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Mike WiLL Made-It

マイク・ウィル・メイド・イット

ビヨンセ(Beyonce)の“Formation”を始め、リアーナ(Rihanna)やマイリー・サイラス(Miley Cyrus)らも手がける人気プロデューサー。自身のレーベル EarDrummersをInterscope Records傘下に立ち上げており、そこからレイ・シュリマー(Rae Sremmurd)もヒットさせている。

1989年生まれ、ジョージア州マリエッタ出身。本名をマイケル・レン・ウィリアムス二世(Michael Len Williams II)という。三人姉弟の末っ子に生まれた。父親はIBMで働くかたわらDJを、母親は貸付不動産投資の業務に勤めながら週末にゴスペル歌手ドティー・ピープルズのコーラスをしていたという。おじはギターを弾き、姉のひとりもマーチングバンドのリーダーを務めるなど音楽一家に育った。姉のCasio MT-520で遊ぶようにして音楽に触れるようになり、14歳の時に父親にクリスマス・プレゼントとして買ってもらったハードシーケンサーのKorg Electribe EM-1で本格的にビートを作り始め、放課後には雑貨屋で自分のビートを地元ラッパーたちに数百ドルで売っていたとか。こうして稼いだお金を機材に投資しながら、ビートメイカーとして腕を磨いていった。また10代の頃には、FAYというヒップホップ・グループとしても活動し、2004年頃にはクラブでもパフォーマンスしていたという。

そして2006年、まだ17歳の時にグッチ・メイン(Gucci Mane)にアトランタのスタジオで出会い、自身のビートを収録したCDを渡したことで運命が変わる。マイクのビートを気に入ったグッチ・メインはすぐにスタジオに呼び、グッチ・メインが2007年に発表したミックステープ『East Atlanta 6』にマイクのビートを使った“No Pad, No Pencil”が収録されることに。同年にグッチ・メインがショーティ・ロー(Shawty Lo)と発表した『Guapaholics』にも2曲に関わるが、ここに収録された“Star Status”の中でグッチが「Mike Will made it, Gucci Mane slayed it」とラップしたことから、プロデューサー名をマイク・ウィル・メイド・イットとするようになった。

グッチ・メイン作品に度々ビートを提供していく中で、アトランタを中心に徐々に他のラッパーたちからも声がかかるようになるが、転機となったのは2011年。リック・ロス(Rick Ross)率いるMaybach Music Groupのコンピレーション『Self Made Vol. 1』で、ミーク・ミル(Meek Mill)とリック・ロスの“Tupac Back”をマーズ(Marz)と共同プロデュースすると、同曲が米R&B/ヒップホップ・チャートで最高31位を記録。自身初のチャートインを果たした。当時はまだ、父親から大学に行くように強く言われていたことからジョージア州立大学に仕方なく進学していたが、この“Tupac Back”のヒットで父親も納得し、大学を中退してプロデューサー業に専念することになる。

以降、フューチャー(Future)の“Dirty Spite”(2011年)や“Turn On The Lights”(2012年)といったヒットを手がけて注目を集めるようになり、カニエ・ウェスト(Kanye West)“Mercy”(2012年)のアディショナル・プロデューサーにも抜擢された。その後はリアーナ、リル・ウェイン(Lil Wayne)、ジェイ・Z(Jay Z)などから声のかかる売れっ子となり、2013年にはポップ歌手マイリー・サイラス“We Can’t Stop”のプロデュースも手がけ、全米チャート最高2位となる大ヒットを記録。2016年にはビヨンセの“Formation”を共同でプロデュースし、翌年のグラミー賞でレコード・オブ・ザ・イヤーとソング・オブ・ザ・イヤーの候補になったほか、自身のレーベルから送りだしたレイ・シュリマーとグッチ・メインの“Black Beatles”が全米チャート1位を記録し、自身初のナンバーワン・ヒットも手にした。

2013年にはマイリー・サイラス、ウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)、ジューシィ・J(Juicy J)を迎えた“23”でアーティストとして商業デビューを果たし、全米チャート最高11位のヒットを記録。翌年、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、リル・ウェイン(Lil Wayne)やフューチャー、グッチ・メインなど豪華アーティストを多数迎えた自身のリーダー作となるミックステープ『Ransom』を発表している。2017年3月にはその続編となる『Ransom 2』がデビュー・アルバムとしてリリースされた。