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Alicia Keys

Alicia Keys

アリシア・キーズ

世界のどの都市に居ても、今やその歌声を聴かない日の方が少ないのではないか、と言ってしまっても過言ではないかもしれない。マンハッタン育ち。幼少からピアノとコーラスの習熟で才覚を伸ばし、16歳の時には成績優秀者として高校を飛び級で卒業。そのままかのコロンビア大学に入学するが、より音楽を人生に求め大学を中退。1998年に、Aristaに籍を置いていた現J-Recordsの創設者クライブ・デイヴィス(Clive Davis)に見初められ、彼がJ-Recordsを立ち上げると共にアリシアも移籍。2001年に19歳でのデビューにして珠玉のフルアルバム”Songs In A Minor”をリリースする事になる。そしてその後の彼女の輝ける軌跡は、もはやコアな音楽好きならずとも知るところであろう。

「クラシックがベースなのよ」と語る彼女だが、「だから私の音楽にはクラシック的な領域がある。でも同時にブルースもジャズもR&BもHip Hopのもね」と言うとおり、大ヒットシングルで成功へのきっかけとなった”Fallin’”も、オル・ダーティー・バスタード(Ol’ Dirty Basterd)のBrooklyn Zooのピアノフレーズを引用してきた”Girl Friend”も、プリンスの名作を珠玉のカヴァーに仕上げた”How Come You Don’t Call Me”も、全て違う趣向を持った楽曲になっている。にもかかわらず、アルバム全体を通せば、確立された統一感というものがあり、それは『でも私の音楽の大部分を占めているのは「私」なのよ』と言う本人の言葉で説明が付く。

そうしてデビューアルバムで大成功を収め、競争率が高いと思われた翌年のグラミー賞でも”Song of the Year”をはじめ5部門を独り占めするという快挙を成し遂げた彼女は、2003年の冬にリリースした2ndアルバム”Diary of Alicia Keys”は、時代の寵児カニエ・ウエスト(Kanye West)をファーストシングル”You Don’t Know My Name”のプロデューサーに向かえやはり大ヒット。続くシングル”If I Ain’t Got You”もジワジワチャートを上り詰め、様々なRemixまでリリースされその人気は頂点へ。さらに第3弾となるシングル”Diary”では、トニー・トニー・トニー(Tony Toni Tone!)のラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)を向かえ、リスナーを深遠にいざなう。アルバムのプロデューサーには、先述のラファエルや、旧知のアンドレ・ハリス(Andre Harris)らのベテランも起用し、同時にティンバランド(Timbaland)やカニエ等のHip Hop界の旗手達も起用。ファーストアルバム同様に彼女の「彼女たる要素」が全てそのままに詰め込まれた、素晴らしいアルバムである。

さらに同時期にヒットを飛ばしたアッシャーとのデュエット”My Boo”を大ヒットさせた後、MTVの人気企画であった”Unplugged”を復活させ、同名のライブアルバムをリリース。エディ・ケンドリックス作品を元にした”Unbrakable”が大人気となる。

2007年、満を持してのサードアルバム”As I Am”を発表。アナログのエレクトリック・ピアノを使用、本当にいい歌を歌うことに注力した作品となり、引き続き大きな支持を獲得。先行シングル”No One”がロングヒットとなったほか、セカンドシングル”Like You’ll Never See Me Again”も多くの人の心をつかんでいる。