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Dev Hynes

Dev Hynes

デヴ・ハインズ

アーティストとしてはブラッド・オレンジ(Blood Orange)名義でも活動する英国出身のプロデューサー/シンガー・シングライター。フルネームはデヴォンテ・ハインズ(Devonte Hynes)。ソランジュ(Solange)『True』のプロデュース・ワークで注目を集め、近年はプリンス(Prince)やジミー・ジャム&テリー・ルイス(Terry Lewis)を思わせるミネアポリス・ファンクや、80年代ポップ・サウンドが特徴。

1985年、ロンドン生まれ。西アフリカのシエラレオネ共和国出身の父親と、同じく西アフリカのガーナ共和国出身の母親のあいだに生まれる。父親は60年代に、母親は70年代にロンドンに移り、知り合ったという。当初はロンドンを活動拠点とし、メタルやパンク・サウンドを鳴らしたテスト・アイシクルズ(Test Icicles)のメンバーとしてイギリスでデビュー。その後、ソロでライトスピード・チャンピオン(Lightspeed Champion)を名乗って活動を再開し、ケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)やベースメント・ジャックス(Basement Jaxx)作品に参加、またヴァン・ダイク・パークス(Van Dyke Parks)とのコラボレーション・シングルなどを発表した。

2011年頃には活動拠点をニューヨークに移す。そしてブラッド・オレンジ(Blood Orange)と名乗り、アリエル・レヒトシェイド(Ariel Rechtshaid)のプロデュースの下でアルバム『Coastal Grooves』をリリース。徐々に80sポップやR&B、ファンク・サウンドにシフトしていき、2010年にはソランジュと共にゲストとしても参加したセオフィラス・ロンドン(Theophilus London)“Flying Overseas”などを手がけてプロデューサーとして脚光を集め、2012年にリリースされたソランジュ『True』の全面プロデュースで一躍時の人となった。

2013年にブラッド・オレンジとしての2作目『Cupid Deluxe』をリリース。プリンスやジャム&ルイスなどのミネアポリス・ファンクなど80年代サウンドを現代風に昇華したインディ・ポップ・サウンドは、Complexの年間ベスト・アルバム選で9位になるなど高く評価された。2016年には、父親の故郷シエラレオネの首都フリータウンの名を冠し、自身の西アフリカのルーツも意識した『Freetown Sound』を発表。Esquireで年間6位、TIME誌で年間8位など前作以上に高く評価されている。

2012年のソランジュ『True』やそのリード・シングル“Losing You”が高く評価されたことにより、プロデューサーとしても数多くオファーを受けるようになり、2013年にはスカイ・フェレイラ(Sky Ferreira)の“Everything Is Embarrassing”をアリエル・レヒトシェイドと共にプロデュース。この曲は、Pitchforkが2014年8月に発表した「2010年から2014年のベスト・ソング200」で14位に選ばれるなど絶賛された。また、カーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen)の“All That”など、アリエル・レヒトシェイドとタッグを組むことは多いが、シュガーベイブス(Sugababes)のオリジナル・メンバーによるムーチャ・キーシャ・シボーン(Mutya Keisha Siobhan)の“Flatline”など単独でもプロデュースをこなす。他に、カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)、FKAツイッグス(FKA twigs)、ジェシー・ウェア(Jessie Ware)、ティナーシェ(Tinashe)などの作品に関わっているほか、収録はされなかったもののブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)の2013年作『Britney Jean』にも楽曲を提供していた。