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Biz Markie

ビズ・マーキー

ラップの枠を超えたヘタウマな鼻歌や、ライブ中に見せる腹踊りまで、ユーモアたっぷりの独特のキャラクターと間違いなく魅力的な楽曲で知られる、HIPHOP界でももっとも愛される男の一人がこのビズ・マーキー(Biz Markie)だ。

一時代を作り上げたプロデューサー/DJ、マーリー・マール(Marley Marl)率いるジュース・クルー(Juice Crew)のメンバーとして、”Nobody Beatz the Biz”をはじめ、”Something for the Radio”、”Just a Friend”、”Make Your Music with Your Mouth, Biz”、”Pickin’ Bogers”などなど、リリースしたいずれのシングルもがHIPHOPクラシックとして知られている。

ニューヨーク出身、本名をMarcel Hallというビズ・マーキーは80年代にMCシャン(MC Shan)のバックでヒューマンビートボクサーとして活動を開始。1988年、デビューアルバム”Goin’ Off”をリリースした。スティーブ・ミラー・バンド(Steve Miller Band)の名曲”Fly Like An Eagle”を大胆に使用したビートに、電気店のCMソングのフレーズをくっつけるという破天荒な”Nobody Beats the Biz”などをヒットさせ、一躍HIPHOPシーンの人気者となる。続くセカンドアルバム”Biz Never Sleeps”(1989)からのシングル”Just a Friend”はポップチャートでトップ10入りするなど、当時としては異例のヒット。

サードアルバム”I Need a Haircut”でも好評を博したが、収録曲”Alone Again”のネタとなったサンプリングの許可を取っていなかったことが公となり、ネタ元のギルバート・オサリバン(Gilbert O’Sullivan)に訴えられ敗訴、アルバムが回収となる騒動を巻き起こした。この一件からHIPHOPアーティストはサンプリングの使用に足して代価を支払うべきという判例が確定、アーティストにとってそれまでより厳しい状況が生まれたことでも知られている。

ところがビズはこれに懲りるどころか、ユーモアあふれる回答としてその名もアルバム”All Sample Cleared!”(1993)をリリース。フィリーソウルクラシック”Ain’t No Stioppin’ Us”のオケそのままに大胆な替え歌を施した”Let Me Turn You On”を筆頭に、これでもかというほどサンプリングを強調したサウンドを提示した。

その後は散発的にシングルをリリースするなどしているが、基本的にはクラブDJとしての活動をベースに行っており、ファンクマスター・フレックス(Funkmaster Flex)らと行動をともにしていた。そんな中、2003年には突如新作”Weekend Warrior”をリリースしている。