bmr

ARTIST db

SWV

SWV

Weak”、“Right Here/Human Nature”、“You’re The One”、“Rain”などのヒット曲を放ち、90年代に活躍した女性R&Bグループ。一時解散していたが、2005年に再結成を果たし、2012年におよそ15年ぶりとなる新作『I Missed Us』でカムバックした。

ココ(Cheryl “Coko” Gamble)、タージ(Tamara “Taj” Johnson)、リーリー(Leanne “Lelee” Lyons)の3人組として結成されたSWVは、1992年に『It’s About Time』でデビュー。“I’m So Into You”が米R&Bチャートで最高2位、総合チャート6位のヒットを記録し、バラード“Weak”で早々に初の全米チャート1位を獲得すると、続いて1stシングルだった“Right Here”をマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)“Human Nature”をサンプリングする形でリミックスして再リリース、総合チャートで最高2位、R&Bチャートでは7週に渡って1位となるヒットに。現在も彼女たちの代表曲として知られるこうしたヒットでデビュー作はアメリカで最終的に300万枚以上を売る成功を収めたほか、1994年にはグラミー賞の最優秀新人部門の候補となった。

その後も、盛り上がるヒップホップ・ソウルや、ティンバランド(Timbaland)以降のチキチキ・ビートなど流行を巧みに取り入れながら、“You’re The One”や、ファレル(Pharrell)の初期仕事として知られる“Use Your Heart”、“Someone”、“Rain”とヒットを続々と発表していき、90年代を代表するガールズ・グループとなった。しかし金銭問題でグループ内で衝突が起こり、1998年に一度解散。ココはソロ歌手に転向した。

その後しばらくはココがソロで活躍したが、2005年には再結成を果たし、ここ日本で来日公演を行うなどライブを中心に活動。2008年には〈BET Awards〉でアリシア・キーズ(Alicia Keys)が行った90sガールズ・グループへのトリビュート・コーナーに出演しアリシアと共演したことが大きな話題を呼んだほか、2011年にはクリス・ブラウン(Chris Brown)が“Right Here”を使ったシングル“She Ain’t You”を発表し、SWV本人を招くリミックスが作られるなど再び注目が集まるようになる。

そして同年、Mass Appeal Entertainment/eOneとの契約が発表され、翌年4月にオリジナル・スタジオ・アルバムとしては実に15年ぶりの新作となった『I Missed Us』が発売。ミッシー・エリオット(Missy Elliott)と組んでジャズミン・サリヴァン(Jazmine Sullivan)やモニカ(Monica)のヒットを手がけたケイノン・ラム(Cainon Lamb)をプロデューサーに迎えた同作は、ラム自身が学生時代からのSWVの大ファンということもあって、Right Here”の一部が歌われる90sヒップホップ・ソウル調のリード曲“Co-Sign”など往年のSWVを思わせるサウンドに加え、衰えるどころか、ゴスペルでの活動などを経てさらに迫力が増したココのボーカルなどが絶賛され、見事なカムバックを果たした。翌年のグラミー賞では、『I Missed Us』に収録されたパティ・ラベル(Patti LaBelle)名曲“If Only You Knew”のカバーが最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス部門でノミネートを受け、19年ぶりにグラミー候補となっている。