Rollin’ Stone
Jennifer Lopez – War / Square Biz
Ne-Yo & Jennifer Lopez – Another Star

 

 

先日のスーパーボウルの開幕で“America The Beautiful”を歌ったことも記憶に新しい天才姉妹デュオ=クロイー&ハリーは、特別功労賞が贈られたダニー・ハサウェイのトリビュートで“Where Is The Love?”を披露。相変わらず20歳と18歳とは思えぬ堂々としたステージ・パフォーマンスで、“Where Is The Love?”を完全に自分たちの色に染め上げました。

まだまだ知名度が低い彼女たちですが、知らない方でも、あのビヨンセが認め、100万ドル以上の契約金で自分のレーベル Parkwood Entertainmentに迎え入れた……というのも納得できるのではないでしょうか。

Chloe x Halle – Where Is The Love?

 

新人賞に輝いたデュア・リパは、セイント・ヴィンセントとの共演ステージ。美女ふたりによる妙な色気のあるパフォーマンスです。デュア・リパはシルク・シティとの“Electricity”が最優秀ダンス・レコーディング賞に輝きましたが、こちらでは全英ナンバーワン・ヒットとなったマーク・ロンソンとの“One Kiss”を披露しています。

St. Vincent – Masseduction
Dua Lipa & St. Vincent – One Kiss

 

最後のステージとなったのは、アレサ・フランクリン・トリビュート。ヨランダ・アダムスファンテイジアアンドラ・デイが“(You Make Me Feel Like) A Natural Woman”で共演しました。アンドラ・デイだけファッション的にちょっと浮いてますが、「Andra Day」の検索サジェストに「wig」が出てくるあたり、彼女のウィッグが話題の的ですね。

Yolanda Adams, Fantasia & Andra Day – (You Make Me Feel Like) A Natural Woman