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KRS-One

KRS-ワン

ブロンクス出身。本名ローレンス・パーカー。ヒンドゥー教のムーヴメントの1つ”Hare Krishna”に若い頃に傾倒し、そこから「クリス(Kris)」を取り「クリス・パーカー」と名乗るようになる。14歳で家出をし、とある施設でカウンセラーとして勤めていたスコット・ラ・ロック(DJ Scott La Rock)に出会い、詩における才能を認知されたところから、ヒップ・ホップ史における彼の軌跡は幕を開ける。

スコットらとグループを組むようになり幾度かのグループ改名を経、B-Boyレーベルと契約すると遂にブギー・ダウン・プロダクション(Boogie Down Productions / B.D.P.)となる。1987年にリリースしたグループのファーストアルバム”Criminal Minded”には、”South Bronx”や”Bridge is Over”等の代表作をはじめ、今もってクラブでもプレイされ続け、サンプリングソースともなっている名曲が多数収録されている。

その後、自作に取り掛かろうとしていた矢先に銃撃事件に巻き込まれスコットが他界してしまう。が、KRSはB.D.P.の名を捨てる事無く、「ストップ・ザ・ヴァイオレンス」等、複数のムーブメントのきっかけとなったアルバム”By All Means Necessary”(’88)、D・ナイス(D-Nice)をDJに据えた”Ghetto Music: The Blueprint of Hip Hop”(’89)、ラガマフィンのテイストに寄っていった”Edutainment”(’90)、”Live Hardcore Worldwide”(’91 / ライブ盤)、ニュースクール時代のクラシックアルバム”Sex & Violence”(’92)と精力的にリリース。彼なりの哲学に基づいて、常に「意識」と「意思」を明確にシーンに提示していった。

1993年に、遂にソロ名義のファーストアルバムにしてヒップホップクラシックの”Return of the Boom Bap”をリリース。制作陣にはDJプレミア(DJ Premier)やキッド・カプリ(Kid Capri)らを迎え、コアかつコンシャスなリリック、その詩にフォーカスがいく様にシンプルな作りを基本にしながらも骨太なトラック群が詰め込まれ、多数のクラシックシングルを生み出した。このアルバムから2003年にKOCHからリリースされた”Kristyles”まで、オリジナルアルバムとしては実に7タイトル、12″インチのみの作品や企画盤などを含めると、恐ろしい量の作品が存在しており、クラブクラシックとなっている作品も列挙にいとまが無い。

また、その哲学的なスタイルから大学やコミュニティカレッジの講師等も時折勤めるようになり、さらにはその講義の1クラスで出会ったタフィとハキムのユニット”チャンネル・ライブ(Channel Live)”をプロデュースし、”Mad Izm”等のシングルを大ヒットさせる。そのかたわらで著述業も精力的にこなし、Temple of Hiphop構想を立ち上げる等、毎年変わらぬヒップホップ・フィロソフィーを持ちながら活動している。