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Fantasia

Fantasia

ファンテイジア

アメリカのオーディション番組『アメリカン・アイドル』第3シーズン(2004年)の優勝者として知られる女性R&Bシンガー。敬愛するパティ・ラベル(Patti LaBelle)からは、「ベイビー・パティ・ラベル」と呼ばれている。

1984年生まれ、ノースキャロライナ州ハイポイント出身。フルネームをファンテイジア・バリーノ(Fantasia Barrino)と言い、主に70年代に活動したバリーノ・ブラザーズ(The Barrino Brothers)はおじ、K-Ci&ジョジョ(K-Ci & JoJo)のヘイリー兄弟は従兄弟にあたる。兄に歌手のリコ・バリーノ(Rico Barrino)がいる。

5歳から歌い始め、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)やパティ・ラベル、ティナ・ターナー(Tina Turner)といったシンガーたちから影響を受けたその力強い歌声を武器に、2004年1月、19歳の時に『アメリカン・アイドル』に挑戦。決勝戦では従兄弟のK-Ci&ジョジョの“All My Life”も披露し、見事に優勝を勝ち取った。19歳での優勝は、2007年の第6シーズンまで最年少記録だった。

『アメリカン・アイドル』優勝後にJ Recordsと契約し、優勝の1ヶ月後となる2004年6月に、決勝戦でも歌った“I Believe”でデビュー。番組の反響もあり、初登場で全米シングル・チャート1位を獲得した。同年11月に、ミッシーエリオット(Missy Elliott)やロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)、ジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)、アンダードッグズ(The Underdogs)、ジャジー・フェイ(Jazze Pha)らが参加したデビュー・アルバム『Free Yourself』を発売。初週24万枚を売り上げ、全米アルバム・チャートで初登場8位、R&B/ヒップホップ・アルバム2位を記録した。同作は、翌年1月には全米でのセールスが100万枚を突破しており、彼女のキャリアにおいてもっとも売れた作品となっている。

2006年の第48回グラミー賞では、『Free Yourself』が最優秀R&Bアルバム部門の候補になるなど、計3部門でノミネートを受けた。また、同年8月には、TV映画『The Fantasia Barrino Story: Life Is Not A Fairy Tale』が放送され、ファンテイジア役を自ら演じた。高校生時代にレイプされたことや、16歳で妊娠し、2001年、17歳で娘を出産したことなどを赤裸々に明かした自叙伝を元にした伝記映画ということで大きな反響を呼び、放送したLifetimeでは当時、視聴者数が史上二番目となる大ヒットとなる。同年末には、セカンド・アルバム『Fantasia』を発表し、翌年シングルカットした“When I See You”で初めてR&B/ヒップホップ・ソング・チャート1位を手にした。2008年の第50回グラミー賞では、『Fantasia』が最優秀R&Bアルバム部門、“When I See You”が最優秀R&Bソング部門と最優秀女性R&Bボーカル・パフィーマンス部門の候補となり、ふたたび3部門でノミネートを受けたが、受賞はならなかった。

2007年にはブロードウェイ・ミュージカル版『カラーパープル』で主演し、大ヒットとなったほか、第61回トニー賞の授賞式でパフォーマンスを披露。また2009年にはふたたび『カラーパープル』で舞台に立ち、全米の各都市の劇場を廻った。

2010年1月から自身のリアリティ番組『Fantasia for Real』が放送されると共に、5月にはチャック・ハーモニー(Chuck Harmony)制作のシングル“Bittersweet”を発表。翌年の第53回グラミー賞で彼女に初のグラミーの栄冠を届けることになる(最優秀女性R&Bボーカル・パフィーマンス部門)。2010年8月には、およそ3年半ぶりのアルバムとなる『Back To Me』を発表し、全米アルバム・チャートで初登場2位と、初のトップ3入りを手にする。なお、アルバム発売のおよそ2週間前には、自殺未遂で病院に緊急搬送され、世間を騒がせた。当時ファンテイジアは既婚者との不倫がゴシップ欄を大きく賑わせており、後に自殺未遂だったことを自ら認めている。

2011年2月に初のグラミー賞に輝いた後、同年8月にはRCA Records再編のために彼女が所属するJ Recordsなどが閉鎖されるのを受けて、RCAへと移籍。同年12月には、第二子を出産する。父親は明らかにしていない。そして2013年4月に、RCA移籍作となる『Side Effects Of You』が発表され、全米アルバム・チャートで初登場2位を記録する。翌年の第56回グラミー賞では、『Side Effects Of You』が最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム部門に、ケリー・ローランド(Kelly Rowland)とミッシー・エリオットとの“Without Me”が最優秀R&Bソング部門の候補になるなど計3部門でノミネートを受けたが、受賞には至らなかった。

2015年にはケンドール・テイラーという男性と電撃結婚。2016年に、ロン・フェア(Ron Fair)がエグゼクティヴ・プロデュースを務めた5作目『The Definition Of…』を発表し、R.ケリー(R. Kelly)がプロデュースした“Sleeping With The One I Love”がグラミー候補となる。2017年にはRCAから離れ、Concord Recordsと契約して10月に初のクリスマス・アルバム『Christmas After Midnight』を発表予定。