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Solange

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ソランジュ

ソランジュ・ノウルズ(Solange Knowles)は、ヒューストン出身、1986年生まれの女性シンガー/プロデューサー。実姉はビヨンセ・ノウルズ(Beyonce Knowles)。母方は、アフリカ系、ネイティブアメリカン、フランス系などが混ざったルイジアナ・クレオールになる。

姉ビヨンセの姿を見て幼い頃より歌手を志望し、15歳の頃には、当時ビヨンセが所属していたデスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)のツアーでダンサーや前座を務めた。デスティニーズ・チャイルドのケリー・ローランド(Kelly Rowland)が足を負傷した際は、代替メンバーとしてパフォーマンスしたこともある。2001年には、映画『バクテリア・ウォーズ』(現題『Osmosis Jones』)のサウンドトラックに、キャンディ(Kandi Burrass)のペンによる“Solo Star”を提供して本格的に歌手デビューを果たし、ディズニーのアニメ番組『Proud Family』の主題歌“Proud Family”をデスティニーズ・チャイルドをfeaturingゲストに迎える形で発表、またデスティニーズ・チャイルドのクリスマス・アルバム『8 Days Of Christmas』にも参加。父マシュー・ノウルズ(Matthew Knowles)率いるMusic World Entertainmentを通じて、姉同様にColumbia Recordsとのソロ契約を手にした。

その後も、ビヨンセがメインキャストを務めた映画『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』のビヨンセによる主題歌“Hey Goldmember”への参加、同様にビヨンセ主演の映画『ファイティング・テンプテーションズ』のサウンドトラックに新曲“Don’t Fight The Feeling”を提供するなど姉に絡めたプロモーションが続く一方で、早くからプロデューサーとしても活動を始め、ケリー・ローランドのソロ・デビュー作『Simply Deep』(2002年)で3曲を共同プロデュース。そして2003年1月、16歳のときに『Solo Star』でアルバム・デビュー。ビヨンセにティンバランド(Timbaland)、ネプチューンズ(The Neptunes)、ロックワイルダー(Rockwilder)、リンダ・ペリー(Linda Perry)など豪華な制作陣がバックアップしたものの、あまり話題になることはなく、商業的にも失敗した。

2004年には映画『ジョンソン一家のバババババケーション』(原題『Johnson Family Vacation』)、2006年に『チアーズ3』(原題『Bring It On: All or Nothing』)のメインキャストを務めるなど女優にも挑戦。前者のサウンドトラックに新曲“Freedom”を提供、後者の主題歌“Bring It On Home”を発表するなど音楽を絡めて売り出したが、女優業が続くことはなかった。また2004年2月には、長年交際していたというダニエル・スミスと結婚。当時ダニエルが19歳、ソランジュがまだ17歳という若さで、同年10月にソランジュは息子ダニエル・ジュエルズを出産している。2007年には離婚したことを明かした。

結婚・出産から離婚のあいだには女優業のほかにも、ミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)の2004年作『Do You Know』で“The Movement”を共同プロデュースしたほか、デスティニーズ・チャイルド再集結作で、最後のアルバムとなった2005年の『Destiny Fulfilled』で“Bad Habit”の制作に参加。デスティニーズ・チャイルド“Soldier”のミュージックビデオや、姉ビヨンセの2006年作『B’Day』から“Get Me Bodied”、“Upgrade U”などのビデオにも出演した。

離婚発表後の2007年末にGeffen/Interscope Recordsと新たなソロ契約を獲得したことが明らかになり、モータウンのガールズ・グループを中心に、ヨーロッパで体験したエレクトロ・ダンス・ミュージックも取り入れた2作目『Sol-Angel And The Hadley St. Dreams』を2008年に発表。ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)と共に、マーサ&ザ・ヴァンデラス(Martha & the Vandellas)の“Heatwave”を現代風にリメイクしたような“I Decided”などモータウン路線が好評を博し、アルバムは全米チャートでも初めてトップ10入りを果たした。しかし一方でGeffen/Interscopeとは対立するようになり、『Sol-Angel And The Hadley St. Dreams』のリリースと同タイミングで発表するとしていたミックステープは頓挫。ミックステープからのリード曲は、カニエ・ウェスト(Kanye West)“Everything I Am”を使った業界批判ソング“Fuck The Industry”だった。なお、同曲は2010年に正式にシングル・リリースされた後、『Sol-Angel And The Hadley St. Dreams』の2015年デジタル再発デラックス版にも収録されている。

2009年末にはGeffen/Interscopeを離れ、インディペンデントでの活動を宣言。同年発表したダーティ・プロジェクターズ(Dirty Projectors)“Stillness Is The Move”のカバーは、当時まだ在籍していたGeffen/Interscope側から音源を削除される憂き目に遭うも、ドクター・ドレー(Dr. Dre)“Xxplosive”やエリカ・バドゥ(Erykah Badu)“Bag Lady”と同じ“Bumpy’s Lament”ネタによるこのカバーは高く評価された。またこの頃からダーティ・プロジェクターズのメンバーを始め、グリズリー・ベア(Grizzly Bear)、ブラッド・オレンジ(Blood Orange)ことデヴ・ハインズ(Dev Hynes)などインディ・ロック・シーンと積極的につながるようになり、2010年にはデヴ・ハインズが手がけたセオフィラス・ロンドン(Theophilus London)“Flying Overseas”や、クローメオ(Chromeo)の“When The Night Falls”、オブ・モントリオール(Of Montreal)のアルバム『False Priest』などにゲスト参加している。

その後デヴ・ハインズとのコラボレーションを続け、2012年9月に久々のシングル・リリースとなる新曲“Losing You”を発表。同年11月にデヴ・ハインズ全面プロデュースのEP『True』を、グリズリー・ベアのクリス・テイラー(Chris “CANT” Taylor)らによるインディ・レーベル Terrible Recordsから発売、80年代R&B~ポップ・サウンドを取り入れたこのEPは高い評価を集めた。翌年には自主レーベル Saint Records、またメディアのSaint Heronを立ち上げ、同年11月にレーベル・コンピレーション『Saint Heron』を発表。自身の新曲だけでなく、ケレラ(Kelela)、サンファ(Sampha)、ジェネイ・アイコ(Jhene Aiko)、スターチャイルド(Starchild)、キングダム(Kingdom)といった若手を支援・後押しするような内容となっている。

2014年には、ビヨンセの“Party”を始め数々のミュージックビデオのディレクションをしてきた映像作家アラン・ファーガソンと再婚。2016年9月、フル・アルバムとしては8年ぶりとなる新作『A Seat At The Table』を発表した。