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AZ

AZ

同じクイーンズ出身のナズ(Nas)のデビューアルバム”Illmatic”(’94)のキーカット”Life’s a Bitch”に、自身のソロデビュー前のアピアランスを残し、翌’95年にシングル”Sugarhill”を鳴り物入りでリリース。ピート・ロック(Pete Rock)やバックワイルド(Buckwild)、L.E.S.(L.E.S.)等の当時の第一線プロデューサーを起用したソロデビューアルバム”Do or Die”をリリースし、話題通りに好調なセールスで成功の階段を上り詰める…かに見えたが、ナズ程の成功とまでは至らず、下降線を辿ると2ndアルバム”Pieces of a Man”(’98)がリリースされるまでにかなりの間が開いてしまう。

その間に途中、ナズやフォクシー・ブラウン(Foxy Brown)らと結成した”ザ・ファーム(The Firm)”名義でのリリース物や、自身名義のシングル”Hey AZ”(’97)のヒットもあるのだが、2ndアルバムもセールスは伸びず。ザ・ファームも空中分解し、AZ自身はEMI -> NOO TRIBE -> MOTOWNと3つ目のレーベルに移籍。そこからリリースされた3rdアルバム”9 Lives”からは”Problems”、4thアルバムの”Aziatic”からは”I’m Back”等のシングルヒットをラジオやクラブで残すのだが、やはり爆発的なヒットには恵まれていない。

しかし、楽曲単位で見ていくと、初期の作品から平均以上にクォリティが高い物が多く、実は相当安定した楽曲ばかりなのである。楽曲も良くて、MCも良い。それにも関わらずセールスに結びつかないと言うのは、音楽ビジネスの一番悩ましく、難しい部分なのであろう。

2004年にリリース予定だった5枚目のアルバム”Last Call”も結局はお蔵入りとなるがすぐさま新作を再レコーディング、2005年第5作”A.W.O.L.”をリリース。翌2006年にも”the Format”を続けてリリースし、DJプレミアプロデュース曲などで引き続きコアなファンからの支持を集めている。