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Flume

Flume

フルーム

2016年作『Skin』が翌年の第59回グラミー賞に輝いたオーストラリアの若手プロデューサー/DJ。エレクトロ・サウンドをベースに、ハウスやトリップホップ~ヒップホップ、R&Bなどを自由に横断し、ポップで時にメロディアスな音楽を奏でることで注目を集める。

1991年生まれ。本名はハーリー・エドワード・ストレテン(Harley Edward Streten)で、父親のグレン・ストレテンはシドニーの映画制作会社に長年勤める映画プロデューサー。13歳の頃から音楽を作り始めたというが、2010年、18歳ごろから自身の名前の頭文字を使ったHEDSという名義でハウス・ミュージックを制作し始める。その後、2011年に、チェット・フェイカー(Chet Faker)やタ・ク(Ta-ku)、クラシックス(Classixx)といった才能を抱える豪レーベルFuture Classicにその才能を見いだされて契約。フルームというアーティスト・ネームは、当時大好きだったというボン・イヴェール(Bon Iver)の曲“Flume”(『For Emma, Forever Ago』収録)から拝借したものだという。そして2011年にフルームとして3曲入りのデビュー・シングル“Sleepless”を発表した。

翌2012年11月にデビュー・アルバム『Flume』を発表すると、まずオーストラリアのiTunesチャートで1位、豪州チャートでも初登場2位とヒットを記録。これがきっかけとなって米インディ・レーベルのMom + Pop Musicの目に留まり、2013年2月には早々に全米リリースが実現すると、21歳の若さながら世界的な注目を集めるようになり、SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)、コーチェラ、ロラパルーザなどの大型音楽フェスティバルに次々と呼ばれるように。さらに同年11月には『Flume』がデラックス盤として再発され、新たにゴーストフェイス・キラー(Ghostface Killah)、M.O.P.などの豪華ゲストを迎えて話題になったほか、ディスクロージャー(Disclosure)の“You And Me”、サム・スミス(Sam Smith)の“Lay Me Down”、ロード(Lorde)“Tennis Cort”などリミックスのオファーも相次ぎ、ダンス・ミュージック界の新星としてますます存在感を増した。

2016年には、待望の新作『Skin』を完成。ヴィック・メンサ(Vic Mensa)、アラン・キングダム(Allan Kingdom)や、ベテランのレイクウォン(Raekwon)、西海岸の若手ヴィンス・ステイプルズ(Vince Staples)といった北米のラッパーたちから、リトル・ドラゴン(Little Dragon)やトーヴ・ロー(Tove Lo)といったスウェーデン勢、ディスクロージャーとの“White Noise”のヒットでも知られるイギリスのアルーナジョージ(AlunaGeorge)、さらにはベック(Beck)といった豪華ゲストを迎えた同作は、全米アルバム・チャートで初登場8位、米ダンス/エレクトロニック・アルバム・チャートで初登場1位と前作を上回る成功を記録。また、ディプロ(Diplo)らとのコラボレーションでも知られるトロントの新進女性シンガー、カイ(Kai)が歌うリード・シングル“Never Be Like You”で初めて全米シングル・チャートにランクイン、最高20位となるヒットを記録している。

2016年末には、母国オーストラリアの〈ARIA Music Awards 2016〉で『Skin』がアルバム・オブ・ザ・イヤー、最優秀ダンス・リリース、最優秀インディペンデント・リリースに選ばれたほか、“Never Be Like You”が最優秀ポップ・リリースに、そして自身もプロデューサー・オブ・ザ・イヤー、最優秀男性アーティストに選ばれるなど総なめにした。さらに2017年2月に開催された第59回グラミー賞では『Skin』と“Never Be Like You”が2部門でノミネートを受け、見事『Skin』が最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞に輝いている。