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BILLBOARD LIVE 10th Anniversary / ビルボードライブ10周年記念 特別座談会

数々のアーティストの来日公演を開催し、我々アーバン・ミュージックの愛好家にもおなじみのビルボードライブ。すでに2017年下半期もエリカ・バドゥ、フェイス・エヴァンス、ベイビーフェイス、テラス・マーティン、マセーゴなど楽しみな公演が目白押しのビルボードライブは、今年で開業10周年を迎える。これを記念して、bmrの新旧編集部員が再び集結し、「ブラックミュージック・シーンを牽引するライブレストラン」が築いてきた10年間を振り返る特別座談会を行った。

座談会/荘 治虫、金子穂積、丸屋九兵衛、末崎裕之 構成/bmr編集部

(⇒ P2より)
荘「あとビルボードライブで面白いのは、合わせ技がけっこう多いことかな。マーカス・ヒューストン&オマリオンとか」

金子「ケイス&モンテル・ジョーダンなんてのもあったんですね。この抱き合わせパターンはいいんじゃないですか?」

末崎「K-Ciとシスコ、って組み合わせもありましたよ」

荘「それ、濃いねぇ!」

金子「シャウター対決みたいで。企画ものは面白いですね」

荘「プチ・フェス的なね。ひとりだとちょっと看板を張るのはきついかなって場合も」

丸屋「702のカミーラだけだときついでしょう」(※リル・モー、カミーラ、チェンジング・フェイセズでの合同公演が2011年にあった)

荘「702でも難しそうだよ(笑)、観たいけど」

Omarion & Marques Houston live at Billboard Live Tokyo

金子「クレイグ・デイヴィッドのプレミアム・アコースティック・ライブ、すごくよかった覚えがあります」

荘「アコースティック……、昔のMTVアンプラグドみたいなのはもっとやってほしいな」

金子「シンガーの歌の力量もよく分かりますしね」

荘「ヒップホップでもアンプラグドでやるとそれはそれでまた面白いんだよね」

丸屋「アレステッド・ディヴェロップメントのアンプラグドがめちゃくちゃよかった」

荘「あれはよかったね。ア・トライブ・コールド・クエストとかデ・ラ・ソウルとかLL・クール・Jが出たのも記憶に残ってるなあ。あと、メアリー・J.ブライジとかファーザー・MC、ジョー・パブリックなんかも出てたよね。打ち込みを生に置き換えたライブの面白さって個人的にはかなり好物」

丸屋「マックスウェルのアンプラグドはまたちょっと違うか。ソファに座ってるしお香は炊いてるし」

金子「でもそれぐらいの演出があっても面白いんじゃないですか。華や特別感があるハコですし」

ビルボードライブへ、R&B愛と期待を込めて……

Babyface live at Billboard Live Tokyo (Photo by Masanori Naruse)
Photo by Masanori Naruse

金子「大御所のベイビーフェイスもけっこう来てますね」

荘「また11月に来るんだよね

金子「それこそアンプラグドも出来ますし、抱き合わせでトニ・ブラクストンとか……(笑)」

荘「アフター7も来てるよね。ベイビーフェイス featuring アフター7ってのも観たいなぁ」

金子「そういえば、スタイリスティックスやテンプスとかを除くと男性コーラス・グループはあまり多くは来ていないんですね。ソロ(Solo)が来ているのだから、K-Ciもジョデシィとして来ないですかね。ジャギド・エッジとか」

末崎「ドゥルー・ヒルとか」

荘「シルクじゃないですか。シルク featuring キース・スウェットで」

金子「それいいですねぇ! カット・クロースも付けて(笑)」

丸屋「それは今存在するのかどうかって問題があると思うぞ」

荘「本当に君たちそうなの?ってのが来るかもしれないですよ。アセナ・ケイジはいるとは思うけど」

末崎「蓋を開けてみるとメンバーが変わってるってやつですね(笑)」

荘「ちなみに〈Essence Festival〉のラウンジで観た感じで、来日してほしいなってアーティストいました?」

金子「ガラントとか……。あと全然ソウルじゃないですけど、グロリア・エステファンの娘(エミリー・エステファン)。シーラ・Eみたいに自分でパーカッションは叩くし、ギターも弾いて、プリンスみたいにバンドを操って、ラテン・ファンクみたいな感じでして。しかも、歌はまさにお母さんの声だし、ゾクゾクする感じのステージでしたね。まだ無名に近いですが。あとエクスケイプ来てほしいなぁ。……そういえば、意外とモニカとか来てないんですね」

末崎「モニカ自体、しばらく来日していないですよね。武道館以来ですか?」

荘「あの伝説の〈Natural Breeze Concert〉以来、来てないんじゃないかな」

末崎「ブランディはやっぱり可愛かったなぁ」

荘「ブランディはホント可愛かったですねぇ。ちゃんとしたステージをやるんだよねぇ。えらいなぁって。もうちっちゃい子供じゃないんだけどさ、当時のイメージが(笑)」

丸屋「20年経ってますよ!」

Brandy live at Billboard Live Tokyo

金子「ジェネイ・アイコも来てほしいですねぇ。〈Essence Festival〉でもラウンジがいっぱいになるほどの大人気で、シスターたちにとても好かれているのが分かりましたね」

荘「そうだね、来ても不思議じゃないね、今だったら」

丸屋「日系だし……っていうカードが使えるのかどうか分からないが」

荘「いや、いいんじゃないですか。日本語は喋れないだろうけど。そこは『コンニチワ』とか言ってもらって」

丸屋「それは普通の外国人と一緒でしょう」

末崎「ガラントは日本語を勉強しているみたいですね。単独公演やってほしかったなぁ。ケラーニも」

丸屋「オーガスト・アルシーナとか来ないかしら」

荘「デイリーが観たいなぁ」

金子「この前の〈Essence Festival〉で一番すごかったのがケリー・プライスでしたね」

荘「ケリー・プライスって(自身の公演としては)来日してないよね?」

末崎「日本での認知度が……どうなんでしょうね」

金子「現地のように盛り上がるかは微妙ですね。あ、でもファンテイジアとかは来てるんですね……だったらケリー・プライスも来られないかなぁ」

丸屋「ライフ・ジェニングスとかどうだろう? 日本だったらビルボードライブになるんじゃないかな。今は刑務所に入ってないよね?」

荘「どうだろ?(笑) ……罪状によっては来にくいよね」

丸屋「罪状か……最初のは放火かな」

末崎「バイオグラフィも書きにくいかもしれないですね。デビュー作が……」

丸屋「『囚人番号をタイトルにしたアルバムが大ヒット!』」

末崎「タイリースとかどうでしょう」

荘「ああ、来てほしいねぇ。日本でライブ出来るってなったら来るんじゃない?」

金子「日本人はハリウッドスターに弱いから、けっこう入るんじゃないですか」

末崎「映画のプロモーションで来日してもらって、そのついでに……」

丸屋「『ワイルド・スピード』に出てた人がすぐ近くで見られる?!って。『ワイルド・スピード』はあと2作あるし」

金子「『ドリーム』(『Hidden Figures』)と『ムーンライト』でアカデミー賞の脚光を浴びてしまった今となっては無理でしょうけど、ジャネル・モネイは来て欲しかったですねぇ」

荘「日本との温度差が激しいと難しいよね」

丸屋「ニュー・パワー・ジェネレーションとかシーラ・E&フレンズとか、けっこうプリンス絡みも来てるのね」

末崎「シーラ・E&フレンズはけっこう前ですね。2009年。ニュー・パワー・ジェネレーションやエフデラックスは、プリンスが亡くなってからでした」

丸屋「あ、ザ・タイムが観たい! ジェシー・ジョンソンが来るか来ないかでバリューが変わりそうだが」

末崎「あとはジャム&ルイスが来るか来ないかですか」

丸屋「ジャム&ルイスを動かすのは大変そうだから、せめてジェシーは来てほしい」

金子「ジェシーもジャム&ルイスも来ないってなったら……」

荘「それはもうタイムじゃないよ(笑)」

丸屋「そう、その問題は常にあって。『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』ってギャグ映画があって、その映画の世界ではなぜか『パープルレイン』が最高の映画とされていて、しかもザ・タイムが最高のバンドとされている。最後にザ・タイムのライブを観て終わるんだけど、それが“モーリス・デイ&ザ・タイム”とアナウンスされていて、どう見てもモーリス・デイとその子分たちなんだよ。ザ・タイムではなく」

金子「それはいかんですね。でもオリジナル・セヴンとしてメンバーが揃っているタイムなら高くてもビルボードの箱で観てみたい!」

荘「確かに! 話しているうちに俄然タイムが観たくなってきた!」


〈BBL 10th Anniversary Premium Stages〉

エリカ・バドゥ来日公演
2017年10月1日(日)3日(火)6日(金)12日(木) ビルボードライブ東京
2017年10月9日(月・祝)、10日(火)ビルボードライブ大阪

フェイス・エヴァンス来日公演
2017年10月5日(木)ビルボードライブ大阪
2017年10月9日(月・祝)ビルボードライブ東京

ベイビーフェイス来日公演
2017年11月15日(水)、16日(木)ビルボードライブ大阪
2017年11月18日(土)、19日(日)、20日(月)ビルボードライブ東京