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FEATURE

STANCE special / ヒップホップの今をリードするミーゴスのソックスが登場

ヒップホップ・レジェンドたちへの敬意もあらわに、さまざまなアイテムを打ち出してきたソックス・ブランド、STANCE。でも、現行ヒップホップ・シーンで活躍中のアーティストをモチーフとしたソックスは? そんな疑問に対する回答が、ここにある。

文/丸屋九兵衛(bmr)

 それは「無償のヒップホップ愛」なのだろうか。

 あの映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』の大ヒットにタイミングを合わせる……のではなく、それから1年以上経ってから「ルースレス・シリーズ」としてN.W.A、イージー・E、ボーン・サグズン・ハーモニーのソックスを発売したのがSTANCEだ。なんというか、同社がヒップホップを見つめる視線には「ビジネスチャンス」以上のものが映っている気がする。
 そんなヒップホップ・カルチャーへの激しいリスペクトが際立つSTANCE。だが……そうしたレジェンドたちへのトリビュート的アイテムが多いのは嬉しいものの、今現在のチャートを賑わしている若手ラッパーたちを題材としたソックスがあまり見当たらない気がするのは……少し寂しくないかい?

 そんな我々の疑問に答えるかのように登場したのが、この3足。ミーゴス・モデルだ。それも、今年1月末に発売されるや否やビルボードで初登場1位となり、プラチナム認定もされた大ヒット・アルバム『Culture II』をモチーフとしたソックス3種である。

 アメリカの現行ヒップホッブ・シーンの中核を担うミーゴスは、アトランタの北東に位置する郊外の街、ローレンスヴィルの出身。「班長」とも呼ばれるクエヴォ(27歳)、オフセット(26歳)、テイクオフ(24歳)からなるトリオだ。
 ミニマルに切り詰めて静寂さと寂寥感すら漂うトラックの上で、オートチューンをかけまくってメロディ化したラップ、ブツ切り的な三連フロウ。彼らが広めた(発明したのではないにせよ)スタイルはシーンを支配するモードとなり、もはや「同趣向の曲が入っていないアルバムなどヒップホップ界にはほとんどない」と言えるほどになった。
 サウンドもさることながら、SNSの活用の巧みさ、さらには、スリムに徹した服装などを見れば分かる通り、ミーゴスは非常に現代的である。一方で、古式ゆかしきヒップホップ的アティテュード――失礼なヤツは先輩だろうとリリック上でボコボコにする――や、親族グループであること(クエヴォとオフセットはイトコどうし、クエイヴォとテイクオフは叔父と甥らしい。年齢差はほとんどないが)に、アフリカン・アメリカンの伝統を感じることもできよう。
 つまりミーゴスは、ブラック・ミュージックの本質を言い表す「変わりゆく同じもの」を地で行くようなアーティストでもあるのだ。

 件のアルバム『Culture II』は、過去の作品よりも幅広い曲調となっている。
 例えば、かつてT.I.のために作ったものの採用されなかったトラックをファレルが持ち込んだ結果として生まれた“Stir Fry”。そして、中南米ドラッグ組織をテーマに「ナルコ」と「パブロ」、「ジャングル」「ノー・マンブル」、さらには「サウナ」「アナコンダ」と畳み掛けて韻を踏む“Narcos”など。つまり、よりポリリズミックなアプローチが試みられているのだ。
 ブラック、オレンジ、レッドの3色で登場したこのソックスも、それらの曲に見られるエキゾティックさを象徴するかのように、ヤシの木が生い茂り、トラが咆哮する、というデザインが印象的だ。もちろん、ゴールドチェーンも乱れ飛んでいるから、ヒップホップ・ルーツへの忠実さも見て取れる逸品である。

MIGOS
\ 2,700(税抜)
COLOR: ORANGE / BLACK / RED
SIZE: メンズL 25.5-29.0cm

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