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The Weeknd

The Weeknd

ザ・ウィークエンド

カナダはトロントを拠点に活動するエチオピア系男性シンガー/プロデューサーのエイベル・テスフェイ(Abel Tesfaye)によるプロジェクト。アーティスト名は、17歳のある週末(one weekend)に家出したことに由来し、すでにカナダにThe WeekendというバンドがいたことからThe Weekndという綴りになったという。

ミステリアスな存在のまま2011年3月に無料で発表した『House Of Balloons』が各メディアから高く評価され、またドレイク(Drake)が取り上げるなどしたことから一気にインターネット上で注目を集め、イメージを喚起させるサウンドと、正体不明の存在もあって、ファンによる非公式のビデオが多数作られるなど話題を呼んだ。同年7月にはドレイクによる音楽フェスティバル〈OVO Fest〉に出演、翌月には新たな無料作品『Thursday』をリリース。同12月には3部作の最後の作品として『Echoes Of Silence』を発表した。商業リリースは一切無いまま、2012年4月には〈Coachella Festival〉に出演、北米や欧州ツアーにも出るようになり、さらにファン層が拡大していく。

2012年9月に自身のレーベル XOと、Republic Recordsが提携する形でメジャー契約を獲得したことを発表し、11月には『House Of Balloons』、『Thursday』、『Echoes Of Silence』の3部作を全曲リマスタリングし、さらに3曲の新曲を追加した形で『Trilogy』としてリリース。初のメジャー・リリースとなる『Trilogy』は、ほぼ「無料作品」として既に発表済のものをベースにしたものであり、かつメディア露出を極端に避ける姿勢からノン・プロモーションに近い状態であったにも拘わらず、発売1週目でおよそ8万6000枚を売り上げ全米チャート初登場4位にランクインするなど、彼への期待の高さを示した。

ドレイクやウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)、ジューシィ・J(Juicy J)らの楽曲へのゲスト参加を経て、2013年9月にはメジャー2作目となる『Kiss Land』をリリース。発売1週間でおよそ9万5000枚のセールスを記録し、米Billboardのアルバム総合チャートで初登場2位を獲得した。さらに映画『ハンガー・ゲーム2』(原題『The Hunger Games: Catching Fire』)のサウンドトラックに新曲“Devil May Cry”を提供したほか、シーア(Sia)の“Elastic Heart”にゲスト参加した。

大きな転機となったのは、2014年8月位に発売されたアリアナ・グランデ(Ariana Grande)の2作目『My Everything』へのゲスト参加で、マックス・マーティン(Max Martin)一派によるポップ寄りの“Love Me Harder”への参加は当初驚きをもって迎えられたものの、全米チャート最高7位となる大ヒットに。これまで“Wicked Games”の53位が最高位だったエイベルにとっては、ファン層をさらに広げるクロスオーバー・ヒットとなった。さらに同年11月に発売された映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のサウンドトラックからのセカンド・シングルとして“Earned It (Fifty Shades Of Grey)”がリリースされると、これが全米チャートで最高3位になるばかりでなく、半年近くに渡ってトップ10に君臨するロングヒットとなり、2015年の米デジタル・シングル・セールスでは上半期7位(およそ196万6000DL)となっている。この勢いを受けて、“Love Me Harder”と同じマックス・マーティン一派が制作した“Can’t Feel My Face”は、初登場24位、2週目に12位、3週目で6位とこれまでにない速さでトップ10入りを果たしており、2015年8月発売予定の新作『Beauty Behind The Madness』で一気にブレイクすることが期待されている。