ピッツバーグ出身、2010年代に一躍人気を獲得したラッパー。ストーナーと呼ばれるマリファナ・ネタを中心としたラップが人気。本名はキャメロン・トーマス(Cameron Thomas)で、カリーファ(Khalifa)というMC名はムスリムの祖父から与えられた名前で、「継承者」「リーダー」「光」といった意味があるという。

ピッツバーグのインディ・レーベル Rostrum Recordsからミックステープなどを発表し、高く評価されたことで2007年にWarner Bros. Recordsと契約。2009年にはWarner Bros.から離れインディに戻ったが、2010年にAtlantic Recordsと契約し、ふたたびメジャーの舞台に。同年発表された、スターゲイト(Stargate)のプロデュースによる地元賛歌“Black & Yellow”が大ヒットしブレイク。2011年にはデビュー・アルバム『Rolling Papers』から複数のシングルをヒットさせ、モデルのアンバー・ローズ(Amber Rose)との交際などでも話題をさらっている。地元を中心にファンも巻き込むアーティスト集団テイラー・ギャング(Taylor Gang)を名乗っている。