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Wu-Tang Clan

Wu-Tang Clan

ウータン・クラン

歴史的に見てもHIPHOPという音楽を代表するグループのひとつと言い切って間違いない、実力と人気を兼ね備えた個性派集団、それがウータン・クラン(Wu-tang Clan)だ。実質的なリーダーであるレザ(RZA / Bobby Digital)を中心にした血縁関係にあるメンバーたちが、それぞれのキャラクター、フロウ、ライミングをたたみかけることで人気を得た、NYはスタテン島出身の最強グループ。

ギャングスタ・ラップがビルボードを席巻していた1994年、デビューシングル”Protect ya neck”で強烈なアクの強さとマイクリレーの迫力でNYの底力をアピールすると、すぐにレイクウォン(Raekwon)のソロアルバムをリリース。そしてグループとしてのアルバム”Enter the Wu-tang(36 chambers)”からジニアス(GZA / Genius)の”Liquid Sword”、メソッドマン(Method Man)”Tical”、オールダーティバスタード”Return To The 36 Chambers”など次々と傑作アルバムを生み出し、90年代ニュースクールの流れの中で主導的なポジションを築いた。

その魅力はカンフー映画からのサンプルなど、独特のB級感覚を太いビートに仕上げるRZAのプロデュース能力を中心に語られることが多かった。しかしながらソロでの活躍を展開してきた現在、強力なフロウを持つメソッドマン、変人振りがヤバすぎるオールダーティ、渋いライミングが持ち味のGZA、ソウルフルな嗜好とバカっぽさがいいゴーストフェイス、ストレートなラップがクールなレイクォンやインスペクタ・デックなど、それぞれのキャラの強烈さが大きな要因になっていることは明白だ。

グループとしての大作セカンドアルバム(アナログ3枚組!)、”Wu-tang forever”(1997)では新機軸を上手くアピールできず、ゴーストフェイスのソロ作などが人気を集めるものの全体の勢いは失速気味だったが、2000年のサード”The W”、翌年の”Iron Flag”と充実した作品をリリース、その後もさまざまなレーベルからメンバーそれぞれの作品をコンスタントにリリース、太いビートに黒いフロウ、いかついラップスタイルを聴かせてくれる。

2004年には再びクルー全体の活動が活性化、相次ぐソロ作のリリース、フルメンバーでのライブとその模様を収録したDVDリリースなど、充実した動きを見せている。