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THE INTERNET interview / マットが語る、ジ・インターネット最新作『Hive Mind』

ついに彼らが戻ってきた。昨年1月から始まったマット、シド、スティーヴのソロ連続リリースに続き、今年1月には待望の再来日公演が行われ、さらに成長した姿を我々の前に示してくれたジ・インターネット。ソロ活動に入る前から、「グループをより高めていくため」のソロ活動を経て、グループとしての新作に臨むことが明かされていたが、7月20日、ついにおよそ3年ぶりの新作となる『Hive Mind』が発表された。この新作について、マット・マーシャンズが語る。

若い頃はTERIYAKI BOYZやFantastic Plastic Machineが好きだった

(⇒ P1より)
このグループ活動とソロ活動について「自然の流れ」だと考えているのは、「俺たちはオーガニックなものを大事にする」という考え方とも共通するだろう。今回は様々な土地にある家をAirbnbで借りてスタジオ代わりにしているが、それも何か特別な狙いがあったわけではない。

Airbnbなら入るのも出るのも楽だからね(笑)。セットアップして、終わったらすぐ帰ればいいし。いい家を見つけたら、よし、ここでやってみようかみたいな感じだったよ。すてきな街を見つけたら『ここでやるか』みたいな。シドがポータブル・スタジオを持っていて、どこでもセットアップすることができるんだ。彼女はそれをどこにでも持ち歩いているから、家に入ったらそれをセットアップして(レコーディングした)。

Airbnbはただ、静かなスペースを手に入れるのに手っ取り早い方法だっただけなんだ。でも、レコーディングするたびにそれぞれの場所のヴァイブを感じることができた。同じところでずっとレコーディングするより面白いと思ってね。新しいことをやるときって、それまでとは違った気分になるだろ? いつもと違うものに囲まれていると、いつもと違う気分になれるしね

このAirbnbでのセッションには、アミーネやアール・スウェットシャツらも遊びに来たようだが、外部ゲストを入れなかったのも「自然の流れ」のようだ。

確かに彼らは遊びには来ていたけど、彼らにアイデアを出してもらうとか、そういう訳ではなかったんだ。(彼らに加わってもらうより)自分たちの得たものを持ち寄ることの方が興味があったんだよ

『Ego Death』の北米ツアーの際にオープニング・アクトを務めたムーンチャイルド(Moonchild)が4曲で参加しているのもまた、同じ。

「(ムーンチャイルドに参加してもらったのは)個人的にも仲がいいからね。一緒にツアーしてとても楽しかったから、その時の雰囲気を再現できたらと思って。彼らの独特のヴァイブが俺たちのヴァイブと、とても合ったんだ

『Hive Mind』のサウンド面――特にアップテンポな曲が増えた点については、音楽フェスに出演した際のファンの反応をフィードバックとして受け止めた部分もあるようだ。

みんな踊りたがっているというか、もっとエネルギーを感じたいんだろうなって。俺たちはスローなグルーヴが多いバンドだから、少しテンポを上げて、ショウでもっと楽しんでもらえるようにしたんだ。特に誰かのサウンドにヒントを得たという訳ではなくて、基本的にはファンの反応を見て、こういう風にしよう、なんて思っていたよ

こうして『Hive Mind』を完成させたジ・インターネット。早くも、この10月には、ゴリラズ(Gorillaz)主催の〈Demon Dayz Festival〉への出演、さらにゴリラズとのツアーも決定している。

ゴリラズ側からオファーがあったんだ。俺はゴリラズのファンだし、二つ返事でOKしたよ。新作を出しているバンド同士でツアーするというのが狙いらしいんだ

そして気になるのが、『Hive Mind』を引っ提げての来日について。

「(来日公演については)まだ分からないけど、日本に行く機会は逃したくないね! みんなのお気に入りの場所のひとつであることは間違いないよ。キコ(水原希子)とも仲がいいしね

そう、マットを始め、メンバーとも親交のある水原希子は、“La Di Di”のミュージック・ビデオにもカメオ出演している。

キコはとても仲のいい友人のひとりだよ。だからいつかはビデオに出てもらいたいなと思っていて、何気なく訊いてみたら『ええ、もちろん!』と言ってくれて。それで撮影に来てくれたんだ。現場の撮影はすごく楽しかったし、何より色々スムーズに進んだよ。彼女はみんなにとても優しいし、とても地に足の着いた人なんだ。一緒にいて楽しいよ。ニュー・アルバムも少し聴かせたらすごく気に入ってくれてね

ちなみに日本ついでに、日本のアーティストについてマットはこんなことを語っている。

最近はあまりよくチェックしてないけど、若い頃はTERIYAKI BOYZが好きだったね。あとFantastic Plastic Machine。実は彼らの曲を聴いて、これこそ俺のやりたいことだって思ったんだ

そして最後に、マットから日本のファンへのメッセージ。

日本のファンは最高だよ! みんなは、俺たちのお気に入りのファンなんだ。何年もサポートしてくれて本当にありがとう。次にそっちに行くまで新作を聴いてグルーヴしていてくれ!(笑)