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Janelle Monáe

Janelle Monáe

ジャネル・モネイ

ジャネル・モネイ・ロビンソン(Janelle Monáe Robinson)はカンザスシティ出身の女性シンガー、女優。2012年には、ゲスト参加したファン(Fun.)の“We Are Young”が全米チャート1位の大ヒットとなった。自身のレーベル Wondaland Arts Societyも運営しており、所属アーティストのジデーナ(Jidenna)が2015年に“Classic Man”のヒットを記録したことでも知られる。

1985年、カンザスシティ生まれ。1939年に公開されたミュージカル映画『オズの魔法使』のドロシー(カンザス出身として描かれる)を影響源として挙げるなど幼少期からミュージカルに強く影響を受けており、高校を卒業した後はニューヨークへ移り、アメリカン・ミュージカル&ドラマ・アカデミーで演劇やミュージカルを学んだ。その後2001年にアトランタへ移り、音楽的パートナーとなるネイト・ワンダー(Nate Wonder)らと出会い、2003年にEP『The Audition』を自主リリース。これがアウトキャスト(Outkast)のビッグ・ボーイ(Big Boi)の目に留まり、『The Audition』に収録された“I Won’t Let Go”とデバージ(DeBarge)のカバー“Time Will Reveal”の2曲がビッグ・ボーイのレーベル・コンピレーション『Got Purp? Vol. 2』(2005年)に採用された。さらに翌年には、アウトキャストの同名映画のサウンドトラック的な扱いとなる『Idlewild』に2曲でゲスト参加し、「ビッグ・ボーイがバックアップする新人」として注目を集めるようになる。

2007年には、「人間に恋をして組織から逃げ出すアンドロイド」という壮大なSF設定のストーリーを展開する「Metropolis Suite」シリーズを始動させ、ビッグ・ボーイがエグゼクティヴ・プロデューサーを務める形で、その第一章となるEP『Metropolis: Suite I (The Chase)』を自主リリース。これと同時期にディディ(Diddy)率いるBad Boy Recordsからオファーを受け、2008年には収録曲数を増やしたスペシャル・エディション(デジタルではファンタスティック・エディション)がBad Boyから発売されると、2009年の第51回グラミー賞で“Many Moons”が最優秀アーバン/オルタナティブ・パフォーマンス部門でノミネートを受け、初のグラミー候補となるなど評価された。

その後、ノー・ダウト(No Doubt)の2009年のサマー・ツアーに参加を経て、2010年にメジャー・デビュー・アルバムとなる『The ArchAndroid』をBad Boy/Atlanticからリリース。「Metropolis Suite」の第二章と第三章にあたるこのアルバムは、英Guardian紙が満点を付けたほか、2010年の年間ベストでSPINが6位、Pitchforkが12位に選出するなど絶賛され、2011年の第53回グラミー賞では最優秀コンテンポラリーR&B部門の候補に。またリード・シングルの“Tightrope”も最優秀アーバン/オルタナティブ・パフォーマンス部門でノミネートを受けた。授賞こそならなかったものの、授賞式のステージではブルーノ・マーズ(Bruno Mars)やB.o.Bらと共演し、鮮烈な印象を残す。

2011年後半には、インディ・ポップ・バンドのファン(Fun.)の“We Are Young”にゲスト参加。彼らの2作目『Some Nights』(2012年)からのリード・シングルとなったこの曲は、人気ドラマ『glee/グリー』でカバーされたことや、2012年2月に開催されたスーパーボウルでのシボレーのスポットCMで使用されたことがきっかけとなって火が点き、同年3月になって全米チャート1位に上昇、ジャネル・モネイにとって初のナンバーワン・ヒットとなった。“We Are Young”はその後6週連続でトップを制している。なお、当初この曲のゲストはリアーナ(Rihanna)にオファー予定だったという。

こうした活躍からプリンス(Prince)から目をかけられたジャネル・モネイは、プリンス直々の要請により2013年の〈BET Awards〉でトリのパフォーマンスを務めるという大役を得て話題に。それからおよそ2ヶ月後、プリンスやエリカ・バドゥ(Erykah Badu)、ミゲル(Miguel)、ソランジュ(Solange)らをゲストに迎えたニュー・アルバム『The Electric Lady』を発表。「Metropolis Suite」の第四章と第五章に位置づけられたこの大作は、全米チャートで初登場5位を記録。また2013年の年間ベストでTIME誌が8位、英Guardian紙が9位とするなど高く評価された。

2015年2月には、自身のレーベル Wondaland Arts Societyがメジャー・レーベルのEpic Recordsが提携したことをアナウンス。レーベル・コンピレーションの『Wondaland Presents: The Eephus』は当初の予定からやや発売が遅れたものの、ジデーナの“Classic Man”はケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)参加リミックスもあってヒットを記録した。

2016年からは本格的に女優業に動きだし、麻薬戦争に揺れるマイアミの貧しい地域で生まれ育った黒人男性が同性愛者であることを隠しながら生きて行こうとする姿を描くインディペンデント映画『Moonlight』に加え、NASA(アメリカ航空宇宙局)でアポロ計画などに貢献した実在の黒人女性たちを描く『Hidden Figures』に出演。後者はファレル(Pharrell)がサウンドトラックを全面的にプロデュースしており、ファレル制作のジャネル・モネイ新曲も収録されている。