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BJ The Chicago Kid

BJ The Chicago Kid

BJ・ザ・シカゴ・キッド

チャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)のグラミー受賞作『Coloring Book』やドクター・ドレー(Dr. Dre)の『Compton』など、数々の話題作へのゲスト参加でも知られるMotown Recordsの新進ソウル・シンガー。

本名はブライアン・ジェームス・スレッジ(Bryan James Sledge)で、その名のとおりシカゴ出身。兄のアーロン・スレッジ(Aaron Sledge)は2008年にアルバム『Da Light』でデビューしているほか、アヴァーント(Avant)、ジョー(Joe)、マリオ(Mario)などに楽曲提供をしており、ソングライターとして活躍している。

1984年生まれ。両親ともにクワイアのディレクターを務めるという環境によって幼い頃から歌の実力を磨き、ドラムなどの楽器演奏も学ぶ。また父親の影響でマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)やルーサー・ヴァンドロス(Luther Vandross)から、ベイビーフェイス(Babyface)、ディアンジェロ(D’Angelo)などのソウル~R&Bを聴いて育ち、10代のうちから才能を開花。2002年には同じくシカゴのデイヴ・ホリスター(Dave Hollister)の『Things In The Game Done Changed Up』収録の“For You”にソングライターとして参加した。

19歳の時にロサンジェルスに活動拠点を移し本格的に音楽活動をスタートさせ、メアリー・メアリー(Mary Mary)らのバックコーラスなどを経験し、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の2005年作『A Time To Love』にコーラスとして参加する機会を得る。徐々に彼の歌声が話題となり、翌年には、カニエ・ウェスト(Kanye West)が映画『ミッション:インポッシブル3』の主題歌として制作した“Impossible”にフィーチャーされた。

その後、2009年に発表されたデビューEP『Kendrick Lamar』、高い評価を集めた2010年のミックステープ『Overly Dedicated』や2011年のデビュー・アルバム『Section.80』といったケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)との共演を始め、スクールボーイ・Q(ScHoolboy Q)の2011年のデビュー・アルバム『Setbacks』、アブ・ソウル(Ab-Soul)の2011年のデビュー・アルバム『Longterm Mentality』、ジェイ・ロック(Jay Rock)のデビュー・アルバム『Follow Me Home』といったTDE勢との共演で注目を集めるように。そして、2012年にデビュー作『Pineapple Now & Laters』を発表した。西海岸ヒップホップの空気をたっぷりと吸いながらも、60年代~70年代のソウル・ミュージックやゴスペルを核とした音楽性と歌声は高く評価され、Complexが選ぶ2012年のベスト・アルバム50作のひとつに選出された。さらにこのアルバムがきっかけとなって、同年8月には名門Motown Recordsとのメジャー契約を獲得する。

以降もチャンス・ザ・ラッパーにブレイクをもたらした2013年のミックステープ『Acid Rap』、ヴィック・メンサ(Vic Mensa)の『INNANETAPE』といったシカゴの新星たちから、グラミー候補にもなったケラーニ(Kehlani)のミックステープ『You Should Be Here』、ダニー・トランペット&ソーシャル・エクスペリメント(Donnie Trumpet & The Social Experiment)の『Surf』、ジョーイ・バッドアス(Joey BadA$$)のデビュー・アルバム『B4.Da.$$』、ジル・スコット(Jill Scott)の『Woman』など次々と話題作に参加。スクールボーイ・Qのメジャー・デビュー作『Oxymoron』からBJが参加した“Studio”は、2015年の第57回グラミー賞で最優秀ラップ/歌唱コラボレーション部門にノミネートを受け、初めてグラミー候補になる。また同年夏には、ドクター・ドレーの15年以上ぶりのアルバム『Compton』にも招かれた。

2016年は、チャンス・ザ・ラッパーやケンドリック・ラマーもゲスト参加したメジャー・デビュー・アルバム『In My Mind』を発表したほか、グラミー候補になったアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)の『Malibu』、同じくグラミー候補になったソランジュ(Solange)の『A Seat At The Table』にゲスト参加。また、マーヴィン・ゲイの名作『What’s Going On』の発売45周年を記念したMotownの公式企画として、マーヴィンとのゴースト・デュエット仕立てとなった“What’s Going On”も発表された。そして2017年の第59回グラミー賞では、『In My Mind』が最優秀R&Bアルバム、“Turnin’ Me Up”が最優秀R&Bパフォーマンス、“Woman’s World”が最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンスと3部門でノミネートを受けるなど、ソウル・ミュージックの伝統を継承しつつも、ヒップホップ勢からのラブコールの止まない、2010年代のMotownの新たな看板となるソウル・シンガーとして活躍している。