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Rita Ora

Rita Ora

リタ・オラ

ジェイ・Z(Jay-Z)のRoc Nationと18歳で契約し、ジェイ・Zがプッシュする「次代のリアーナ」として注目されたことでも知られる英国出身のアルバニア系ポップ/R&Bシンガー。

1990年、アルバニア人の両親のもとにユーゴスラビア社会主義連邦共和国(現コソボ共和国)時代のプリシュティナで生まれるが、ユーゴスラビア社会主義連邦が崩壊、セルビア共和国によってコソボの自治権が剥奪されアルバニア人への弾圧が始まった政治的情況を受けて、1991年に家族はロンドンへと移住。リタ・オラがまだ1歳の頃のことだった。そのためリタ・オラはウェストロンドンで育つ。

6歳の頃から歌い出し、エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)と同じアート・スクール Sylvia Young Theatre Schoolなどで学び、2004年にはコメディ映画『Spivs』に出演するなど幼い頃から活躍。クレイグ・デイヴィッド(Craig David)に気に入られ、2007年のアルバム『Trust Me』収録の“Awkward”、そして翌年にリリースされたベスト盤からの新曲“Where’s Your Love”でフィーチャーされ、特に後者はシングルとしてカットされている。

その後、2008年12月、弱冠18歳で、A&Rを通じて紹介された設立当初のRoc Nationと契約。ジェイ・Zの“Young Forever”やドレイク(Drake)の“Over”のミュージック・ビデオにカメオ出演するようになる。Roc Nation契約後、デビュー・アルバムを一度は完成させるも、Roc Nation側に気に入られず、作り直すことになるが、その間にYouTubeで発表していたカバーの動画を見たDJフレッシュ(DJ Fresh)からオファーを受け、2012年2月に発売された“Hot Right Now”でコラボレーションすると、同曲が全英チャート1位に。これが後押ししたのか、同年5月にようやくデビュー・シングル“R.I.P.”が発売。チェイス&ステイタス(Chase & Status)がプロデュースし、タイニー・テンパー(Tinie Tempah)がゲスト参加した同曲も全英チャート1位に輝き、続けて8月にリリースした“How We Do (Party)”と合わせ、3曲連続でUKシングル・チャートのトップを手にするという異例の活躍を見せた。この勢いに乗って8月にデビュー・アルバム『Ora』をイギリスで発売、ロンドン五輪の閉会式でパフォーマンスを披露するといった話題性もあって初登場で全英チャート1位となる。しかし、当初予定されていたアメリカでの発売は白紙に戻ってしまった。

『Ora』に続く新作を制作に入る一方で、その美貌から大手モデル事務所のNext Model Managementと契約してファッション雑誌の表紙などを飾り、2013年には映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』にチョイ役で出演、マドンナ(Madonna)のアパレル・ブランド「Material Girl」の広告塔になるなど多岐に渡って活躍するようになったリタ・オラは、プリンス(Prince)の目にも留まり、[Paisley Park]で「2~3曲」を2013年中にレコーディング。結局、未発表に終わっているが、2014年7月に、プリンスが手がけた“The Single Most Amazing”という曲の一部が、リタ・オラがキャンペーン・モデルを務めたロベルト・カヴァリの撮影舞台裏映像で流れ、話題になった。また2015年9月には、プリンスの『HITnRUN Phase One』に参加曲“Ain’t About To Stop”が収録されている。

2014年5月には、当時交際していたカルヴィン・ハリス(Calvin Harris)のプロデュースによる“I Will Never Let You Down”を発表し、こちらも全英チャート1位を獲得。また、ゲスト参加したイギー・アゼリア(Iggy Azalea)“Black Widow”が全英チャート最高4位、全米チャート最高3位の大ヒットとなる。しかし、同年8月10日に開催された〈Teen Choice Awards〉でのパフォーマンスを巡って、6月に交際が終わったカルヴィン・ハリスと対立。リタ・オラは直前になって出演をキャンセルし、その理由について、“I Will Never Let You Down”を歌いたかったが、カルヴィン・ハリスがそれを許さなかったと説明。カルヴィンは具体的な事情は明かさなかったまでも、リタ・オラの説明は一方的だと反論して波紋を巻き起こすことに。その後、翌年には“I Will Never Let You Down”を披露する姿が見られたことから問題は解消されたと見られるが、こうしたトラブルの影響か、同じくRoc Nationがマネジメントするカルヴィン・ハリスが4曲を手がけたとされたリタ・オラの新作は一向に発売されないまま、発売を頓挫している。

2015年2月に公開された米ヒット映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』に出演、ミア・グレイ役で本格的に女優に挑戦し、また同月には、映画『Beyond The Lights』の主題歌で、ダイアン・ウォーレン(Diane Warren)が書き下ろした“Grateful”が第87回アカデミー賞の歌曲賞の候補となったことで授賞式でパフォーマンスを披露。また同年5月には新曲“Poison”を発表して全英チャート最高3位を記録、8月にはクリス・ブラウン(Chris Brown)との“Body On Me”を発表するなど新作発売に向けて動き出すも、一向にリリースが叶わない状況を受け、2015年12月についに所属レーベル/マネジメントであるRoc Nationに対して契約解除を申し出る訴訟を起こした。リタ・オラ側は、Roc Nationが彼女をサポートしておらず、彼女を支えていたスタッフも辞任したかもしくは別の部門に異動しているため「孤立している」状況であるとし、近年はプロモーションの経費や制作費などについて自らの資金で活動していたと主張。Roc Nationと契約したのは2008年だったため、カリフォルニア州における労働法の「7年以上俳優やタレントを契約で縛らない」という通称「7年ルール」が適用されるとして契約解除を訴えた。これに対し、翌年2月にはRoc Nation側が反訴し、泥沼化が危惧されたものの、ジェイ・Zの仲介で和解が成立し、無事にRoc Nationとの契約を終了。2016年6月にAtlantic Recordsに移籍したことが発表された。

2017年2月に発売された出演映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』サウンドトラックのデラックス盤に新曲“Kiss Me”を提供したのに続き、同年5月、Atlantic移籍第一弾シングルとなる“Your Song”を発売。エド・シーラン(Ed Sheeran)の大ヒット“Shape Of You”を手がけたスティーヴ・マック(Steve Mac)がプロデュース、エド・シーランがソングライティングを手がけるという“Shape Of You”コンビ体制での楽曲で話題を呼んでいる。