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OutKast

OutKast

アウトキャスト

ダーティサウスのベテランヒップホップグループとして活動してきたアンドレ(Andre3000)とビッグボ−イ(Big Boi)は既にポップ・ミュージックのイノヴェイターとして、単なるHIPHOPという枠を超えた存在になりつつあるようだ。

94年にOrganized Noiseのバックアップでリリースしたファーストアルバム”Southernplayalisticadillacmuzik”があっという間にプラチナム・ヒットとなり、95年のSource AwardではBest New Rap Groupに選ばれる。Atrantaを代表する存在となった彼らが96年にリリースしたセカンドアルバム”ATliens”、続くサードアルバム “Aquenimi”のいずれも100万枚を越えるセールスを記録するなど、アメリカ本国では当初から相当な人気を誇っていたが、日本などでの知名度は低く、かなりコアなアーティストとしての見られ方をしていた。

そしてセルフプロデュースまで行うようになった2000年の4thアルバム、”Stankonia”でその枠を飛び越え、”B.O.B.”、 “Ms. Jackson”といったシングルがポップチャートでも大ヒットを記録する。このころには従来のHIPHOPを越える、ジャンルを超越するようなビートメイキングとパワフルなラップ、それにと2人の対照的なキャラクターが人気を集めるようになった。その後、Atlantaのシーンをリードしてきた彼らの主導により、同郷のグッディ・モブ(Goodie Mob)らとダンジョン・ファミリー(Dungeon Family)というゆるいクルーを組織、この名義でのアルバム”Even in Darkness”をリリース。そして迎えた2003年には2枚組み(というよりそれぞれのソロアルバムのセット)アルバム”Speakerboxxx / The Love Below”も大ヒット。MTV Video Music Awardsなどで数々の賞をさらうことになる。このアルバムで披露された数々のトラックに明らかなように、彼らは通常のヒップホップアーティストのアティテュードに固執せず、しかも「黒さ」を保った独特の音楽を作り出している。

2006年には自ら映画”Idlewild”を制作、主演。そのサウンドトラックも手がけるなど多才ぶりを発揮したが、一般からの支持を売るには至らなかった。

常に刺激的な方向性を模索し続けるアウトキャスト、その作品は間違いなく「現代のファンク」と呼べるもので、ある意味ではブラックミュージックの伝統に忠実なものだといえるだろう。