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Kanye West

Kanye West

カニエ・ウェスト

ティンバランド(Timbaland)、スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)といったサンプリングを使用しない、またはネタ感をあまり感じさせないサウンドが主流となっていた90年代末以降の流れの中で、HIPHOPにおけるサンプリングの気持ちよさをメインストリームに復活させた、トッププロデューサーの一人。

Chicago出身のカニエ・ウエストは、ジャスト・ブレイズ(Just Blaze)と並んでジェイZ(Jay-Z)のプロダクションを支えることで、2000年代初頭から頭角を現してきた。その代表的な例がジェイの傑作、”the Blueprint”(2001年)での”Takeover”、”H.O.V.A.”だ。そのほかにもRoc-A-Fellaがリリースするタイトルを中心にクオリティの高いサウンドを提供し続け、ジャスト・ブレイズとともにヴォーカル・サンプルのピッチを上げるあの手法をトレードマークに独自のサウンド・スタイルを作り上げる。

2003年には自らラップをこなしてアーティストデビュー、自らの経歴すらネタにする”the College Dropout”というそのアルバムタイトルが示すとおり、ユーモアに富んだリリックとその保障済みのサウンドで人気を呼ぶ。

このアルバムのヒットでますますのその知名度を上げ、プロデューサーとしてもアリシア・キーズ(Alicia Keys)”You Don’t Know My Name”を筆頭にブランディ(Brandy)など数々のトップアーティストを手がけ、さらにその活躍の場を広げている。

一方でG.O.O.D.(Getting Out Our Dream)レーベルを立ち上げ、自主企画盤やジョン・レジェンド(John Legend)、ATCQがらみで期待を集めながらも埋もれてきた逸材コンシークエンス(Consequense)やGLCなどのアーティストをフックアップしており、これらのアーティストの活動も期待されるところ。

シャーリー・バッシーをサンプルし、いわゆる「ブラッド・ダイアモンド/コンフリクト・ダイアモンド」問題を取り合げたシングル”Diamonds are Forever”で物議を醸したのを皮切りに、2005年にはセカンドアルバム”Late Registration”を発表。ジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)をフィーチャーした”Gold Digger”やマルーン5のアダム・レビーンを迎えた”Heard ‘em Say”、注目ラッパーのルーペ・フィアスコ(Lupe Fiasco)をいち早く紹介した”Touch the Sky”など、さらに充実した楽曲を収録してソロアーティストとしての評価を確立。念願のグラミーを3部門獲得した。また、同年フルプロデュースを手がけたコモン(Common)の”Be”もヒップホップ史に残る傑作と評価され、プロデューサーとしての声望も高まるばかり。

2007年にはサードアルバム”Graduation”を発売するほか、コモンの新作”Finding Forever”発表、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、ルーペ・フィアスコとの3人によるスーパーグループ結成からアパレルブランドPastelle立ち上げなど、多忙を極めている。